
東大・海外大を卒業後、外資メーカー・戦略コンサル・VCで勤務していた「チルbot」です!
皆さんは、何かを買ったり、サービスを選ぶ際にどのような基準で決めますか?
私の場合、まずはその商品/サービスの運営会社、そして業界全体の分析を行います。運営会社の経営状況や拡大状況を分析すると、表面的な商品/サービスからは一見して見えないリスクが見えてくるからです。
これは脱毛クリニックの検討では特に重要です。実は経営難に陥り破産/倒産した脱毛サロン/クリニックは数多く、先払いした脱毛サービスが受けられず、返金もされない最悪の状況に追い込まれてしまった被害者がたくさんいるのです。
今回は、脱毛サロン・湘南美容クリニックについて、運営会社や事業の分析をしたいと思います。脱毛を検討している方はもちろん、ビジネスパーソンの方にも役立つ内容になっているはずです。
(※脱毛含む様々な経験/分析の中でも最もおすすめなのが裸眼生活が手に入るICL手術です、是非こちらから合わせてご覧ください)
※ステマ規制への対応方針:当サイトの運営にあたっては、実体験を元に公平性/客観性を心掛け、読者の皆様を第一に取り組んでいます。商品提供や広告依頼を受け、広告/PRの内容が含まれることもありますが、コンテンツの基準や判断軸には一切関与させておりません。
はじめに|脱毛サロン選びには経営状況の安全性が最重要
2024年12月にアリシアクリニックが破産を申請したニュースは、脱毛業界に大きな衝撃をもたらしました。実は以前からもミュゼプラチナムやエタラビ、脱毛ラボなど、多くの脱毛サロンが経営難や破産をしています。こうした状況からもわかるように、脱毛サロン・クリニックを選ぶ際には「経営状況の安全性」をチェックすることが何より重要なのです。
本記事では、そんな倒産・破産が相次ぐ脱毛業界において注目されているゴリラクリニックを取り上げ、会社情報や歴史、経営リスクの有無などを5つのポイントから分析します。ゴリラクリニックは「男性専門×医療脱毛」のパイオニア的存在として注目されてきました。さらに2023年には、2024年にアメリカのNASDAQ市場にも上場した大手美容医療グループ・SBCメディカルグループに買収され、傘下で更なる成長を遂げています。
あわせて、近年の業界動向や安全な脱毛サロン選びのポイント、そして筆者が最も信頼できると考えるSBCメディカルグループの最大手ブランド湘南美容クリニックについてもご紹介します。さらに、過去の破産事例でも全額保証を受けられた実績があるMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの活用法も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

全国225院に展開
2023年にゴリラクリニックを買収、2024年に上場を果たした国内最大手・SBCメディカルグループの最大ブランド。上場により経営状況の透明性とガバナンスが担保、突然の倒産リスクが極めて低い。
潰れない脱毛サロンの選び方:分析の5つのポイント
それでは早速ですが、湘南美容クリニックについて、脱毛サロンを選ぶ以下の5つのポイントから分析していきたいと思います。
- 会社の基礎情報
- 歴史/沿革(事業売却を繰り返していないか)
- 事業/サービス(ポジショニングはユニークか)
- 規模拡大の状況(成長に無理がないか)
- 採用/研修の内容(人材投資の状況)
それぞれについては以下で詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。
①会社の基礎情報
「会社の基礎情報」では、運営会社や社長など基礎的な会社の情報を整理します。
かつては元ホストの社長が経営していた脱毛サロン・エタラビが破産を迎えたこともあります。もちろん経歴が全てではありませんが、ネガティブな情報がないかどうかをチェックします。
②歴史/沿革(事業売却を繰り返していないか)
「歴史/沿革」では、主に「事業売却を繰り返している歴史がないかどうか」をチェックします。
実は多くの脱毛サロンは事業売却を繰り返しています。例えば女性専用の脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」は、「ジンコーポレーション→RVH」、「RVH→G.Pホールディング」と2回事業譲渡をされた経緯があります。そして1回目は事実上の経営破綻、2回目は営業損益6億5000万円で赤字の状態でした。
事業売却を繰り返している脱毛サロン・クリニックは、将来再び売却され得る不安定な経営状況にあると思われるのです。
③事業/サービス(ポジショニングはユニークか)
「事業/サービス」では、競合に対してどのような立ち位置/ポジショニングで事業を行っているかをチェックします。
脱毛サロンは根本的には差別化が難しく、参入障壁も比較的低い事業です。そのため脱毛市場が成長しているとはいえ、差別化ができておらず、他社に真似されてしまうような立ち位置のサロン・クリニックは将来的に脅威に晒されるはずです。
