- 英会話の勉強を始めたい、または乗り換えたい
- おすすめのオンライン英会話サービスは?
- 様々なホームページをみて検討したが、いまいち違いがわからない
- オンライン英会話比較・ランキングにおける本質的な基準(オンライン英会話サービスを選ぶ上でやってはいけないこと、重視すべきこと)
- 本質的なおすすめのオンライン英会話サービス比較
こんな疑問やお悩みにチルbotが答えます。
[st-i class=”fa fa-check”] チルbotについて自己紹介
- 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務、現ニート
- コロナをきっかけに仕事に忙殺されていた生活を一新、そのライフハックを発信中!
[st-i class=”fa fa-check”] 読者の皆様への前置きメッセージ
コロナによってオンライン化が進行し、世界がより簡単に繋がるようになった今、英語学習の必要性は高まっています。
»参考:『元戦略コンサル・VCが教える、20代社会人が身につけるべきおすすめスキル6選』
そしてZoomなどの普及も後押しして、気軽に始められる英会話の勉強法として急速に広まっているのがオンライン英会話です。
しかしオンライン英会話サービスは数が多く、比較項目もよくわからないという方は多いのではないでしょうか。私もいくつかのホームページを拝見しましたが、本質的でない比較やランキングが数多く見受けられ、検討する方々のミスリードを招いていると感じました。
私、チルbotは、非ネイティブでTOEIC980・TOEFL iBT95、外資マーケター→外資系コンサルタント→VCというキャリアを歩んできました。今回は、その英語力と、ロジカルに正しい打ち手を導く戦略コンサルタントとしての経験を活かし、本質的なオンライン英会話サービスの比較に挑戦しました。
この記事を読めば、オンライン英会話の本質的な比較方法、おすすめオンライン英会話サービスランキングなどがわかります。少し長くはなりますが、納得のいくサービス選定のために是非ご一読ください。
元外資系コンサルが本気で比較、おすすめオンライン英会話ランキング
それでは結論ファーストということで、おすすめオンライン英会話ランキングは以下の通りです。(理由を後述しているのでご安心ください)
[st-mybox title=”おすすめオンライン英会話ランキング” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 第1位:DMM英会話
- 第2位:EFイングリッシュライブ(英会話だけでない「英語学習」)
- 第3位:レアジョブ
続いて、これらをおすすめする理由について解説してゆきたいと思います。少し長くなりますが、必ず納得いただけると思いますのでご覧ください。
オンライン英会話とは?
オンライン英会話サービスの比較・ランキングを紹介する前に、オンライン英会話を利用したことがないという方に向けて、オンライン英会話とはどのようなものかを簡単に紹介したいと思います。
サービス内容は運営会社ごとに異なりますが、一般的には下記のような特徴があります。
[st-mybox title=”オンライン英会話サービスの特徴” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- スカイプをはじめとした通話サービスや独自のオンライン学習システムを利用
- フィリピン人講師など世界中の講師とオンラインで英会話ができる
- レッスンは25分程度のマンツーマンレッスンが多い
- 講師はレッスンごとに自分で予約を行う
オンライン英会話では、スカイプ(Skype)と呼ばれる無料の音声通話サービスを利用するのが一般的ですが、独自のオンライン学習システムやアプリを提供しているところもあります。
また、レッスンは25分程度のマンツーマンレッスンが基本で(一部、グループレッスンができるサービスもあります)、講師と1対1で英会話を楽しむことができます。
講師の国籍はフィリピン人講師が一般的ですが、ネイティブ講師や英語が話せるヨーロッパ人講師などのレッスンを受けられるサービスも存在します。
そして講師が決まっている英会話スクールとは異なり、オンライン英会話では毎回好きな講師のレッスンを予約することができるのも特徴です。
オンライン英会話のおすすめポイント
オンライン英会話のおすすめポイントとしては主に以下の3点が挙げられます。
[st-mybox title=”オンライン英会話のおすすめポイント” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 安価に英会話の勉強ができる
- 場所も時間も自分に合わせて予定を立てられる
- 日本にいながら世界中の講師と会話ができる
1. 安価に英会話の勉強ができる
オンライン英会話の最大のメリットは、低価格で大量の英会話のトレーニングができるということでしょう。
