
東大を卒業後、外資メーカー・戦略コンサル・VCで勤務していた「チルbot」です!
- コンサルが辛い、きつい、ついていけないと感じる理由
- 「能力に起因する辛さ」「適性に起因する辛さ」の解説と対処法
- コンサル転職を考えている方、コンサルに勤めている方への具体的なアドバイス
「激務」「ブラック」という噂や、「アップオアアウト」「超難関」といった言葉から、コンサルティングファームは辛い、きつい、ついていけないのではと不安に感じている方は多いと思います。
そしてコンサル転職を考えている方だけではなくて、実際にコンサルティングファームで働いている方も同じ悩みを抱えているはずです。
そこで今回は、コンサルティングファームが辛い、きつい、ついていけないという感想について、その原因となる「能力」そして「適性」という2つの要因の分解、そしてそれぞれに応じた対処法を紹介したいと思います。
この記事を読めば、コンサル転職を考えている方も、コンサルに勤めている方も不安が拭えるはずです。
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辛い、きつい、ついていけないという感想の2つの原因
コンサルタントの仕事に対する辛い、きつい、ついていけないという感想には「能力」と「適性」の2つの原因があります。
つまり、求められている水準に自分の能力や実力が足りなくて、辛い、きつい、ついていけないと感じるのか、それとも仕事やプロジェクトに適性がなく情熱ややりがいを持てなくて、辛い、きつい、ついていけないと感じるのかということです。
- 仕事やプロジェクトに必要な「能力が足りなくて」辛い、きつい
- 仕事やプロジェクトに対する「適性がなくて」辛い、きつい
そして私は「能力が足りないことに起因する辛さやきつさ」は乗り越えられるが、「適性がないことに起因する辛さやきつさ」は乗り越えられない、とりあえずしのげたとしても中長期的に問題になると考えています。つまり、あなたが辛さやきつさを感じている、感じそうだとしたら、それが「能力」と「適性」どちらに起因するものかを見定めることが重要です。
それでは、辛さ、きつさの原因となる「能力」、そして「適性」、それぞれについて解説したいと思います。
「能力」に起因する辛さ、きつさ
まずは「能力」に起因する辛さ、きつさについて説明したいと思います。
「能力が足りないことに起因する辛さやきつさは乗り越えられる」と書きましたが、それは「そもそもコンサルティングファームで働いているならば一定の基準を満たしているはずだから」です。当然経験が足りないプロジェクトや仕事で辛さやきつさを感じることはあるでしょうが、それは練習を重ねれば必ず乗り越えられるものです。
どういうことか、詳しく解説していきたいと思います。
能力が足りなければ採用前に選考で足切りされる
まず、そもそもコンサルタントに求められる最低限の能力が足りない人は採用前に選考で足切りされます。逆に言えば選考を通過して採用されたのであればご自身の能力に自信を持って問題ないということです。
もちろん厳しい選考の中で「きつい」「辛い」と感じることはあると思いますが、試験やテストの類いは往々にしてきつく、辛いものです。そのため能力が足りなくて「きつい」「辛い」と感じている方は、「そもそも自分はコンサルタントに必要な水準を満たしているはずなんだ」と自信を取り戻してもらえたらと思っています。
採用後の研修で再現性を持った人材育成が行われる
そして多くのコンサルティングファームでは、採用後に半年程度の期間で教育・研修が実施されます。
コンサルティングファームの競争優位性は単純で、質の高い人材を仕入れ、コンサルタントとして一定の水準に到達するよう教育・研修し、経営課題に必要なインテリジェンスを組織的に蓄積・構築することです。
- 質の高い人材を採用する
- コンサルタントとして一定の水準に到達するよう教育・研修する
- 経営課題に必要なインテリジェンスを組織的に蓄積する
- コンサルタントとインテリジェンスを活用して質の高い経営課題の解決を行う
つまり教育や研修によって一定水準の人材に再現性を持って育て上げることはコンサルティングファームの競争優位性の根源です。再現性がなく、突然変異や地頭がいい人間でなければコンサルタントになれないというのでは、コンサルティングファームのビジネスモデル自体が成立しないのです。
もしあなたが能力が足りなくて「きつい」「辛い」と感じているならば、冷静に自分を見つめ直していただけたらと思います。あなたは一定水準を満たし、再現性を持った教育や研修を受けているはずなのですから。
実際のプロジェクトでは能力不足と感じる時も
一方で、実際のプロジェクトでは能力不足を感じて「きつい」「辛い」と感じることは当然あります。
一定水準を満たしており、再現性ある教育や研修が行われたとしても、実際の仕事やプロジェクトの中で磨かれる知識や経験は事前に得ることはできないからです。入社後のプロジェクトでは当然自分が最も経験不足であることが多いため、周りの知識や経験に圧倒されてしまい「きつい」「辛い」と感じてしまうこともあるかと思います。
しかしここで冷静に考えていただきたいのは、「ベースの能力」や「教育や研修」に差があるわけではなく、その差分は「実務で得られる知識や経験」であるということです。つまり実務経験がないときはできないのが当然、何も恥じることはなく、しっかりと実務を重ねていけばよいのです。
以上より、「能力」に起因する辛さやきつさを感じることは当然ありますが、一定水準をしっかりと満たしているはずなので、しっかりと仕事に向き合って改善を重ねれば問題ないと考えています。
適性について
続いて「適性」に起因する辛さ、きつさについて説明したいと思います。
「適性がないことに起因する辛さやきつさ」は乗り越えられない、とりあえずしのげたとしても中長期的に問題になる、と書きましたが、それは「コンサルティングという仕事に対する適性は就業後に変えにくいから」です。
どういうことか、詳しく解説していきたいと思います。
どんなことでも適性がなければ辛さやきつさを感じてしまう
まず大前提として、コンサルティングに限らずどんな物事でも適性がなければ辛さやきつさを感じてしまうものです。そしてさらに厄介なのは、その物事に対する「能力」と「適性」は全く別物だということです。
どれだけスタミナという能力があったとしても長距離走が嫌いで適性がない人はいるでしょうし、計算という能力があったとしても数学や化学が嫌いで適性がない人はいると思います。それと同じように、コンサルティングという仕事に必要な能力があったとしても、それに対する適性があるかどうかばわからないのです。
そして我慢強い人や辛い道に耐えてきた人にありがちなのですが、能力が足りている分、続けられはするものの、根本的には適性がなく相性が良くない仕事に取り組むことに、辛さやきつさを感じてしまっていることは多いのではないでしょうか。
採用前の選考でも適性は見られるがわかりにくい
そして採用前の選考でも当然「適性」は見られますが、優秀な人間であればあるほど自分に対しても他人に対しても「適性」を偽ってしまうことが多いと思います。
選考通過難易度が高い戦略コンサルの面接では、とにかく「通過すること」に盲目になりがちです。おそらく多くの人が「戦略コンサルという仕事が自分に合っているのか?」ではなくて、「どうしたら戦略コンサルに入社できるか?」ということを考えて選考や面接に臨んでいるはずです(進学校の人が「なぜ東大に入りたいのか?」を考えないのと同じです)。
当然ファーム側としても適性がない人材が入社しても仕方ないので、面接では「なぜコンサルタントになりたいのか?」というポイントは深ぼられます。しかし「エリートの罠」ともいうべきですが、優秀な人間はこうした質問に対しても事前に対策をしてpretendingすることで上手に振る舞い、面接を通過できてしまうのです。
前述したように後でどうにでもなる能力よりも、ハードな頭脳労働による他者への貢献にやりがいを感じられるか、その「適性があるかどうか」が最も重要なポイントなのですが、そこを偽って入社してしまうことが辛さやきつさの始まりだと考えています(個人的にはエリートが盲目的に目指す場所の羅列である東大生の就職ランキングに載った時からその兆候を感じていました)。
一方でフェアに言うと「やってもいないのに適性なんて分かりようもない」と言う側面もあるとは思います。
適性がないと激務の中で自然と疲弊してゆく
こうして適性を欠いたまま入社すると、激務と呼ばれる戦略コンサルの仕事の中で自然と精神がすり減ってゆきます。
「周りが優秀でこれからついていけるのだろうか?」
「なぜ自分は他人の課題解決に自分の時間を割いているのか?」
「自分がやっていることは仮説作りのただの虚業ではないか?」
こうした葛藤はコンサルティングファームに勤務する中で必ず感じるものです(他の仕事でも必ず葛藤を抱える場面はあると思います)。そうした際に心の支えになるのは、自分自身でこの道を選んでいるのだという「自分の中での納得感」です。
それがないまま、同世代よりも比較的高い報酬やプロジェクトの合間の休暇を拠り所にして辛さやきつさと向き合わないと、いつか限界が来てしまうはずです。(コンサルに勤務してどんどん自虐的になっている友人はたまに目にします)
適性がなければ無理をせずに辞めれば良い
コンサルティングに適性がない場合のダウンサイドについて、少し大袈裟に書いてしまったので不安に感じている人も多いと思います。しかし、物事に対する適性は実際に経験するまでわからないものです。
そのため実際にコンサルティングの仕事をする中で辛さやきつさを感じ、それが「適性」に起因するものだと思った時は、単純に次のオプションを探せば良いのです。これもエリート症候群ですが、こうした時に「合っていないから辞めるなんていけないことだ」「頑張れない自分が悪いんだ」と自分を追い込んでしまいがちです。
私は全くそんなことはないと思います。戦略コンサルというアドバイザリー側のトップの世界を体験した貴重な経験と、それは本来的には自分には合っていなかったという学びは人生の一生の財産です。その経験を持って、本当に自分に合っていることを探しにゆくことは逃げでもなんでもありません(コンサル転職にずっと迷っていたり、消耗しながらコンサルを続けるよりよっぽど前向きです)。
辛い、きつい、ついていけないかが不安な方へ
コンサルの仕事に対する辛さ、きつさには「能力」、そして「適性」に起因するものがあることを説明しました。
続いて、コンサルへの就職・転職を考えており、コンサルは辛い、きつい、ついていけないのではと不安な方へのアドバイスを送りたいと思います。もちろん能力と適性の2つの面からのアドバイスです。
能力は選考を受けてみないとわからない
まずは「能力」について、あなたの能力がコンサルに足りているかどうかは選考を受けてみないとわかりません。「就職難易度最高峰」「頭脳労働」「エリート」などの言葉が溢れるコンサルについて、能力が足りているかどうか不安になるのは当然ですが、正直尾ひれやせびれがついている部分もあると思います。
特に最近ではコンサルのビジネスモデルも変わっており、採用の門戸も広がっています。少しでもコンサルに興味や情熱がある人は、勝手に自分の可能性を狭めずにぜひ選考を受けて見てほしいと考えています。
適性は実際にやってみないとわからない
続いて「適性」について、こちらについてもあなたがコンサルの仕事に適性があるかどうかは実際に働いてみないとわかりません。どんな仕事でも、仕事に限らないどんな物事でも同じですが、経験する前に全てを理解することは不可能です。何事もまずは経験・体験してみることが何より重要なのです。
経験してもいないのに「激務なコンサルの環境は自分には合っていない」「競争が激しいコンサルの環境は自分には合っていない」などと勝手な結論を出さず、可能性を閉ざさないでいただきたいと思います(こうした「激務」「競争が激しい」という言葉も尾ひれやせびれがついている部分が多いと思っています)。
もちろん適性があるかどうかについては事前に考えてもらいたいとは思いますが、その上で実際の仕事やプロジェクトの中で「適性がない」と感じたら、前述したように新天地を探せば良い、それだけの話です。
能力だけでなく適性が必要なコンサル転職