他者が真似しにくく、中長期的に安定するような事業・サービスの立ち位置が取れているかはどんな事業でも重要です。
④規模拡大の状況(成長に無理がないか)
「規模拡大の状況」では、CMや広告などの「プロモーション」、そして「店舗数の拡大」の2つをチェックします。
脱毛サロンの典型的な失敗例として「規模拡大を急いで債務超過に陥る」というものがあります。実際に「エタラビ」「脱毛ラボ」「ミュゼ」などの脱毛サロンは、2016年ごろに有名タレントを起用したCMキャンペーンを立て続けに行っています。
その結果、高額な広告費用を回収しきれないだけでなく、店舗拡大が追いつかず、予約が取れない状況から苦情が殺到しました。そしてこれら全ての会社が経営難に追い込まれているのです。
脱毛サロン・クリニックのプロモーション、無理ない店舗拡大は経営の安定性を図る重要な指標だと考えています。
⑤採用/研修の内容(人材投資の状況)
「採用/研修の内容」では、ゴリラクリニックが安定して人材採用や人材への投資を行なっているかをチェックします。
実はどんな会社でも採用や求人の状況は、企業の安定性を図る非常に重要な情報です。例えばパートタイムの採用ばかりだと、不安定な経営状況でいつでもリストラできる人員を求めているとも解釈できます。一方で正社員採用や新卒採用がある場合は、中長期的に雇用を行い人材投資をしようという経営姿勢や安定性が見て取れます。
そしてそもそも採用や求人がない場合は事業進捗が思わしくないシグナルにもなるのです。
採用・求人状況は、スタートアップなど含めてなかなか企業情報が出てこない会社に対して非常に有効な分析項目なのです。
湘南美容クリニックの分析
それでは、これらのポイントに基づいてゴリラクリニックの分析を進めていきます。
①会社の基礎情報
それでは、まず「会社の基礎情報」について、運営会社や社長など基礎的な会社の情報を見ていきましょう。
湘南美容クリニックとは
湘南美容クリニックは、「究極の3方良しを実現する」というビジョンのもと、医療レーザー脱毛サービスを提供する総合美容クリニックです。脱毛サービス以外にも、美容整形、AGA薄毛治療、審美歯科治療など、男性のお悩みに応えるあらゆるサービスラインが揃っており、国内外にクリニックを展開しています。
湘南美容クリニックの運営会社概要
湘南美容クリニックの運営会社は、2000年3月に設立された「SBCメディカルグループ」です。
2000年3月に設立され、現在では日本国内外に224院を展開する大手医療グループです。2024年9月には米国NASDAQ市場への上場を果たし、グローバルな医療ネットワークの構築を進めています。グループ内には、医療法人湘美会、医療法人孝和会、医療法人菜寿会、医療法人愛恵会、医療法人樹慶会など、多様な医療法人が所属しており、美容医療のみならず、不妊治療、歯科、整形外科などの保険診療分野にも事業を拡大しています。
また、SBCメディカルグループは、湘南美容クリニック以外にも、リゼクリニックやゴリラクリニックなど、多様なブランドを傘下に持ち、それぞれの専門性を活かした医療サービスを提供しています。これらの取り組みにより、同グループは総合医療グループとしての地位を確立しています。
「医療法人」は通常の会社である「法人」とは異なり、医療法の定めにより、病院・医師が常に勤務する診療所または介護老人保健施設を開設する組織です。 医療法人の設立にあたっては定款または寄附行為を作成し、診療業務に必要な施設や資産を有して各都道府県知事から認可を得る必要があるのです。
後述しますが、湘南美容クリニックは医療機関しか提供できない「レーザー脱毛」を提供しています。一方で、「脱毛サロン」で提供される「光脱毛」は資格なしで提供できるものです。
事業内容 | 病院経営、専門医療、美容医療、商品開発、保険診療から自由診療までのトータル医療サービス |
創業 | 2000年3月 |
従業員数 | 9,653名(2024年7月時点) |
グループ会社 | 医療法人湘美会、医療法人孝和会、医療法人菜寿会、医療法人愛恵会、医療法人樹慶会、株式会社湘美会、ランジェコスメティーク株式会社、SBCメディカルグループ株式会社 |
本社所在地 | 〒163-1312 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー3F |
湘南美容クリニックの社長・経営者
湘南美容クリニックの運営会社、SBCメディカルグループの創業者、そして代表院長は相川佳之氏です。相川氏は2000年に「湘南美容外科クリニック」を開院、その後SBCメディカルグループを設立して日本最大の美容クリニックへと導きます。
著書やTV出演も多く、東日本大震災への支援やカンボジアでの小学校建設など数々の社会活動にも携わっています。
相川氏は湘南美容外科クリニックを4人で開院した時から「日本で最もお客様に来ていただける美容クリニックにする」と決めていたそうです。開院当初の10年で100院という目標は、2020年に101院・従業員4354人に到達して見事達成されました。
