
東大を卒業後、戦略コンサル・VCで勤務していた「チルbot」です!
皆さんは、何かを買ったり、サービスを選ぶ際にどのような基準で決めますか?
私の場合、まずはその商品/サービスの運営会社、そして業界全体の分析を行います。運営会社の経営状況や拡大状況を分析すると、表面的な商品/サービスからは一見して見えないリスクが見えてくるからです。
これは脱毛クリニックの検討では特に重要です。実は経営難に陥り破産/倒産した脱毛サロン/クリニックは数多く、先払いした脱毛サービスが受けられず、返金もされない最悪の状況に追い込まれてしまった被害者がたくさんいるのです。
今回は、これまで倒産・破産した脱毛サロン/クリニックについて、その一覧を紹介しながら、倒産・破産の理由を分析をしたいと思います。2024年12月にアリシアクリニックが破産を申請し、多数の消費者が被害を被ったニュースは衝撃をもたらしましたが、実は破産以前にもあった悪いシグナルはなんだったのでしょうか?非常に示唆に溢れており、脱毛を考えている方であれば絶対に知っておいて損はないと断言します。
脱毛を検討している方はもちろん、ビジネスパーソンの方にも役立つ内容になっているはずです。
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はじめに|脱毛サロン選びには経営状況の安全性が最重要
2024年12月にアリシアクリニックが破産を申請したニュースは、脱毛業界に大きな衝撃をもたらしました。実は以前からもミュゼプラチナムやエタラビ、脱毛ラボなど、多くの脱毛サロンが経営難や破産をしています。こうした状況からもわかるように、脱毛サロン・クリニックを選ぶ際には「経営状況の安全性」をチェックすることが何より重要なのです。
本記事では、そんな倒産・破産が相次ぐ脱毛業界において2024年12月に破産申請を行い衝撃を与えたアリシアクリニックを取り上げ、会社情報や歴史、破綻前から明らかだった経営リスクの有無などを分析します。
あわせて、近年の業界動向や安全な脱毛サロン選びのポイント、そして筆者が最も信頼できると考えるSBCメディカルグループの最大手ブランド湘南美容クリニックについてもご紹介します。さらに、過去の破産事例でも全額保証を受けられた実績があるMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの活用法も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

全国225院に展開
2023年にゴリラクリニックを買収、2024年に上場を果たした国内最大手・SBCメディカルグループの最大ブランド。上場により経営状況の透明性とガバナンスが担保、突然の倒産リスクが極めて低い。
脱毛サロン/クリニックの倒産に関するデータ
実は脱毛サロンやクリニックの倒産や閉店/閉業は非常に多いのです。
脱毛サロン/クリニックの倒産は全体的に増えている
2024年に東京商工リサーチが実施した「エステティック業倒産動向調査」によると、脱毛サロン・クリニックを含んだエステティック業の倒産は、2024年に99件で過去最多となっています。

同様の調査は2019年にも「2019年エステティック業倒産動向調査」として行われていますが、2019年に73件で過去最多となっていた倒産数はコロナ禍で一服したものの、2023年、2024年と過去最多を更新しています。

これはおそらく、コロナ禍における補助金や支援金により一時的に倒産が抑制されたものの、支援策の終了後に実態としてのビジネスが持続できず倒産が増加したことが要因と考えられます。
小規模な個人の脱毛サロンの倒産が増えている
そして2019年調査では、倒産したエステの負債総額は29億2,200万円でしたが、その内訳は負債1億円以上の大規模なものが5件、負債1億円未満の比較的小規模なものが68件で全体の9割以上となっており、小規模な個人サロンの倒産が進んでいることがわかります。
エステティックサロンは参入障壁が低く、個人経営の個人サロンが増えていますが、施術内容の差別化ができないため顧客獲得が難しく、顧客獲得に費やす広告費などがかさんで倒産してしまうパターンが増えているのです。
大規模な脱毛クリニックの倒産も大きな話題・社会問題に