このように、コンサルティングという仕事には「能力」だけでなく「適性」も必要となります。だからこそ、コンサル転職にあたっては解像度高くコンサルティングファームのことを理解している転職サービスを利用するべきだと考えています。
アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサルへの転職、ファームtoファーム、ポストコンサル転職、独立など、コンサルに関わるあらゆるキャリア支援をおこなっている国内最大級のコンサル転職支援サービスです。
BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)や アクセンチュアなどの総合系コンサルティングファームを中心に、BCGなどの戦略コンサルまでコンサルに特化したたエージェントとなっています。実際に2014年〜2021年にかけて大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位に輝いています。
また通常の転職サイトでは、MBBと呼ばれるマッキンゼー・ベイン・BCGの求人案件は取り扱っていないことが殆どです(BCGは2018年頃から結構オープンになってきた印象ですが)。しかしアクシスはコンサル特化型エージェントとして、クライアントとなるコンサルティングファームから信頼やパイプを得られている結果、約77%が他では公開されていない非公開求人となっているそうです。
会員登録を行って初回面談をセッティングすると、まずは今後のキャリアプランやコンサルティングファームの特徴やコンサル転職のアドバイスを丁寧に説明してもらえます。実際に私が初回面談を行ったときには、コンサルティングファームを分類・マッピングした資料を頂き解像度が高まったのを覚えています。
またコンサルティングファームとの信頼やパイプゆえに適性がない人材は紹介ができないという理屈が働き、「適性」についてもしっかりと判断してくれたように思います。実際に私は社会人1年目でアクシスのキャリアコンサルタントに「将来経営者になりたいから」とナメた志望動機を語り、「率直に合っていないと思います」と返り討ちにあったことがあります(笑)。
コンサルティングファームに少しでも興味がある方ならば、登録して損はないと思います(転職エージェントは転職成立時にクライアントから報酬が発生するビジネスモデルのため、利用はもちろん無料です)。
辛い、きつい、ついていけないと感じている方へ
次に、現在コンサルに勤めており、コンサルは辛い、きつい、ついていけないと悩んでいる方へ、僭越ながら1人の卒業生としてアドバイスを送りたいと思います。もちろん能力と適性の2つの面からのアドバイスです。
能力が足りていないと悩んでいないか?
まずは「能力」について、前述したようにあなたは選考を通過して、再現性ある研修や教育を受けた一定水準を満たした優秀な人材であるはずです。そのため、あなたが悩んでいる「能力不足」はおそらく「実務に紐づいた経験や知識」に紐づいたものではないでしょうか?
それであれば話は単純です。課題はシンプルに「実務経験がまだ足りていないだけ」の可能性が高いため、目の前のプロジェクトに一生懸命取り組んだり、上司に相談したりすれば良いだけなのです。特にプロジェクトや仕事で疲弊しているときはネガティブに考えてしまいがちです、冷静に見つめ直せばあなたと同僚の能力にそこまでの差分はないはずです。
また別の考え方として、どうしても能力不足だと感じてしまった時は「優秀さ・能力の高さという軸以外で自分に向いた戦い方があるのではないか?」と考えてみるのも良いと思います。戦略コンサルは基本的に優秀な人が集まってさらに優秀さで競い合う、いわゆる能力主義の権化のような場所です。
ですが、当然世の中は優秀さや能力だけがパラメーターではありません。ヒューマンスキルやコミュニケーション能力が重要視される場所や仕事もありますし、コンサルの仕事でもそうした力が重要になる場面は多々あります。同じ基準で厳しい戦いを続けるだけでなく、自分だけの強みを見つけたり、それが発揮できる新しい仕事を探しても良いと思います。
適性がなくて悩んでいないか?
続いて「適性」について、「コンサルティングという仕事に対して適性がないのではないか?」と感じてしまっているとするならば、まずは目の前のプロジェクトを乗り切って少し休暇を取ることをお勧めします。
忙しいプロジェクト期間中に、同じ価値観の同僚に囲まれているとなかなか冷静な判断ができませんが、少し仕事から離れると「ひょっとすると自分は根本的に合っていないことをしていたのではないか?」「自分が本当にしたいことは別のこうしたことではないか?」といった発見も得られるはずです。
そうなれば話は簡単です。あなたは戦略コンサルという素晴らしいキャリアを武器にした上で、本当にやりたいことは別のことだという発見も得られたのです。あとはその経歴と経験をもって、新しいステージを見つけるだけです。キャリアアドバイザーに話を聞いたり、ファームの卒業生にアポイントをとって話に聞きに行くのもいいでしょう。
個人的には、可能であれば遠いところ、国外に1〜2週間ほど旅立って価値観のリセットを図ることをお勧めします。
ポストコンサルのキャリアの探し方
このように、実際にコンサルタントとして働く中で「能力」や「適性」について辛さやきつさを感じた場合には、固執せずに外に目を向けて新しいキャリアを探すことも有効です。
そんなポストコンサルのキャリア探しの手法をいくつか紹介させていただけたらと考えています。
キャリアコンサルタントに話を聞く
まず1つ目として「キャリアコンサルタントに話を聞く」ということが挙げられます。しかし「ポストコンサル」という特殊なキャリアについては一般的なキャリアコンサルタントからは的確なアドバイスを得るのが難しいのが実情です。
コンサル転職のところでも紹介したアクシスコンサルティングは、コンサルへの転職だけでなく、ファームtoファーム、ポストコンサル転職、独立など、コンサルに関わるあらゆるキャリア支援をおこなっている国内最大級のコンサル転職支援サービスです。そのためポストコンサルで新しいキャリアを探している方にも非常にお勧めです。
例えばスタートアップや事業会社への転職でいえば事業企画や経営企画のポジションで数千万円台のオファーがあったり、フリーコンサルでいえば100万円以上の案件を紹介してもらえたり、独立支援も得ることが可能です。「コンサル」という切り口からのベストプラクティスを学ぶという意味では、まず一度話を聞いてもらって損はないかと思います。
アラムナイで情報収集する
そして2つ目として「アラムナイでファームの卒業生から情報収集する」ということが挙げられます。一般的なファームではアラムナイサービスも充実していると思いますし、もし卒業生で気になる人がいればFacebookやLinkedInでコンタクトを取れば基本的には一度機会をいただけるはずです(もちろんただ話を聞いてほしいというのはNGですが)。
実際に私の友人の中でも、知り合い経由でネクストキャリアを見つけた方は多いですし、完全な転職とならずとも「まずは次のキャリアが見つかるまで業務委託的に手伝ってもらう」というハイブリッドな関わり方をしている人も多いです。同じような課題や悩みを抱えた先輩がどのような道を歩んでいるか、近いところから情報収集してみるのは得策でしょう。
ファームに依存しない生き方の自信をつける
そして3つ目として「ファームを辞めても生きていけるんだという自信をつける」ということが挙げられます。つまりどういうことかというと自分自身で案件やプロジェクトを受注して収入を得てみるということです。
上述したアクシスコンサルティングが運営しているフリーコンサルBizをはじめとして、
コンサルタントジョブ、アビリティクラウドなどフリーコンサルタント向けの案件紹介サービスは多数存在します。ファームに就業中であってもこうしたところに登録しておけば案件紹介などの連絡がくるので「あ、独立してもこれくらいの仕事でこれくらいの収入が得られるんだ」という目安がわかります(そして自分のチャージを知らない多くの方にとっては高額に感じることが多いはずです)。
いくら戦略コンサルといえど、結局はサラリーマンであることに変わりはありません。そして会社員の給料でしかお金を稼いだことがない人と、自分の力で稼いだことがある人の感覚は大きく異なります。「コンサルティングファーム」というある意味守られた場所から新しい道を探す際は、「しばらくフラフラしていても死なない」という自信をつけるために、こうした案件紹介サービスで世の中からのニーズを確認するのは非常に有効だと考えています。
まとめ
コンサルはきつい、辛い、ついていけないという悩みについて、コンサル転職を考えている方から実際にコンサルで働いている人に向けて、構造化した上で説明させていただきました。
繰り返しになりますが、人生は自由で可能性に溢れているものです。自分自身を過度に卑下してしまうことなく、自信を持って自分に合った道を見つけてほしいと思っています(もし私で相談に乗れることがあればこちらからご連絡いただけたら幸いです。)。