そして「2035年までに日本で最もお客様が来てくれる医療グループになる」という更なる目標も掲げています。
年 | 出来事 |
---|---|
1970年 | 誕生 |
1991年 | 日本大学医学部に入学 |
1997年 | 日本大学医学部卒業。医師国家試験合格。同年、現在のがん研有明病院麻酔科に勤務 |
1998年 | 都内大手美容外科に勤務 |
2000年 | 日本大学医学部を卒業後、神奈川県藤沢市に「湘南美容外科クリニック」を開院 |
2024年 | 米国NASDAQ市場にSBCメディカルグループを上場 |
以上より、湘南美容クリニックの会社情報には特にネガティブなものは見当たりませんでした。
②歴史/沿革
続いて「歴史/沿革」について、事業売却の繰り返しなどネガティブな歴史がないかをチェックします。
湘南美容クリニックの歴史は、2000年の湘南美容外科クリニックの開院まで遡ります。そのまま順調に規模拡大を続け、2007年には上海に初の海外展開を行い、現在の国内最大手の座に至ります。
年 | 出来事 |
---|---|
2000年 | ・相川佳之が神奈川県藤沢市に湘南美容クリニックを開院 |
2001年 | ・初の分院となる横浜院を開院。安心リラックス麻酔を開発。 |
2003年 | ・新宿アイランドタワー内に新宿本院を開院。 ・また初の著書となる『医師が教えるビューティ バージンロードの歩き方』『愛される匂い美人になる。』を出版。 |
2004年 | ・渋谷院、大阪院、名古屋院を開院。 ・福岡院、大宮院、千葉院開院。 |
2007年 | ・湘南美容・歯科、新宿ANNEX院、札幌院開院。初の海外開院(上海) |
2008年 | ・南青山メディカルエステティック表参道院、町田院、川崎院、柏院開院。 |
2009年 | ・立川院開院、SBC新宿近視クリニック、池袋院、南青山メディカルエステティック南青山院開院。 ・大阪心斎橋院、SBC新宿近視クリニック大阪院開院。 ・SBC新宿近視クリニック横浜院、上野院開院。 |
2012年 | ・六本木レディースクリニックを開院し、不妊治療に参入。 |
2013年 | ・湘南AGAクリニックを開院し、薄毛治療を開始。 |
2014年 | ・西新宿整形外科クリニックを開院。 ・ベトナム・ホーチミン市に湘南美容クリニックベトナム院を開院し、海外展開を本格化。 |
2015年 | ・両国駅前病院をM&Aし、湘南メディカル記念病院として開院。 |
2019年 | ・アメリカ・アーバインに湘南美容クリニックアーバイン院を開院。 |
2021年 | ・顎顔面・口腔外科に特化したリッツ美容外科がSBCメディカルグループに加入。 |
2023年 | ・リゼクリニック、ゴリラクリニックをフランチャイズ化し、約50院をグループに追加。 |
2024年 | ・SBCメディカルグループホールディングスがNASDAQに上場。 |
これ以上なく順調に経営・成長を遂げていると思いますが、当初は試行錯誤の連続だったようです。
何かに特化することが怖くて、何でもできますと、広く浅くやっていこうとしていましたが。でも、これではなかなか勝てない。競合が多いときほど、“狭く深く”特徴を出すのが大事です。
また、他業種の成功事例を持ち込むことも徹底しており、料金設定をオープンにしたり、ビフォー・アフター写真をホームページに公開するなど、当時美容クリニックとしては異例だった情報開示を徹底的に実施したそうです。
また経営者のインタビューメディア「SUPER CEO」に相川氏のインタビューが掲載されており、相川氏の経営方針を垣間見ることができます。ライバルを徹底研究して独自の強みを作り、採用と教育を通した人材投資にが重要だと述べており、僭越ながら、20年以上最前線に立ち続けるだけある非常に優秀な経営者だと感じました。
- 徹底した競合調査と、自身のナンバーワンづくり
- 最強のチームを作る採用と教育
以上より、湘南美容外科クリニックの歴史・沿革には特にネガティブなものは見当たりませんでした。
③事業/サービス
続いて「事業/サービス」について、湘南美容外科クリニックが競合に対してどのような立ち位置で事業を行っているかをチェックしていきましょう。
若干ネタバレになりますが、私は湘南美容外科クリニックは以下のように、医療脱毛×施術の幅広さで独自のポジショニングができていると分析しています(左下の美容脱毛×脱毛専門は激戦区です)。

湘南美容外科クリニックの特徴①:医療レーザー脱毛
湘南美容外科クリニックの特徴の1つ目は病院・医師が常に勤務する「医療法人」として「医療レーザー脱毛」を提供していることです。
脱毛には主に以下の3種類があり、レーザー脱毛は医師免許・看護師免許などの資格がなければ提供できないのです。
光脱毛 (美容脱毛) | ニードル脱毛 (美容電気脱毛) | レーザー脱毛 (医療脱毛) | |
---|---|---|---|
処置 | 光で毛根にダメージを与える | 針を刺し電流で一本ずつ処理 | レーザー光で毛根を破壊する |