近年では大規模クリニックの倒産も世の中を騒がせています。2024年12月に破産した医療脱毛サロン「アリシアクリニック」運営会社2社の倒産では、約10万人が被害を受けました。
また、「全身脱毛サロンC3」運営の株式会社ビューティースリー(2023年9月破産、負債80億円)の被害者(債権者)は約4万6,000人、「脱毛ラボ」運営の株式会社セドナエンタープライズ(2022年8月破産、負債60億円)は約3万人、「銀座カラー」運営の株式会社エム・シーネットワークスジャパン(2023年12月破産、負債58億5,700万円)は約10万人など、大型倒産で被害者の多さが目立ちます。
有名タレントなどを起用した脱毛サロンの施術契約を信頼し、多額の前払金を支払い、未施術分が残ったまま倒産してトラブルに発展しているのです。
脱毛サロン/クリニックの倒産の影響
脱毛サロンが破綻すると、顧客が前払いした施術代の返金は困難なケースが大半です。被害者は2023年〜2024年の2年超で少なくとも約27万人に達し、信販会社やクレジットカード会社との対応に追われる利用者も少なくありません。脱毛サービス自体に対する消費者の信頼感が低下し、業界全体への不信感が広がる結果となっています。
脱毛サロン/クリニックの撤退/閉店も増えている
そして倒産や破綻まで至らずとも、事業がうまくいかずに撤退/閉店してしまうケースも増えています。
特に最近では、元NEWSの手越祐也さんがプロデュースする「TEGOSHI BEAUTY SALON」だけでなく、俳優の新田真剣佑さんがプロデュースする「AmSALON」など、有名人・芸能人の人気や知名度を武器にした脱毛サロンやクリニックが増えていますが、軒並み撤退に追い込まれているのです。
倒産・倒産騒動・閉店があった脱毛サロン/クリニックの一覧
このような脱毛サロン/クリニックの倒産・倒産騒動・閉店について、一覧にしてご説明していきます。念のため、それぞれには以下のような違いがあり、倒産となると前払いした背術代が返金されないことが多く、生活者にとっては最悪の状況です。
- 倒産:法的に破産し、事業を停止すること。 前払いした施術代は返金されないことが多い。
- 倒産騒動:倒産の噂や報道が広まっている状態で、まだ正式な倒産手続きは行われていない。
- 閉店:経営戦略の変更などで店舗を閉じること。必ずしも倒産とは限らない。
また上述したように、小規模な個人の脱毛サロンの倒産が非常に多いものの、なかなかニュースなどで報道されることはありません。そのため、大きく話題になった大手の脱毛サロン/クリニックに限ったものということを断らせていただきます。
これまでに倒産した大手脱毛サロン/クリニック一覧
まずは、これまでに倒産した大手脱毛サロン/クリニックの一覧です。倒産時期、サロン/クリニックの概要、倒産の背景含めてご覧いただけたらと思います。
倒産時期 | サロン/クリニック概要 | 倒産の背景 | |
---|---|---|---|
エピドール | 2007年 | 全国に複数店舗を展開していた脱毛サロン。 | 経営不振による資金繰りの悪化。 |
ビューティーネプチューン | 2007年 | 全国展開していた大手脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
銀座ビューティークリニカル | 2007年 | 銀座を中心に展開していた脱毛サロン。 | 経営不振による資金繰りの悪化。 |
FRIGG | 2009年 | 全国に複数店舗を展開していた脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
Pure | 2013年 | 全国展開していた大手脱毛サロン。 | 経営不振による資金繰りの悪化。 |
エターナルラビリンス | 2017年 | 会員数約10万人を抱える大手脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
脱毛ラボ | 2022年 | 全国に多数の店舗を展開していた大手脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
シースリー | 2023年9月 | 全国63店舗を展開していた脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