オンライン英会話で毎日1回25分のレッスンを受けるための平均費用は、なんと月額5,500円~7,000円程度です。一般的な英会話スクールでは、1回50分のレッスンだけで5,000円~8,000円程度の費用が必要ですので、圧倒的にリーズナブルな価格設定だと言えます。
また、英会話スクールに毎日通学するのは現実的ではありませんが、オンライン英会話であれば自宅で毎日取り組むことが可能です。大量のアウトプット機会を確保することができ、リスニング力・スピーキング力の向上に最適でしょう。
2. 場所も時間も自分に合わせて予定を立てられる
世界中に講師が在籍するオンライン英会話サービスでは、朝の5時頃から深夜2時程度まで、なかには24時間レッスンを受けられるサービスもあります。
仕事や学業で忙しい方でも早朝や深夜の時間を活用してレッスンを受けることができますし、スケジュールが不定期な方も都合の良い時間に都度レッスン予約ができるので安心です。
さらに、教室に通う必要がないオンライン英会話ではレッスンを受ける場所も制限がありません。自宅でレッスンを受けるのはもちろん、外出先のカフェや会社の隙間時間にもレッスンを受けることができます。
3. 日本にいながら世界中の講師と会話ができる
オンライン英会話では、レッスンのたびに好きな講師を予約することができます。
そのため、お気に入りの講師を見つけて継続する、毎回違う講師のレッスンを予約して多様な英語に触れるなど、目的に合わせた様々な使い方ができ、真の意味での国際感覚を身につけることができるでしょう。
また講師を選ぶ際は、プロフィールや受講生からの評価、自己紹介などが確認できるので、安心して自分にあった講師を探すことが可能です。
主要オンライン英会話サービス一覧
オンライン英会話の概要について学んだ上で、国内の主要なオンライン英会話サービスをリストにすると以下のようになります。
数が多すぎてどうすれば良いかわからず、路頭に迷ってしまう人が多いのも納得です。
[table id=46 /]大変な量になってしまいましたが、これらの中から優れたオンライン英会話サービスを見つけるために、
- オンライン英会話の比較でしてはいけないこと
- オンライン英会話の比較で重視するべきこと
の2つについて考察させていただきます。
オンライン英会話の比較でしてはいけないこと
まずはオンライン英会話の比較におけるNG事項について、以下の3点(4点)が挙げられます。
[st-mybox title=”オンライン英会話の比較でしてはいけないこと” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- ①レッスン単価によるサービス比較
- ②無料体験の回数による比較
- ③英会話以外に脳のリソースをとられるサービスの選択
- (④その他)
どういうことか、それぞれ詳しくみていきましょう。
①レッスン単価によるサービス比較
オンライン英会話のランキングや比較で最も多いのが「レッスン単価による比較」ではないでしょうか。月のレッスン回数を費用で割ることでレッスン単価を算出し比較するものですが、元戦略コンサルタントとして、これは比較の方法として不適切だと断言します。
サービスごとにレッスンの時間は異なるので単純比較は不適切
多くのオンライン英会話サービスは1レッスン25分ですが、中には45分・50分などのものも存在し、サービスごとにレッスン時間が異なるのです。
例えば『クラウティ』は「レッスン単価業界最安値」を謳っていますが、これは最小単位の1レッスン10分で計算した場合です。わずか10分のレッスンで意味のある英会話学習ができるとは正直思えません。
時間が異なるレッスンを同じものとして扱い、レッスン単価で単純に比較するのは明らかに不適切です。
正確な比較には「分数単価」の算出が必要
それではレッスン時間が異なるオンライン英会話サービスについて、どうすれば正確な費用比較ができるのでしょうか。
答えは簡単です。「1ヶ月のレッスン回数」に「レッスン分数」をかけた「1ヶ月の総レッスン分数」を「月額費用」で割り「レッスンの分数単価」を算出して比較すれば良いのです。そうすることで「レッスン1分あたりの費用が何円か」という共通のものさしで公平に比較することができます。
数式にすると以下の通りです。
[st-mybox title=”” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]レッスンの分数単価(分/円) = 1ヶ月のレッスン回数 × レッスン分数 ÷ 月額費用
[/st-mybox]ここまでくると「果たして費用で比較するのは本質的なのだろうか・・・?」と思い始めたのではないでしょうか。本当にその通りでしかないのですが、元戦略コンサルタントのプライドで算出したのでご覧ください。前提とした条件は以下の通りです。
- 毎日レッスンの場合は、1ヶ月のレッスン回数を30回とする
- レッスン回数無制限の場合は、1ヶ月のレッスン回数を30回とする
もちろんこの比較をドヤ顔で掲載しても良かったのですが笑、果たしてこれを見て「分数単価が最も安いweblio英会話・産経オンライン英会話Plus・スパトレのどれかに決まりだ!」と思えるでしょうか?