特徴 | 2000年代に登場した 最も新しい脱毛方法。 近年でも新しい手法が登場。 | 150年近い歴史を持つ脱毛方法で、 ダンディハウス・メンズTBCなど 歴史あるクリニックが主流 | 1980年代に登場した 比較的新しい脱毛方法。 費用は高額でお試しはない |
効果 | 弱い | 強い | 強い |
痛みの弱さ | 弱い | かなり痛い | かなり痛い |
お試しの費用 | |||
自己処理を減らすために 必要な通院数と費用 | 8〜10回 (8〜10万円) | 5〜6回 (15〜20万円) | 5〜6回 (7〜9万円) |
ツルツルにするために 必要な通院数と費用 | 〜25回 (20-22万円) | 〜15回 (25-35万円) | 〜13回 (13-18万円) |
湘南美容外科クリニックでは、医療脱毛であるレーザー脱毛に加え、手軽にできる光脱毛も併せて提供しているようです。
また湘南美容外科クリニックの脱毛機器は、ウルトラ美肌脱毛とメディオスター、ジェントルレイズの3種類です。
ウルトラ美肌脱毛はIPL式の美容脱毛機で、メディオスター・ジェントルレイズは医療脱毛機となっています。メディオスターは蓄熱式と呼ばれる仕組みで産毛や薄い毛にも効果がありますが、一部の院のみの扱いです。
ウルトラ美肌脱毛 | メディオスター | ジェントルレイズ | |
---|---|---|---|
対象院 | 全ての院 | 一部の院のみ | 全ての院 |
脱毛の種類 | 美容脱毛 (光脱毛・IPL) | 医療脱毛 (ダイオードレーザー) | 医療脱毛 (アレキサンドライトレーザー) |
概要 | 毛根のメラニン色素に反応する光を照射、発熱。発毛を促す毛母細胞や毛乳頭にダメージを与えて発毛を抑制する | 発毛を促すバルジ領域に弱いレーザーを繰り返し照射、熱ダメージが蓄積されバルジ領域が破壊され発毛が抑制 | 毛の黒い色に吸収されるレーザー光線を照射、毛にレーザーが当たると熱を放出、熱で毛を成長させる組織を破壊 |
即効性 | 2週間程度で毛が抜ける | 2週間程度で毛が抜ける | 1週間程度で毛が抜け落ちる |
痛みの弱さ | 少ない | 少ない | 普通 |
肌質の相性 | メラニンに反応するため日焼け肌はNG | 日焼け肌もOK | メラニンに反応するため日焼け肌はNG |
毛との相性 | 濃くて太い毛:◯ 産毛や薄い毛:△ | 濃くて太い毛:◯ 産毛や薄い毛:◎ | 濃くて太い毛:◯ 産毛や薄い毛:△ |
これら3つの脱毛機を目的や箇所によって使い分けて施術を行なっているのです。
湘南美容外科クリニックの特徴②:トータルメンズ美容クリニック
湘南美容外科クリニックの特徴の2つ目は、脱毛以外にも男女のあらゆる施術に対応した「トータル美容クリニック」であることです。湘南美容外科クリニックが対応している施術には以下のようなものがあります。
- 二重・目元整形
- 若返り・エイジングケア
- 小顔整形・フェイスライン
- 鼻整形
- 美容皮膚科
- 医療脱毛・医療レーザー脱毛
- 医療レーザー外来
- しわ取り
- 医療ダイエット・部分瘦せ
- 脂肪吸引
- お腹 部分痩せ
- 二の腕 部分痩せ
- 太もも 部分痩せ
- 顔 部分痩せ
- 豊胸・バストの修正
- ワキガ・多汗症治療
- 婦人科形成
- 刺青(タトゥー)除去
- 美容点滴・美容注射
- 内服・外用薬・その他商品
- アートメイク
- 他院修正
- その他の特殊治療
- 男性美容
- 歯列矯正
- インプラント
- ホワイトニング
- 薄毛治療
- 視力回復・屈折矯正
- 整形外科
- 不妊治療
- ホルモン治療関連
- 健診関連(健康診断・人間ドック・乳がん検診・胃カメラ)
男女双方に向けてこれだけ多くの診療内容・施術を揃えた美容クリニックは、湘南美容外科クリニック以外にはありません。
脱毛やスキンケアで湘南美容外科クリニックを利用した患者は、薄毛やニキビ治療などが気になったときにも、また湘南美容外科クリニックを利用しようと思うことでしょう。ビジネス的に言うとクロスセルが見込めて顧客1人あたりLTVが伸びると言うことです。
つまり、顧客からの収益源が脱毛サービスのみの脱毛専用サロンに対して、収益基盤は安定しているといえます。一方で、多くの施術メニューを用意するために、スタッフの専門性や治療器具も加えて必要になると欠点もあります。
また、総合力では間違いなく国内No1だと思いますが、「なんでもできる」湘南美容外科クリニックに対して、ゴリラクリニックなどが「男性専用」というポジショニングで新規参入しているということでしょう。
以上より、湘南美容クリニックの事業・サービス内容については、「国内No1の規模」「医療脱毛」「圧倒的に幅広い施術」と言う差別化ができていると評価します(差別化よりも王者の戦略というほうが正しいかもしれません)。
④規模拡大の状況
続いて4つ目のチェックポイント「規模拡大の状況」では、CMや広告などの「プロモーション」、そして「店舗数の拡大」の2つについて無理な規模拡大が行われていないかをチェックします。一方で、湘南美容クリニックについては、他の脱毛クリニックとは異なり「運営会社が上場している」という背景があるのでまずはこちらから説明したいと思います。
湘南美容外科クリニックの上場が意味すること
湘南美容外科クリニックの運営会社・SBCメディカルグループホールディングスは、2024年9月18日に米国NASDAQ市場への上場を果たしました。この上場により、日本を代表する医療グループとしての地位をさらに強固なものとしています。ティッカーシンボルは「SBC」で、当然誰でも株式を買うことができる状態です。
NASDAQへの上場は、SBCの経営の透明性と信頼性を国際的に示すものです。上場に際しては、財務状況やガバナンス体制、事業の持続可能性など、多角的かつ厳密な評価が行われます。さらに上場後は四半期ごとに業績や事業活動を開示する義務があり、多くの投資家やステークホルダーの監視下に置かれます。これにより湘南美容外科の経営の透明性が保たれているのです。
一方、非上場のクリニックやサロンでは、財務情報の開示義務がなく、経営状況が不透明な場合があります。そのため、突然の経営破綻やサービス停止といったリスクが存在し、脱毛ラボやアリシアクリニックのようにリスクが現実になってしまうケースも多々あります。SBCのように上場企業であることは、こうしたリスクが極めて低い状態なのです。
また、上場によって得られる資金調達の機会を活用し、SBCはさらなる事業拡大やサービス向上を図ることが可能となります。これによって利用者がより質の高い医療サービスを受けられることも期待されます。
実際にSBCメディカルグループホールディングスCEO相川佳之氏は買収の意図をSNSで以下のように語っています。
こんにちは、SBCメディカルグループ代表相川です。 今日は昨年の7月に私にとって人生最大の勝負であったリゼ、ゴリラクリニックの買収の理由についてお話ししたいと思います。 2022年のある日、SBCのM&A担当者からとても面白い案件があると言って 話が出たのがこのリゼ、ゴリラの買収案件でした。 創業されたのは、医師でそこからゴールドマンサックスなどにも所有されたあと ネット広告を得意とする会社が完全に買収されその経営者が他にやりたい事業があるという事で売却を考えているとの事でした。 我々はライバルとして常に注目していた企業だっただけに、大変興味深く 中身を知れば知るほどより魅力的に感じたのを思い出します。 何が魅力的だったかというと企業文化がまるで違ったのです、私が創業した湘南美容クリニックは私が情熱で引っ張るスタイルで超体育会系、みんなで集まり飲んで夢を語り、またドクターを個性を打ち出して、集い競い合う。 しかし、リゼ、ゴリラクリニックの文化は大きく違い、ドクターの個別ブランディングは一切なし、ドクター同士が集まることもない、クリニックの飲みニケーションもないし、インセンティブもない。 なのに2022年度は50院で250億円の売上で高利益率プラス湘南美容クリニックと同じ無借金経営で、、 唯一問題となったのは、湘南美容とゴリラクリニックは男性脱毛市場の1位と2位 女性脱毛市場は1位と4位だったので独占禁止法に引っかかるのでは?と心配しましたが、管轄省庁に確認したところそれは問題ないということでクリアーになりました。 湘南美容クリニックの理事長をしていた時の悩みの一つはドクターが個人ブランディングをしていくスタイルなので、離職、独立が起こると業績に影響が出やすいという事です。 現在でもトップドクターが離職すると1%〜2%ぐらい業績に影響が出ますが、ドクターが20名しかいなかった頃は、人気ドクターが一人退職すると20%ぐらいマイナス業績になっていた時期もありました。 しかし、リゼゴリラクリニックは全くもってしてドクターの個人ブランディングがないので、ドクターが離職しても全く影響がないにも関わらず好業績、高利益率という私のやり方を真逆に行きながら成功している恐るべき企業だったのです。
また2022年頃より男性の美容医療に対する需要が急に高まっていた時期でもありました。 ゴリラクリニックが開院された当初、初めてネーミングを聞いた時は正直そんな名前で流行るわけないと思っていましたが、蓋を開けてみたら男性脱毛ではSBCよりもマーケットシェアをとっていました、我々は1番だと思っていた男性脱毛シェアで実は負けていたのです。 通常脱毛事業あるあるなのですが、コースを組んでその時点でコース全額を売上計上する会計をしているクリニックは、見かけ上の損益計算書はとてもいいのですが、役務(コース消化)がどんどん残っていきます。 すると既存のお客様が予約を取れなくなって、なおかつ新規の予約も取れなくなるので最後は資金が底をつき倒産するというパターンが多いのですが、リゼもゴリラもしっかりと役務による会計がなされていた上での高利益率、無借金、なおかつキャッシュリッチな企業でした。 このノウハウを手に入れたら、今までのようなドクターの離職によるダメージが少ないビジネルモデルが学べるし、海外でも展開しやすいモデルが出来るかもしれないそう思って買収を真剣に考え始めました。いや、すでに絶対に欲しくなっていたと思います。 あとは、デューデリといってM&Aする会社の法務や税務や人事制度など色々なことを約半年かけて調査をして決断となるのですが、肝心の買収資金をどうやって調達するか? という大きな問題が残されています。 そこで私は、湘南美容クリニックに入れていた出資金を払い戻してもらい それでも全然お金が足りないので、キャッシュリッチだったリゼ、ゴリラの MS法人(メディカルサービス法人)から100億円を借り入れてそれを買収の金額として払うという特殊な方法での支払い方法を取ることにしました。 つまり湘南美容クリニックを所有する権利を個人的に失い、なおかつ自分の買収する会社から100億円の借金をしてM&Aをすると大きな決断を迫られました。 しかし、ブランドも認知されているしなおかつ医師でないリーダーが仕切っていてこれだけ業績がいいのだから私があまり関与しなくても業績は心配ないだろうと思い決断し2023年7月に私個人でグループの買収を決定しました。 その結果100億の借金を私個人で抱えることになって人生の中で一番貧しい環境になり再スタートを切ったのですが、まさかその数ヶ月後 地獄のような逆風にさらされるとは思いもよりませんでした。
結局リゼ、ゴリラクリニックM&Aの話が出てから1年半かけてようやく話がまとまった2023年7月 100億の借金抱えて再出発した矢先、同年9月頃だったでしょうか今でも継続的に湘南美容クリニックの経営支援を行っているので経営会議には参加していました。 今まで23年間右肩上がりだった脱毛の業績の伸びに陰りが見え始めていました。 すぐに他院調査を行ったところ、エステ会社が経営母体の医療脱毛専門クリニックグループ(女性脱毛シェア2位と3位)が脱毛の大幅値下げを行っていたのです。 それも今までの半額に近い価格で、その影響が出始めてシェアを少しづつ奪われ始めていたことに気づきました。 ライバルは50院で医療脱毛専門 我々は湘南、リゼ、ゴリラ合わせて200院弱ですが脱毛専門ではない 医療脱毛トップシェア5社での壮絶なシェアを争う戦争状態が勃発しました。 医療脱毛は、私が開業した当時24年前は両脇50万円していました。 そのころは非常に利益率が高かったのですが、湘南美容はもともと業界内でも低価格路線を取っていたので、半額に近い値引きをするのかどうか? 同時にリゼ、ゴリラクリニックも相手の低価格路線に引っ張られシェアを奪われていました。 この赤字をも覚悟しなければならない決断を迫られた時に思い出したのが、 牛角創業者で飲食経営の神様と言われ私も公私共に大変お世話になり大尊敬し、今まで一番経営についていろいろ教えていただいた ダイニングイノベーション株式会社 代表取締役 西山さんのお話でした。 コンビニエンスのAM PMとセブンイレブンがシェア争いの時に、コンビニというのはおにぎりの価格がとても来客に影響する要素で各コンビニはおにぎりの価格と品質で競い合っていたらしいのですが、資金力が弱く、店舗数が少ないAMPMに対してセブンイレブンはエーエムピーエムの周りの店舗のおにぎりの価格を意図的に下げて赤字でもいいので、資金力でどれだけ耐えられるか? という我慢比べ戦略をとり結果セブンイレブンが圧倒的なシェアをとっていったらしいのです。 そこで我々も脱毛に関しては、赤字でも他の治療で支えることが出来るし、 店舗数は4倍あるし湘南美容クリニックもリゼクリニックもゴリラクリニックも 無借金でキャッシュリッチなのでまさにこのやり方で行こうと決意して今なお 赤字覚悟の脱毛低価格戦略をとっております。 医療といえども潰れたら1万人のスタッフとその家族が路頭に迷うし、何より利用していただいているお客様に迷惑がかかるので負けるわけにはいきません。 プラス私は100億の借金を抱えていますので、戦いに敗れたら、個人破産して うちを独立した先生とかに頭下げて雇ってもらうのか、湘南に再就職させてもらって新人に混じってまた二重埋没法からやり直すのかなと妄想しますが、どちらも吐き気がするほど嫌です笑 昨年銀座カラーなどエステ脱毛が倒産に追い込まれ10万人のお客様がお金を支払って治療を受けられず被害にあわれたニュースもまだ記憶に新しいと思いますが まさに銀座カラーが倒産したぐらいから更に医療脱毛戦争が激しくなりました。 お客様は、脱毛を受けるときにその医療法人の財務状況まで調べて受ける人なんていませんので見た目の価格で選択してしまう人が多いのも事実なのでご注意ください。 (倒産する時の兆候は、事業を縮小し始めている、現金をとにかく集めたがる、収入が取れる新規のお客様を優先するので、すでに組んでいる脱毛のコース消化が全然取れない。これが私がこの業界27年間で見続けてきた脱毛企業倒産前の兆候です。) 以上3回にわたり、私がリゼ、ゴリラクリニックを個人M&Aして現在は企業戦争のような状態にあることをお話しさせていただきました。 こういう時はリーダーの気力と体力が大切なので、禁酒も3ヶ月目に入り筋トレもスタートして気力、体力共にバリバリ戦闘モードなのでご安心ください。 大学テニス部時代から体力勝負に持ち込んだ時は必ず勝利してました! 私の勝利の方程式!