銀座カラー | 2023年12月 | 全国約50店舗を展開し、会員数約10万人を抱える大手脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
ビー・エスコート | 2024年11月 | 全国に多数の店舗を展開していた大手脱毛サロン。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
アリシアクリニック | 2024年12月 | 全身医療脱毛を提供するクリニックで、全国に複数の院を展開。 | 経営不振と資金繰りの悪化。 |
これらのうち、いくつかの代表的な事例については個別の記事にして解説しているので、機になる方はぜひご覧ください。
これまでに倒産騒動があった大手脱毛サロン/クリニック一覧
続いては、これまでに倒産騒動があった大手脱毛サロン/クリニックの一覧です。倒産騒動の時期、サロン/クリニックの概要、倒産騒動の背景含めてご覧いただけたらと思います。
倒産騒動の時期 | サロン/クリニック概要 | 倒産騒動の背景 | |
---|---|---|---|
ミュゼプラチナム | 2015年8月 | 会員数約270万人を抱える大手脱毛サロン。 | 運営会社の任意整理により、倒産の噂が広がったが、事業は継続。 |
キレイモ | 2023年10月 | 全国に多数の店舗を展開していた大手脱毛サロン。 | 経営不振による資金繰りの悪化が報じられ、倒産の噂が広がったが、事業は継続。 |
これらのうち、いくつかの代表的な事例については個別の記事にして解説しているので、機になる方はぜひご覧ください。
これまでに閉店した大手脱毛サロン/クリニック一覧
最後に、これまでに閉店した大手脱毛サロン/クリニックの一覧です。閉店の時期、サロン/クリニックの概要、閉店の背景含めてご覧いただけたらと思います。
閉店時期 | サロン/クリニック概要 | 閉店の背景 | |
---|---|---|---|
TEGOSHI BEAUTY SALON | 2022年5月 | 元NEWSの手越祐也さんがプロデュースしたサロンで、約1年半の営業後に全店閉店。 | 詳細な閉店理由は公表されていませんが、競争の激化や集客の課題が影響したと考えられます。 |
AmSALON | 2022年5月 | 俳優の新田真剣佑さんがプロデュースしたサロンで、約1年の営業後に全店閉店。 | 詳細な閉店理由は公表されていませんが、競争の激化や集客の課題が影響したと考えられます。 |
ラドルチェ | 2023年5月 | 関西を中心に8店舗を展開していたが、全店舗を閉鎖。 | 詳細な閉店理由は公表されていませんが、競争の激化や集客の課題が影響したと考えられます。 |
epiler | 2023年12月 | 大手エステチェーンTBCが運営する脱毛専門サロンで、全国に店舗を展開していたが、全店閉店。 | 公式発表では、事業戦略の見直しとされています。 |
これらのうち、いくつかの代表的な事例については個別の記事にして解説しているので、機になる方はぜひご覧ください。
脱毛サロン/クリニックの倒産の理由と業界の現状
このように倒産・倒産騒動・閉店という違いはあれど、脱毛サロン/クリニックは苦境に陥りやすく、それには構造的な理由があります。上述した個別の事例に共通する理由や背景をご説明させていただきます。これが理解できれば、逆に倒産の可能性が低い脱毛サロン/クリニックがわかるので、脱毛を検討している方にも必ず役立つはずです。
脱毛業界の激しい競争環境
脱毛サロンやクリニック業界は、参入障壁の低さから新規参入者が増加し、競争が激化しています。サービスの差別化が難しいため、多くの事業者が広告投資や価格競争に頼る傾向にあります。問題点としては以下の通りです。
- 参入障壁の低さ: 初期投資が比較的少なく、誰でも容易に市場に参入できるため、競合が増加します。
- 競合優位性の欠如: 技術やサービス内容での明確な差別化が難しく、価格や広告での競争に陥りやすい。
- 広告投資競争: 各サロンが有名タレントの起用や大規模な広告キャンペーンに投資することで、広告費が市場全体で急増し、持続可能な経営が困難になります。
事例として、脱毛ラボは、有名タレントを起用した広告活動により一時的に売上を伸ばしましたが、同時に広告費の過剰投資を行いました。競合他社も同様に広告費を増大させた結果、市場全体で広告費競争が激化。脱毛ラボは広告費の負担が増大し、最終的に債務超過に陥り、倒産に至りました。
