東大・海外大を卒業後、外資メーカー・戦略コンサル・VCで勤務していた「チルbot」です!
私はヒゲが生え始めた中学生の時から20年近くの間、カミソリやシェーバーを使わずに、毛抜きでヒゲを抜いて手入れしてきました。それには「毛抜きでヒゲを抜くのが気持ちいい」という中学生の頃の原体験があるのですが、一方で毛抜きでヒゲを抜くことには様々なリスクも存在します。
この記事では、毛抜きでヒゲの手入れをする気持ちよさと、それが孕むリスクや危険性を紹介したいと思います。
毛抜きでヒゲを抜くのは気持ちいい
20年近く毛抜きでヒゲを続けてきた私は、その魅力をよく知っています。
実のところ、中学生で初めてヒゲが生えた時にとりあえず毛抜きで全部抜いてしまった時の達成感や気持ちよさが元になって、それからずっと毛抜きでヒゲを抜くようになったのです。
毛抜きでヒゲを抜く気持ちよさは、以下の2つに分解できると思います。
- 毛抜きでヒゲが綺麗に抜けると気持ちいい
- ヒゲが全部抜けた肌が気持ちいい
毛抜きでヒゲが綺麗に抜けると気持ちいい
1つ目は「毛抜きでヒゲが綺麗に抜けると気持ちいい」というものです。
もちろん毛抜きですぐにスッとヒゲが抜けた時は気持ちいいですし、なかなか抜けないヒゲが試行錯誤の格闘の末にスポンと抜けた瞬間には別の種類の達成感や快感を味わうことができます。
詰まっていたものがスポンと抜けた瞬間の達成感や快感に
この気持ちよさが病みつきになって、最後の一本まで抜き切らないと満足できずにずっとヒゲを抜き続けてしまう経験は多くの人にあるのではないかと思います。
ヒゲが全部抜けた肌が気持ちいい
2つ目としては、ヒゲが全部抜けるとツルツルになって気持ちいいというものがあります。
もちろんカミソリやシェイバーでヒゲを剃ってもツルツルに似た状態にはなりますが、どうしても剃り残しが出たり、少し経つと伸びてザラザラしてきてしまいます。
一方で、毛抜きでヒゲを抜くと完全にヒゲがなくなった状態になるので、子供のようなツルツルの肌の状態になります。さらに新しいヒゲが生えてくるのには少し時間もかかるため、その気持ちいい状態が一定期間持続する魅力もあります。
毛抜きでヒゲを抜くことによるリスク・危険性
一方で、気持ちいいからと言って毛抜きでヒゲを抜き続けることにはリスクや危険性も伴います。
主には「肌が荒れてしまう」というところに集約されますが、以下の4種類のリスクや危険性があるのです。
- 肌にダメージを与え得る
- 毛嚢炎になり得る
- 埋没毛になり得る
- 硬毛化し得る
私の体験も含めて1つずつ解説していきたいと思います。
①肌にダメージを与え得る
まず毛抜きでヒゲを抜くと、様々な形で肌にダメージが発生し得ます。
土から草を抜くときを想像してもらうとわかりやすいですが、抜いた草の周りは地面の土が掘り返された状態になってしまうと思います。これは肌からヒゲを抜くときも同じで、毛抜きを使って強い力でヒゲを引っ張ると肌からヒゲが掘り出されたような状態になります。
肌荒れになって肌が赤くなったり、さらには出血してしまったりするだけでなく、開いた毛穴から細菌が入り込んで毛嚢炎になったりニキビができたりと副次的なトラブルや症状が起こってしまうこともあります。また毛根から抜こうと毛抜きを肌に近づけてしまい、金属の尖った毛抜きが肌に触れた直接的に傷ができてしまうこともよくありました。
②毛嚢炎になり得る
毛抜きでヒゲを抜くと毛嚢炎も発生し得ます。
毛嚢炎とは、抜いた毛の毛穴から雑菌が入り込んで繁殖し、白ニキビのような症状が出るものです。自分も思春期には特に多く発症した記憶があります。ニキビとは違って痛みや痒みなどはなく1週間程度で治ることが多いですが、見た目の清潔さは大きく損なわれてしまいます。
③埋没毛になり得る
毛抜きでヒゲを抜くと埋没毛も発生し得ます。
埋没毛とは、肌の表面に出るはずの毛が皮膚の下でそのまま成長を続け、皮膚の表面に埋もれてしまったものを指します。毛抜きで髭を抜く場合は、綺麗に抜けずに毛根の近くで切れてしまった毛が、皮膚の下で成長して埋没毛になってしまうことがよくあるのです。
肌の下で伸びた埋没毛は黒いポツポツとなり見た目も悪く、肌を刺激して肌の炎症につながってしまうこともあります。こうした埋没毛をどうにかしないとと、毛抜きなどで肌に埋まった埋没毛を抜こうとするとさらに肌が傷ついてしまうというネガティブスパイラルにも陥ってしまいます。
私の経験則では、1回のヒゲの毛抜きで埋没毛は必ず1つは発生していました。
④硬毛化し得る
そしてなんと毛抜きでヒゲを抜いていると、毛がかえって硬くなる硬毛化も起こり得るのです。
硬毛化とは抜いた毛が再生された時に細い毛が生えてくるのではなく、逆に太くしっかりした毛が生えてくる症状です。毛を抜くときに毛乳頭という毛の生成に関わる組織が刺激を受けることで、毛が硬くしっかりしたものになるのです。
私の経験としては固い毛がどんどん生えてきたようなことはありませんでしたが、毛を抜いても全てが細くなるのではなく、抜いた毛くらいの太さの毛がまた生えてくることは多くありました。
まとめ
毛抜きでヒゲを抜く気持ちよさと、それが孕むリスクや危険性を紹介させていただきました。
カミソリやシェーバーでのヒゲの手入れは、定期的な出費やこまめな手入れが必要な一方で1回あたりの手間が少なくなり、逆に毛抜きでのヒゲの手入れは定期的な出費や日こまめな手入れが不要な一方で一回あたりの手間が増えるというトレードオフの関係があると思っています。
そのため、どちらにせよお金や手間を一生かけ続けることになってしまうので、20年近く続けてきたものの課題感はずっと感じていました。その結果、アラサーにして初めてヒゲ脱毛に取り組むことになりました。
もちろんまとまったお金は必要にはなりますが、定期的な出費や日々の細かな手入れ、1回あたりの手間も全て不要になるのは最高の体験です。参考になれば幸いです。