SBCメディカルグループホールディングスCEO相川佳之氏のSNSより
湘南美容クリニックもリゼクリニックもゴリラクリニックも無借金でキャッシュリッチであり、企業文化こそ違えど質実剛健な経営スタイル・事業のあり方に魅力を感じて買収への判断が行われたことがわかります。
以上の点から、SBCのNASDAQ上場は、同社の経営基盤の強固さとサービスの信頼性を示すものです。他の脱毛クリニックやサロンとは一線を画す安全性と安心感を提供していると言えるでしょう。
湘南美容外科クリニックのCM・広告
まず湘南美容外科クリニックのCMや広告などプロモーションの状況ですが、有名人を起用したテレビCMの放映を行っているようです。
男性向けのCMでは、Snow Manの渡辺翔太さんを起用しています。また女性向けのCMではファッションモデルの桃(momo)さんや、女優の美帆さん、元アナウンサーの馬場典子さんといった知名度はまだそれほど高くない方を起用しています。かつては代表の相川佳之氏が出演していたこともあったようです。
かつて有名人のCMによって脱毛サロンの倒産が相次いだことを踏まえると「これは危ないシグナルではないか?」と思う方もいるかもしれません。しかし私は決してそんなことはないと分析しています。
倒産した脱毛サロンと、20年以上トップランカーとして経営を続けている湘南美容外科クリニックの違いは、盤石な経営基盤にあります。脱毛サロンはCMで新しく顧客獲得をしなければその費用を取り返せずに潰れてしまうのに対し、湘南美容外科クリニックは脱毛以外にもサービスラインが充実しており、適切な費用を広告費に充てられているはずです。
つまり重要なことは「有名人を起用しているか」「TVCMを放映しているか」という表面的な活動ではなく、それを支える経営基盤や財務状況にあります。急拡大する脱毛サロンがTVCMに走ってしまうのは問題ですが、20年かけて基盤を築いた湘南美容クリニックがこうしたTVCMなどを実施するのは、まさに王者にしかできない王者の戦略でしょう。
また、代表の相川氏によると、最近はSNSを利用したプロモーションも活用しているようです。
僕が開業した当時は、テレビCMや雑誌広告といった方法しかありませんでしたが、今はそういったものを使わなくても、InstagramやTwitter、YouTubeといった無料で活用できるSNSがあります。特にInstagramの効果は絶大です。
https://superceo.jp/tokusyu/passionleaders/100795
湘南美容外科クリニックの店舗数拡大の状況
続いて湘南美容外科クリニックの店舗数拡大の状況ですが、2024年1月時点で、国内外に140院を展開しています。
湘南美容外科クリニックが開院したのは2000年ですが、それから20年以上の時間をかけて地道に拡大をしてきたと思われます。医療脱毛に必要な資格をもち、幅広い施術に対応したスタッフの採用がボトルネックになっていると思われますが、そのおかげで急な規模拡大によるリスクを抑えられていると私は評価しています。
積極的な広告や店舗数拡大などの規模拡大は、順調な時は問題ないですが、新規顧客が獲得できない・解約が相次ぐなど逆回転を始めると一気にリスク要因となり、それで破産した脱毛サロンは数知れないからです。
以上より湘南美容外科クリニックの規模拡大に無理がないか、について私はポジティブな評価をしています。
⑤採用/研修の内容
続いて5つ目のチェックポイント「採用/研修の内容」では、湘南美容外科クリニックが安定して人材採用・人材への投資を行なっているかをチェックします。
採用状況
まずは採用状況について、運営会社であるSBCメディカルグループの採用ページをチェックすると、医師や看護師、カウンセラー、更にはメディカルサポーターやコーポレート部門など幅広い正社員雇用を行なっていることがわかります。
何より特徴的なのは、医師や看護師、総合職などについては新卒採用も実施している点です。一般的に新卒採用は、採用してからの教育・研修が必要なので中長期的に人材投資をする体力がある企業でなければ実施していません(スタートアップが新卒採用を行わずに中途採用や業務委託ばかりなのはこれが理由です)。
安定した大企業にまで成長した湘南美容外科クリニック、その中長期的に人材投資をする姿勢や意志を、正社員雇用や新卒採用から押しはかることができるのです。代表の相川氏のインタビューでもその方針を垣間見ることができます。
クリニックを開業したとき、とりあえずどんな人でも採用して、きちんと教育すればみんな成長してくれると信じていましたが、とある人材教育セミナーに参加し、「神様がつくったものを教育ごときで変えようということ自体、あなたは間違っている」と言われ、考えが変わりました。「カエルはカエル。ライオンの仔をとらない限りダメなんです。だから、教育の前に採用なんです」と言われました。
確かにそうです。組織の理念に合わないけど、仕事ができるからと採用すると、内部をめちゃくちゃにされます。かといって、能力は低いが、良い人だからと採用しても、数字が出ない。本当に腑に落ちました。組織の理念に共感し、やる気があって、優秀な人材を入れることがとても重要なんです。