競争環境が激しい市場では、価格や広告に依存せず、技術やサービス内容での差別化を図ることが重要です。持続可能な広告戦略を構築し、過剰な広告投資による経営圧迫を避けるためのバランス感覚が求められます。
広告による売上増で勘違いしやすい
多くの脱毛サロンやクリニックは、顧客からの前払い金を事業資金として活用するビジネスモデルを採用しています。このモデルは短期的なキャッシュフローの改善には寄与しますが、持続可能性に欠けるリスクがあります。
- 資金繰りの不安定性: 前払い金に依存するため、新規顧客の獲得が停滞すると資金繰りが急激に悪化します。
- 収益回収の遅延: 前払い金は短期的な資金調達には有効ですが、実際の施術収益の回収には時間がかかり、長期的な財務安定性が損なわれます。
- 顧客依存リスク: 顧客数の増加に依存するビジネスモデルは、市場環境の変化や競合の動向に非常に敏感です。
事例として、アリシアクリニックは、顧客からの前払い金を基盤に事業拡大を図りました。しかし、新規顧客の獲得が思うように進まず、資金繰りが厳しくなる中で広告投資を継続。結果として、自転車操業的な経営が破綻し、最終的に倒産に至りました。
経営判断のミスによる資金繰りの悪化
脱毛サロンやクリニック経営者が短期的な売上増を当てにして過剰な広告投資や無理な店舗拡大を行うことで、資金繰りが悪化しやすくなります。特に、広告効果に依存した成長戦略は、持続的な収益基盤の構築が難しい場合に経営危機を招きます。
- 広告投資の過信: 広告投資が短期的な売上増に繋がると過信し、過剰な投資を行う。
- 経営リソースの分散: 無理な店舗拡大や新ブランドの立ち上げにより、経営資源が分散し、効率的な運営が困難になる。
- 競争環境への対応不足: 激しい競争環境の中で、広告投資を続けなければ売上が維持できない状況に陥り、資金繰りが急激に悪化。
事例として、アリシアクリニックは、有名タレントを起用した広告キャンペーンに成功し、一時的に売上を伸ばしました。しかし、その成功体験に基づき、さらに広告投資や新ブランド「じぶんクリニック」の立ち上げを行いました。結果として、固定費の増加と新規顧客の獲得不足により、資金繰りが悪化。最終的に経営破綻に至りました。
短期的な成果に依存せず、長期的な視点で経営戦略を策定することが重要です。広告投資や店舗拡大は、持続可能な成長を見据えた計画的な実施が求められます。また、経営リソースの適切な配分とリスク管理が不可欠です。
倒産/破産する脱毛サロン/クリニックの見分け方
脱毛サロン/クリニックの破産は、利用者にとって大きなリスクとなります。高額な前払い金を支払ったにもかかわらず、施術が受けられなくなるケースや返金が困難になることがあります。本セクションでは、破産する可能性の高いクリニックを事前に見分けるための具体的なポイントと、実際の事例を通じてその見分け方を解説します。これにより、安全に医療脱毛サービスを利用するための指針を提供します。
- 会社の基礎情報
- 歴史/沿革(事業売却を繰り返していないか)
- 事業/サービス(ポジショニングはユニークか)
- 規模拡大の状況(成長に無理がないか)
- 採用/研修の内容(人材投資の状況)
それぞれでのチェック事項については以下で詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。
①会社の基礎情報
「会社の基礎情報」では、運営会社や社長など基礎的な会社の情報を整理します。
かつては元ホストの社長が経営していた脱毛サロン・エタラビが破産を迎えたこともあります。もちろん経歴が全てではありませんが、ネガティブな情報がないかどうかをチェックします。
②歴史/沿革(事業売却を繰り返していないか)
「歴史/沿革」では、主に「事業売却を繰り返している歴史がないかどうか」をチェックします。
実は多くの脱毛サロンは事業売却を繰り返しています。例えば女性専用の脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」は、「ジンコーポレーション→RVH」、「RVH→G.Pホールディング」と2回事業譲渡をされた経緯があります。そして1回目は事実上の経営破綻、2回目は営業損益6億5000万円で赤字の状態でした。
事業売却を繰り返している脱毛サロン・クリニックは、将来再び売却され得る不安定な経営状況にある可能性が高いのです。