そう思ってしまった方は間違いなくカモにされるのでご注意ください。オンライン英会話の目的は「英語力を向上させること」です。「自分の英語力向上を見込めるサービスを選ぶことが先決」で、いきなり単純な費用比較から始めるのは検討の順番として適切ではありません。
ここまでやってみて「レッスン単価にせよ、分数単価にせよ、比較の最初の基準にするのは誤り」ということが分かって頂けたかと思います。レッスン単価によるオンライン英会話の比較・ランキングは当てにしない方がよいというのが私の見解です。
②無料体験の回数による比較
レッスン単価による比較と同じくらいよく目にするのが、無料体験の回数による比較です。
一般的なオンライン英会話サービスでは、実際に申し込みをする前にレッスンの様子や相性を知ってもらうため、無料体験の機会を設けています。その回数がサービスごとに結構異なるのは掲載した表の通りです。
もちろん無料体験を用いて実際の様子やサービスとの相性を理解するのは必須ですが、サービスを絞り込む基準として用いるのは以下の3つの理由から不適切だと考えています。
[st-mybox title=”無料体験の回数による比較をしてはいけない理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 無料体験とは「英会話サービスを絞り込んだ上でのお試し・最終確認」という目的に対する手段として用いるもので、絞り込みの手段として用いるものではないから
- 「無料体験の回数」と「英会話サービスの質」の間には因果関係は存在しないから
- ほぼ全てのオンライン英会話サービスで無料体験の機会が設けられているため、本質的な差はないから(回数が多ければ安心な「気がする」だけ)
サービスの絞り込みに無料体験を用いるのではなく、サービスを絞り込んでから無料体験を行うようにしましょう。(本記事では実際に3つまでにサービスを絞り込んだ上で、全ての無料体験を受けて判断することを推奨しています)
③英会話以外に脳のリソースをとられるサービスの選択
「脳のリソースを英会話以外の余計なことに使わなければいけない」ようなオンライン英会話も決しておすすめしません。
物事を継続し、成功させる秘訣として「目的に集中できる環境を作ること」があります。例えば「週末にカフェで勉強をする」という習慣は「カフェの席が空いていない」という変動要素を含むため、「家や図書館などで実施する」方が目的に対してはより適切です。
オンライン英会話は「英語力を向上させること」が目的なので、その他の余計なことに貴重な脳のリソースを割くことなく、英会話に集中できる環境づくりをするべきです。ちょっとした余計なことがハードルとなって放棄してしまう人をたくさん見てきました。
脳のリソースを無駄遣いさせるような「余計なこと」にはどのようなものがあるか、具体的に見ていきましょう。
例a:講師によって条件が変動
オンライン英会話は講師が固定されておらず、レッスン前に講師をその都度選ぶ形式が一般的ですが、講師によって支払う費用が異なるものも存在します。以下はその一例です。
[st-mybox title=”講師によって条件が変動するオンライン英会話サービス” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 『ワールドトーク』『エイゴックス』:講師がランク分けされており、講師によって支払うポイント数が変動
- 『産経オンライン英会話Plus』:日本人/ネイティブ講師を選ぶとフィリピン人講師の15倍(!)のポイントを消費
- 『QQイングリッシュ』:講師を指名予約すると2割増の費用が発生
毎回のレッスンにおける講師選択のたびに「この講師は〇〇円だからやめておこうかな、、講師と費用どちらを優先させればよいのだろう、、」と考えなければいけないことは、明らかに脳のリソースの無駄遣いです。
例b:レッスン回数によって金額が変動
レッスン回数によって月額費用が変動するようなオンライン英会話サービスも、脳のリソースを余計なことに取られるためお勧めしません。
[st-mybox title=”レッスン回数によって金額が変動オンライン英会話サービス” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 『EEオンライン』:「受けただけプラン:990円(フィリピン人講師)」「月2回プラン:8,360円(ネイティブ講師)」はプランに2回分のレッスン料が含まれており、3回目以降は追加課金が必要(それぞれ1レッスン追加ごとに、660円、4,180円)
「回数によって金額が変わるのであれば、自分のペースに合わせて柔軟に勉強できる!」というのは大間違いです。メニューが多すぎるレストランで料理を選べないように、自由度が高すぎると人は優柔不断になってしまいます。
オンライン英会話においても、金額・回数を固定するからこそリズムができて学習の質が高まるのです。
④その他
細かくは書きませんが、他にも「キャンセル可能な時間の長さ」「何時間前から予約ができるか」などでランキング作成・比較を行っているウェブサイトを多数見かけました。しかし「英語学習で結果を出す」という目的からすると付随的な要素にしか過ぎず、絞り込む最初の条件として利用するのは不適切だということがわかると思います。
分かりやすい数字や星取表(○×表)を鵜呑みにするのではなく、「意味のあるランキングや比較になっているか?」「これを信じて大丈夫か?」ということを常に自身に問いかけてほしいと考えています。
オンライン英会話の比較で重視するべきこと
それでは、NG事項についてご説明した上で、オンライン英会話の比較において重視するべきことについて、以下の3点をご紹介します。
[st-mybox title=”オンライン英会話の比較で重視するべきこと” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 講師の国籍の多様性
- サービス事業者の資本力
- 学習データの蓄積
どういうことか、それぞれ詳しくみていきましょう。
①講師の国籍の多様性
「やっぱり英会話を学ぶならネイティブ講師がよいのでは」と思う方は多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
多くの場合にはネイティブ講師にこだわる必要がなく、その中でも講師の国籍が多様な英会話サービスをおすすめする理由を3つご紹介します。
[st-mybox title=”講師の国籍の多様性をおすすめする理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- a. 英語話者の8割近くは非ネイティブだから
- b. 発音を気にするよりも、まずは話すことを優先させた方がよいから
- c. 言語教育以上にダイバーシティー教育が重要だから
a. 英語話者の8割近くは非ネイティブだから
少し古い記事にはなりますが、2012年のハーバードビジネスレビューに以下のような内容が掲載されています。
The fastest-spreading language in human history, English is spoken at a useful level by some 1.75 billion people worldwide—that’s one in every four of us. There are close to 385 million native speakers in countries like the U.S. and Australia, about a billion fluent speakers in formerly colonized nations such as India and Nigeria, and millions of people around the world who’ve studied it as a second language. An estimated 565 million people use it on the internet.
Global Business Speaks English
内容としては、世界人口の4分の1である約17.5億人が英語話者であり、そのうちの22%がネイティブスピーカー、78%は非ネイティブスピーカーということが書かれています。
つまり英語話者の8割程度は非ネイティブスピーカーなので、実用性を鑑みるとネイティブスピーカーにこだわる必要はないのです。
b. 発音を気にするよりも、まずは話すことを優先させた方がよいから
「それでも綺麗な発音やイントネーションを身につけるにはネイティブスピーカーから学ぶ方が良いのでは・・・?」と思う方はいらっしゃるでしょう。こちらについては、当てはまる場合とそうでない場合があります。
もしも、あなたが既に英会話の経験を積んでおり、MBA留学対策やフォーマルな場での英語を勉強したいのであればネイティブスピーカーによる発音対策を受けることをお勧めします。しかし、あなたが英会話の初学者であったり、日常会話やビジネス英会話を学びたいのであれば、発音を気にするよりも、まずはとにかく沢山の英語を話すことを優先させた方が絶対に効果が出ます。
特に日本人は文法や発音など細かいことを気にしがちで引っ込み思案になってしまいますが、英会話上達のコツは「間違っていてもいいからとにかく話す」です。間違っていたら講師が指摘してくれるのですから。「ビジネス英会話でも発音が大切なのでは・・・?」と思う方がいるかもしれませんが、私の経験では多国籍の人材が混ざり合うビジネスの場では発音にこだわる必要は全くありませんでした。現在の国際社会では発音にこだわることはむしろ差別的であるとすらされることがあります。
よって、発音を重要視する特別な事情がある場合を除き、講師がネイティブか非ネイティブかは全く気にする必要がありません。
c. 言語教育以上にダイバーシティー教育が重要だから
オンライン英会話における非ネイティブ講師で最も多いのがフィリピン人講師でしょう。フィリピンはアメリカの植民地だったため英語が公用語の1つであり、平均的な英語力が非常に高いのです。
英語力に関する代表的な国際指標の一つ、TOEFL iBTの平均スコア(2019年)でも、アジア地域においてはインド・シンガポール・パキスタンに次いで第7位となっています。(実はフィリピンは2015年には第3位だったので他の国が台頭してきていることがわかります、そして残念ながら日本は下から3番目です・・・頑張りましょう)
[table id=45 /]こうして見ると、フィリピン人講師によるオンライン英会話でも問題ないように思えますが、なぜ講師の国籍が多様である方が良いのでしょうか?
それはダイバーシティー教育の重要性が高まっているからです。国際社会においては、民族・文化・価値観などのバックグラウンドが全く異なる人々が協同しています。そこでは多様性を否定して同質性を求めるのではなく、多様性をもった相手のことを知り、尊重することこそが大切なのです。
2015年の国連サミットで採択されたSDGsにおいても以下のように明記されており、その重要性は日に日に増しています。
「2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。」
SDGs 目標10「人や国の不平等をなくそう」より。
言語教育はもちろんのことですが、それを通してダイバーシティー教育を身に付けばければ真の国際人とは言えないでしょう。そしてその手段として、講師の国籍が多様なオンライン英会話サービスは非常に優れています。(私は仕事でインドネシアの投資先をアテンドする機会があったのですが、当然レストラン手配に気を配りました。違うことを知る・受け入れることはビジネスにおいても大切です)
そして何より、フィリピン人講師だけでなく、ヨーロッパ・アメリカ・アフリカなど世界中の講師と話すのは純粋に楽しいですよ!
②サービス事業者の資本力
オンライン英会話の比較で重視するべきことの2つ目は「サービス事業者の資本力」です。
オンライン英会話サービスは、システム・教材の開発やマーケティングに費用をかけて顧客を獲得し、獲得した顧客からの月額課金でその費用を取り戻すようなビジネスモデルになっています(スタートアップの世界ではRecurring Revenueなどと呼ばれます)。つまり出て行ったお金を後で取り戻すようなモデルになっており、それが成立するには以下の3パターンのいずれかが必要になります。
[st-mybox title=”費用が先出するオンライン英会話事業に求められるもの” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- a. それに耐えうる資本力
- b. 全額前払い制などによる収益の先行確保
- c. 先出するシステム・教材開発費用などの圧縮
このうちa, bは顧客にとって望ましくないことは明らかですので、c、つまりそれに耐え得る資本力を持つサービス提供者をおすすめします。
また資本力がある方が、優秀な講師の獲得力や教材・サービスの開発など他の点でも有利なことは分かるかと思います。DMM英会話も、競合がひしめく中で後発ながら成功した理由として「資本力」を挙げています。
[st-mybox title=”コラム” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]当時先行していた会社は中小企業がほとんど。みんな独自の資金で運営しており、一部外部から資金調達をして運営している会社も少ない資本で運営をしていました。オンライン英会話自体の市場を広げようと思ったら、もっと資金が必要だと思ったんです。フィリピンでイチから立ち上げるのは大変そうだけど、資金力とオンラインサービスのバックグラウンドがあるDMMなら必ず市場はとれるし、市場は今の何倍にもなるのでチャンスがあると考えました。
https://liginc.co.jp/life/useful-info/173021
余談ではありますが、「NOVAうさぎ」のCMでも知られた「英会話教室のNOVA」が2007年10月に439億円の負債を抱えて倒産した原因は、まさに「②全額前払い制などで先に収益を確保する」ことにありました。
受講料を前払いでいただくと資産が一時的に潤沢になり、その慢心が過剰投資につながってしまったことに加え、「受講プランを売ったら終わり」という考え方が営業現場にまん延し、ノルマを追う営業としては“プランを売る”ことが最終目的となってしまい、入会後の顧客フォローや継続して通っていただくための努力などが不十分になってしまっていたのです。近年では、先払い制の高額プライベートジム・ライザップが経営危機に陥っているのも同様の原因だと推察しています。
ビジネスの知識はこうした身近なサービス選択にも活かせるので、一緒に勉強していきましょう。
[/st-mybox]③学習データの蓄積
「質の高いオンライン英会話サービス」を提供するには、どのような条件が必要かを考えると以下のようになります。
[st-mybox title=”「質の高いオンライン英会話サービス」を提供するための条件” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- a. 質の高い講師の獲得・教育
- b. 質の高い教材の開発
- c. 講師に対する正確な評価付けとその蓄積
- d. 生徒と講師の正確なマッチング
a, bについては前に述べた資本力が大きく影響しそうですが、c, dについてはどうでしょうか。これにはインターネットサービスに対する人材や経験、ノウハウなどが大きく影響するのです。
オンライン英会話はインターネットサービスである
オンライン英会話サービスは単なる英会話サービスとは違い、インターネットサービスであるということを意識しなければいけません。
端的に述べると、食べログやメルカリ、Google検索などと同じようなシステムが必要なのです。例えば、食べログではユーザーの評価が高い店が優遇されるので、店側はユーザーの評価を上げようと努力します。
そしてメルカリでは、優良な出品者は人気になるので、出品者は丁寧な対応を心掛けて人気の有料出品者を目指します。Google検索でも、良いコンテンツはGoogleに上位表示されるので皆が良いコンテンツを作ろうと努力します。
このようにマッチング型のサービスにおいては、サービス側を利用するユーザー(オンライン英会話では生徒)が、もう片方のユーザー(オンライン英会話では講師)を評価し、評価が高いユーザーが優遇されることで皆が頑張ろうとする仕組み、またその評価の蓄積による精度の向上、精度の高いマッチングの実現が極めて重要なのです。(スタートアップでは「フィードバックループ」と呼ばれます)
この仕組みこそが上記c,dの両者に大きな影響を与えることはお分かりかと思います。
DMM英会話はインターネットサービスとして圧倒的
この点において、10年以上のデータの蓄積を持つ『レアジョブ』は高く評価することができます。
しかし、それ以上に圧倒的な評価ができるのは『DMM英会話』です。DMM英会話の運営会社である合同会社DMMは、オンライン英会話サービスだけでなく、オンラインゲーム、動画配信、電子書籍、通販ショッピング、オンライン金融サービスなど、ありとあらゆるインターネットサービスを運営しています。
つまり、オンライン英会話サービスで重要となる「インターネットサービスとしての質の高さ」について、他のサービス群を通して人材・経験・ノウハウなどを圧倒的に蓄積しているのです。
質の高いインターネットサービスの運営経験を活かし、10年近くオンライン英会話サービスを運営し、その中で大量の評価データを蓄積してきたDMM英会話、他の事業者やサービスがちょっとやそこらでは敵わないのは明らかでしょう。
[st-mybox title=”コラム” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]オンライン英会話ではないですが、同様の理由でリクルートが運営する『スタディサプリ』もおすすめです。元々リクルートは紙媒体を売る事業モデルでしたが、2000年代に事業基盤をインターネットサービスに再構築する離れ業をやってのけました。そのノウハウをもって作り上げた『スタディサプリ』はオンライン学習サービスとして圧倒的なクオリティを誇り、リクルートの元々の強みである強固な営業部隊により法人・教育機関への急速な導入が進んでいます。
[/st-mybox](改めて)おすすめオンライン英会話ランキング
以上、「オンライン英会話の比較でしてはいけないこと」「オンライン英会話の比較で重視するべきこと」について、大変長々と説明させていただきました。ここまで読んでいただけたら「良いオンライン英会話」「悪いオンライン英会話」の見分け方がだいぶ頭に入ったのではないでしょうか。これまでの基準を踏まえておすすめオンライン英会話を選んでランキングにすると以下のようになります。
[st-mybox title=”(改めて)おすすめオンライン英会話ランキング” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 第1位:DMM英会話
- 第2位:EFイングリッシュライブ(英会話だけでない「英語学習」)
- 第3位:レアジョブ
どれも無料体験ができるので、無料体験を受けてそれぞれの相性を確認することをおすすめしますが、まずはそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
第1位:DMM英会話
DMM英会話では、フィリピン人講師を中心とするオンライン英会話業界の中では珍しく、ネイティブも含めた世界117ヶ国以上の講師の授業を受講できる点が最大の魅力です。オンライン英会話のサービス評価・満足度調査(2020年4月・インテージ調べ)でも、「価格満足度」「レッスンプラン充実度」など16項目でNo.1の評価を獲得するなど、あらゆる面でおすすめできるオンライン英会話です。
DMM英会話の評価
①講師の国籍の多様性 [star rate=”5″ max=”5″ number=”1″]
②サービス事業者の資本力 [star rate=”5″ max=”5″ number=”1″]
③学習データの蓄積 [star rate=”5″ max=”5″ number=”1″]
①講師の国籍の多様性
DMM英会話の講師は、難関大学の現役大学生や卒業生のほか、豊富な講師経験者などを採用基準としながら世界各国より採用を行っています。ティーチングのプロフェッショナルによる厳しいトレーニングや日本人スタッフがきめ細やかにチェックする80項目に及ぶ最終評価をクリアしなければならず、合格率はわずか5%です。またアジア、ヨーロッパ、中南米など世界約128カ国の国々をはじめ、アメリカ、イギリス、カナダといったプラスネイティブプラン専用講師まで、世界各国の講師陣が日々レッスンを提供しています。
②サービス事業者の資本力
運営会社である合同会社DMM.comは、戦略的に上場こそしていないものの、オンラインゲーム、動画配信、電子書籍、通販ショッピング、オンライン金融サービスなど、ありとあらゆるインターネットサービスを運営しているIT企業です。2020年2月期にはグループ全体で約2340億円の売上を上げており、資本力の観点は十二分と言えるでしょう。余談ですが、私は会長兼CEOの亀山敬司氏には何度かお話を伺ったことがあり、まさに「食えない老獪なオッサン」といった印象の非常に魅力的な方です。分かりやすい言葉で物事の本質を説明するのに長けており、コラムやラジオなどがとても面白いので是非ご一読ください。
≫『DMM亀山会長「戦争は正義vs悪ではない」漫画ワンピースから学ぶ“世界平和”のとらえ方』
③学習データの蓄積
インターネットサービス企業である合同会社DMM.comが運営するDMM英会話では、その経験とノウハウを持って学習データを蓄積し、サービス改善を行っていることは言うまでもありませんが、他にも様々な工夫を行っています。例えば講師に対する抜き打ち試験や、ネイティブによる発音講座などの各種トレーニングの実施、レッスンを終了後の受講者からの評価や改善要望の受け付けなどが挙げられます。
無料体験レッスンについて
DMM英会話では、25分のレッスンを2回まで(期間限定で3回までの時も有)無料で体験することができます。アカウント登録(クレジットカード不要)を行い、講師検索、そして予約確定と、5分もかからずに無料体験レッスンの申し込みが可能です。講師検索については以下のような形で時間ごとに予約可能な講師候補が出てきます。国籍の豊かさにこの時点でワクワクしますね。
英会話初心者で不安な方もいらっしゃるかとは思いますが、コミュニケーションはコミュニケーションでしか学ぶことができないので、まずは勇気を出して飛び込むことをお勧めします。初心者であることを伝えれば講師の方がリードしてくれるので安心です。もちろん無料体験を経てすぐにDMM英会話に決めてもよいですが、他の2つについても試した上でフェアに判断することを私は推奨します。
第2位:EFイングリッシュライブ
正直DMM英会話かレアジョブかで言うと、よっぽどの理由がなければDMM英会話の方が優れていると思いますが、学習の目的次第ではDMM英会話に勝り得るのが、おすすめ第2位として紹介する「EFイングリッシュライブ」です。EFイングリッシュライブは、1996年の創立以降、20年以上にわたってオンライン英語学習を展開しており、120カ国に1,500万人の会員を有するだけけでなく、1,200社以上のグローバル企業やオリンピックなどの国際イベントに語学研修プログラムとして導入されているのです。内容としては、レベル診断テストを受けて現在の英語レベルを16段階で把握した上で、グループレッスンとマンツーマンレッスンを併用して英語力の向上を目指します。グループレッスンでは海外の受講生と交流する中で国際的な視野を培い、マンツーマンレッスンではネイティブ講師による指導で集中的な英語学習を行うことが可能、さらには英作文の添削サービスも存在しているのです。
EFイングリッシュライブの評価
①講師の国籍の多様性 [star rate=”4.5″ max=”5″ number=”1″]
②サービス事業者の資本力 [star rate=”5″ max=”5″ number=”1″]
③学習データの蓄積 [star rate=”4″ max=”5″ number=”1″]
①講師の国籍の多様性
EFイングリッシュライブは全ての講師がネイティブ講師であり、国籍の多様性こそ十分とは言えないですが、質の高いレッスンを受けるという意味では非常に魅力的でしょう。資格と経験を有するネイティブ講師が全世界で3,000人在籍しており、そのうち2,000人ほどはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカといった母国語として英語を話す国々の出身者となっています。また講師採用にあたっても、以下のような厳しい採用基準を設けているようです。
- 実習を受け、英語を教えることに熱意のある講師
- ネイティブ、もしくは英語を第一言語として話すバイリンガル
- 大卒者で英語教授の資格のTEFLや TKTと呼ばれる資格を保有している講師
②サービス事業者の資本力
実はEFイングリッシュライブは、1965年に設立された世界最大の語学学校・EF Education Firstの子会社で、EF Education Firstは世界各地で語学学校や交換留学プログラムの運営を行っています。オンライン英会話だけでなくトータルで英語学習をサポートする事業展開、そして1,200社以上のグローバル企業やオリンピックなどに語学研修プログラムとして利用されていることからも、資本力や事業基盤は盤石であると言えるでしょう。
③学習データの蓄積
長い歴史を誇ること、オンライン英会話以外にも英語学習事業を展開していることからも分かりますが、EFイングリッシュライブでは、世界有数の言語研究者をはじめ、ケンブリッジ大学やハーバード大学などの著名な教育機関と共に長年に渡って英語研究を行っています。さらに、東京2020大会の語学トレーニングにおけるオフィシャルパートナーとして、公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のスタッフへ語学トレーニングを提供しているのです。こうしたオリパラにおける語学トレーニングは、ソウル1988、北京2008、ソチ2014、リオ2016、平昌2018、そして東京2020大会と、6大会連続での提供となっています。インターネットサービスという点では定かではないものの、英語学習サービスという意味では圧倒的な歴史と実績があると言えるでしょう。
無料体験レッスンについて
EFイングリッシュライブでは1週間の無料体験期間が設けられており、2種類のオンライン英会話レッスン(グループレッスン3回、マンツーマンレッスン1回まで)、オンライン教材、TOEIC&TOEFL対策コース、スマホアプリのすべてを体験することができます。アカウント登録(クレジットカード必須)を行い、レッスン予約確定まで5分もかからずに無料体験レッスンの申し込みが可能です。さらにAI学習アドバイザーによる英語学習の目的や今までの経験のヒアリングや、必要であれば現在のレベルを確認できるテストも受講可能です。
英語レベル判定テストでは、文法・リスニング・リーディングの3点から現在の英語力を把握することができ、これを受けた上で無料体験ができるのは相当評価が高いです。他のサービスであれば同じ内容で数万円を取りかねないですが、これで1万円以下というのは破格の金額だと思います。
1つだけ注意点として(もちろんEFイングリッシュライブからも連絡がありますが)、無料体験期間が終わると自動で請求が開始されるので、無料体験を踏まえて他のサービスにするという方は期間内に忘れずにプラン解除をしてください。繰り返しにはなりますが、もちろん無料体験を経てすぐにEFイングリッシュライブに決めてもよいですが、他の2つについても試した上でフェアに判断することを私は推奨します。
第3位:レアジョブ
レアジョブはベンチャー企業として2007年からオンライン英会話サービスを開始し、東証マザーズ、そして東証一部にも上場したオンライン英会話サービスのパイオニアです。累計会員数80万人以上を誇るオンライン英会話業界最大手のサービスとして人気と信頼を集めています。「人件費が安いフィリピン人講師とオンラインで英会話をする」ことで、かつて高額なものばかりだった英会話スクール市場に価格破壊を起こしました。その経緯もあって現在も全講師がフィリピン人講師であり、その点はDMM英会話などに劣りますが、業界最大手の1つとして高い実績を誇っています。
レアジョブの評価
①講師の国籍の多様性 [star rate=”3″ max=”5″ number=”1″]
②サービス事業者の資本力 [star rate=”4″ max=”5″ number=”1″]
③学習データの蓄積 [star rate=”4″ max=”5″ number=”1″]
①講師の国籍の多様性
前述した通り、レアジョブには6,000名以上の講師が在籍しており、その全てがフィリピン人講師です。国籍の多様性こそないものの、フィリピンに集中しているということは、それだけフィリンピン内での優秀な人材採用力を持っていると言うことでもあり、実際に講師採用の通過率は1%以下になっています。(DMM英会話では5%以下)
②サービス事業者の資本力
2007年11月にSkypeを利用したオンライン英会話サービスを開始し、2014年には東証マザーズへ上場、2020年には東証一部に市場変更と順調な成長を遂げ、資本力の観点は十分と言えるでしょう。営んでいる事業は主にオンライン英会話サービスであり、2019年3月期のグループ全体売上36億3,984万3千円の大半がオンライン英会話サービスによるものと推察されます。また私も知らなかったのですが、2015年に三井物産と資本業務提携を行い三井物産が13.82%の株を保有、レアジョブは三井物産の「その他の関係会社」になっているようです。どうやら国内法人向け展開やグローバル展開を狙った提携だったようですね。
③学習データの蓄積
2007年のサービス開始以降、レアジョブでは累計4,000万回以上のレッスンを提供しており、その中から有用なデータを抽出し、効率的に英語習得が叶うレッスンへと随時アップデートをしているそうです。データ以外の面においても、受講者によるレッスン満足度調査と独自の基準を踏まえて、レアジョブ内の専門チームがレッスン品質を常にモニタリングしているようです。そしてレッスン品質が高い優秀講師は社内制度で表彰されるので、良いレッスンを提供しようとモチベーション向上にも繋がります。逆にレッスン品質が低い講師はレッスン提供を一時的に制限した上で、品質改善トレーニングを実施するそうです。個人的には、こうしたモニタリングシステムは恐らくどの運営会社も実施しているであろうため差別性が高いとは言い難く、オンライン英会話の歴史を切り開く中で蓄積したデータは素晴らしいものの、インターネットサービスの運営という点ではやはりDMM英会話に劣るのではないかと考えています。(前述した通り、EFイングリッシュライブは別軸です)
無料体験レッスンについて
レアジョブでは2回まで無料レッスンを受けることができます。アカウント登録(クレジットカード不要)を行い、体験レッスン・カウンセリングの日時予約と、5分もかからずに無料体験レッスンの申し込みが可能です。また無料体験レッスンの後には無料カウンセリングも受けることもでき、無料カウンセリングでは英語学習のエキスパートである日本人カウンセラーが、学習の目的や目標を丁寧にヒアリングし、最適な教材やコース、学習方法を提案した上で、カウンセリングレポートとして届けてくれます。
非常に魅力的なので、他のオンライン英会話サービスに申し込むとしてもレアジョブのカウンセリングを活用するのはお勧めです。そして3度目ではありますが、もちろん無料体験を経てすぐにレアジョブに決めてもよいですが、他の2つについても試した上でフェアに判断することを私は推奨します。
オンライン英会話おすすめ3サービスの比較
ここまで絞り込むと、金額などによる比較も意味があるものとなるので、3サービスについて改めて比較を行います。
[table id=48 /]いきなり毎日複数回のレッスンを受ける必要はないため、「DMM英会話:スタンダードプラン毎日コース」「EFイングリッシュライブ」「レアジョブ:日常英会話コース毎日プラン」のいずれかを選ぶと良いでしょう(もちろん毎日レッスンを受ける必要はありません)。EFイングリッシュライブは月額8,910円と少し高額ですが、英作文添削や海外生徒との交流など幅広い英語学習をカバー、一方でマンツーマンレッスンは月に4回のみのため、初学者には少しハードルが高いかもしれません。そしてDMM英会話とレアジョブでは、フィリピン人講師のみのレアジョブは月額5,800円と少しお安くなっています。
以上をまとめると、以下のような基準で選ぶとよいのではないでしょうか。もちろん相性があってこそですので、こちらを基準としつつ、3つの無料体験レッスンを受けた上で最終決定すると後悔ない洗濯ができると思います。
[st-mybox title=”オンライン英会話おすすめ3サービスの比較” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- マンツーマンレッスンと講師の国籍の多様性を重視する人向け:[affi id=1]
- 網羅的な英語学習を行いたい英会話経験者向け:[affi id=25]
- なるべく安い値段でオンライン英会話を受けたい人向け:[affi id=24]
- ※以上を基準としつつ、無料体験レッスンでの相性を踏まえて決定する
まとめ
以上、本質的なおすすめオンライン英会話ランキングについて、大変長々と紹介させていただきました。ここまで読んでいただいた皆さんであれば、必ず後悔しない選択ができると確信しています。
分かりやすい比較やランキングを鵜呑みにするのは簡単ですが、その結果損するのは自分です。オンライン英会話に限らずですが、自分の頭でしっかり考えて判断する力を付けてほしいと思いますし、今後もそのようなコンテンツをお届けできればと考えています。