https://superceo.jp/tokusyu/passionleaders/100795
研修
続いて研修内容について、同じく運営会社であるSBCメディカルグループの採用ページをチェックすると、医師や看護師だけでなく、総合職なども含め、多くの職種に3ヶ月以上の研修制度が用意されていることがわかります。何よりも、それぞれの職種に対して専用の採用ページを用意するところから採用への力の入れ方が見て取れます。
評価項目 | 研修内容 |
---|---|
医師 | 研修(試用期間):3ケ月程度(最長6ケ月) |
看護師 | 6ヶ月 ※この間は有期契約 |
総合職・受付カウンセラー職 | 入社前:内定者研修 入社:入職研修(合同研修)、新卒社員向け入職研修 入社1年目:新卒社員向けフォローアップ研修、6ヶ月目研修、新卒担当プリセプター研修 入社2年目以降:新卒担当プリセプター研修、新卒担当メンター研修、他多数 |
歯科衛生士 | プリセプター制度(OJT制度) メンター制度 内部研修 オンライン学習 外部研修 |
研修制度は、人材への投資の表れでもあります。必要が無くなったら首を切れば良い、ではなくて中長期的に人材を育成して継続的に働いてもらいたいという意志が表れていると私は感じました。
以上より、湘南美容外科クリニックの採用・研修など人材投資の状況、について私はポジティブな評価をしています。
湘南美容外科クリニックの分析結果:倒産リスクはなく安心か
以上、5項目による湘南美容外科クリニックの評価をまとめると以下の通りです。
私個人としては、間違いなく美容外科クリニック業界で長く経営を続ける王者として、中長期的な目線での経営をしており、破産や倒産のリスクは低いのではないかと分析しています。
評価項目 | 湘南美容外科クリニックの評価 |
---|---|
会社情報 | |
会社の歴史・沿革 | |
事業・サービスのポジショニング | |
規模拡大に無理がないか | |
採用・研修など人材投資の状況 |
【筆者おすすめ】最も信頼できるSBCメディカルグループとは?
このようにSBCメディカルグループは、2023年にゴリラクリニックを買収した名実ともに国内最大規模の美容医療法人です。そしてグループ各クリニックの中でも、SBCメディカルグループの本体・湘南美容クリニックは業界最大級の規模を誇ります。
- 全国120院以上を展開する大手グループ
- 年間来院数は500万人超(国内最大規模)
- 多角的な事業展開(美容医療のほか、AGA治療・歯科・婦人科など)
- 大手ゆえに資金力があり、倒産リスクが低い
実際、2024年末のアリシアクリニック破産のように、中堅の脱毛クリニックでも経営が立ち行かなくなるケースはあり得ます。一方、巨大資本を背景に全国展開しているクリニックは、仮に一部院が赤字になってもグループ全体でリスクを吸収できる体制が整っていることが多いです。
「絶対に潰れない」クリニックは存在しないものの、SBCメディカルグループは業界内でもトップクラスの経営規模を誇るため、経営破綻リスクをより小さくしたい方におすすめです。
万が一の破産でも全額補償!?安全な決済をするなら「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」
倒産リスクが低いクリニックを選んでも、絶対に安心とは言い切れません。そこで「万が一の破産に備える決済方法」を検討しておくのも重要です。
- アリシアクリニック破産時の実例
筆者の友人が、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、マリオットアメックスプレミアムカード)で高額の脱毛コースを支払っていたところ、クリニック破産後に全額がカード会社から補償されました。クレジットカードの「チャージバック制度」などにより、サービス未提供分は保護されるケースがあるのです。 - なぜマリオットアメックスプレミアムカードがおすすめ?
- チャージバック制度
決済したサービスを受けられなかった場合、カード会社へ連絡することで支払いが取り消しになる可能性があります。 - ポイント・マイル還元が優秀
マリオットアメックスプレミアムカードは特典も充実しており、普段の買い物や旅行でもポイントが貯めやすい。 - ステータスカードとしてのメリット
ホテル特典(無料宿泊や上級会員資格)など、旅行好きには魅力的なメリットが豊富。
- チャージバック制度
もちろん状況によっては補償が受けられない場合もありますが、脱毛サロンの長期契約や高額コースをクレジットカードで一括支払いするなら、チャージバック制度が利用できるカードを選ぶとリスクヘッジになります。
まとめ
脱毛クリニック・湘南美容外科クリニックの運営会社や事業の分析をさせていただきました。こうした内容を踏まえると、脱毛サロンやクリニックを選ぶ際に役立てられるのはもちろん、世の中がまた違って見えてくるのではないでしょうか?
ぜひ皆さんも身近な業界やサービスについて分析をしてみてください!参考になれば嬉しいです!