③事業/サービス(ポジショニングはユニークか)
「事業/サービス」では、競合に対してどのような立ち位置/ポジショニングで事業を行っているかをチェックします。
脱毛サロンは根本的には差別化が難しく、参入障壁も比較的低い事業です。そのため脱毛市場が成長しているとはいえ、差別化ができておらず、他社に真似されてしまうような立ち位置のサロン・クリニックは将来的に脅威に晒されるはずです。
他者が真似しにくく、中長期的に安定するような事業・サービスの立ち位置が取れているかはどんな事業でも重要です。
④規模拡大の状況(成長に無理がないか)
「規模拡大の状況」では、CMや広告などの「プロモーション」、そして「店舗数の拡大」の2つをチェックします。
脱毛サロンの典型的な失敗例として「規模拡大を急いで債務超過に陥る」というものがあります。実際に「エタラビ」「脱毛ラボ」「ミュゼ」などの脱毛サロンは、2016年ごろに有名タレントを起用したCMキャンペーンを立て続けに行っています。
その結果、高額な広告費用を回収しきれないだけでなく、店舗拡大が追いつかず、予約が取れない状況から苦情が殺到しました。そしてこれら全ての会社が経営難に追い込まれているのです。
脱毛サロン・クリニックのプロモーション、無理ない店舗拡大は経営の安定性を図る重要な指標だと考えています。
⑤採用/研修の内容(人材投資の状況)
「採用/研修の内容」では、脱毛サロン/クリニックが安定して人材採用や人材への投資を行なっているかをチェックします。
実はどんな会社でも採用や求人の状況は、企業の安定性を図る非常に重要な情報です。例えばパートタイムの採用ばかりだと、不安定な経営状況でいつでもリストラできる人員を求めているとも解釈できます。一方で正社員採用や新卒採用がある場合は、中長期的に雇用を行い人材投資をしようという経営姿勢や安定性が見て取れます。
そしてそもそも採用や求人がない場合は事業進捗が思わしくないシグナルにもなるのです。
採用・求人状況は、スタートアップなど含めてなかなか企業情報が出てこない会社に対して非常に有効な分析項目なのです。
倒産/破産の危険がある脱毛サロン/クリニックは絶対に選んではいけない!
このように、万が一通っている脱毛サロンが潰れる・破産する・倒産するようなことがあった場合には、返金もされず、サービスも受けられないことが一般的です。
過去にはエタラビや脱毛ラボが倒産した際には、弁護士を通じて集団訴訟を検討する方もいたようですが、そもそもその手間暇は果てしなく、結局は泣き寝入りになってしまうことが多いはずです。
そのため、私は脱毛を検討している方には「倒産や破産のリスクがないサロンやクリニックを選ぶこと」を他のどんなことよりも大切にしてほしいと考えています。これは実際に世の中で起こった事実なのです。
【筆者おすすめ】最も信頼できるSBCメディカルグループとは?
SBCメディカルグループは、2023年にゴリラクリニックを買収した名実ともに国内最大規模の美容医療法人です。そしてグループ各クリニックの中でも、SBCメディカルグループの本体・湘南美容クリニックは業界最大級の規模を誇ります。
- 全国120院以上を展開する大手グループ
- 年間来院数は500万人超(国内最大規模)
- 多角的な事業展開(美容医療のほか、AGA治療・歯科・婦人科など)
- 大手ゆえに資金力があり、倒産リスクが低い
実際、2024年末のアリシアクリニック破産のように、中堅の脱毛クリニックでも経営が立ち行かなくなるケースはあり得ます。一方、巨大資本を背景に全国展開しているクリニックは、仮に一部院が赤字になってもグループ全体でリスクを吸収できる体制が整っていることが多いです。
「絶対に潰れない」クリニックは存在しないものの、SBCメディカルグループは業界内でもトップクラスの経営規模を誇るため、経営破綻リスクをより小さくしたい方におすすめです。
まとめ
アリシアクリニックの破産騒動について、その理由や原因を説明させていただきました。
こうしてビジネス的な側面から見てみると、「事業譲渡を繰り返している脱毛サロンは選ばない方が良い」など新しい側面が見えてくるのではないでしょうか。他のポイントも含めて脱毛を検討している方に向けた選び方や基準はこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください!