私は生まれてこの方、一度も歯科矯正をすることはありませんでしたが、2021年になってアラサーにして初めてマウスピースを用いた歯科矯正にチャレンジすることとなります。
その経緯はこちらの記事で紹介させていただいていますが、当然2つの歯科矯正であるワイヤー矯正とマウスピース矯正のメリットデメリットを比較した上でマウスピース矯正を選びました。私にとってはマウスピース矯正の方が相性が良く感じましたが、ワイヤー矯正の方が相性良いかたもいるはずだと思います。
この記事では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較した際に感じたメリットとデメリットを紹介させていただきます。
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ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較した際に感じたメリット・デメリット
それでは早速、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較した際に実際に感じたメリット・デメリット、その違いについて一覧表でご紹介させていただきます。比較ポイントして7つの点から比較させていただきました。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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適応範囲 | ||
値段・費用 | ||
見た目 | ||
装着時間 | ||
痛み | ||
治療期間 | ||
通院頻度 |
1つずつ説明していきます。
適応範囲
1つ目の比較ポイントは、どんな歯並びなら矯正できるかという処置の適応範囲です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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適応範囲 |
ワイヤー矯正の適応範囲
ワイヤー矯正は1人1人の歯に合わせてプラケットと呼ばれる矯正装置を取り付けて矯正を行います。そのため、歯の重なりが大きかったり、隙間が広かったり、歯の本数が少ない場合でも対応可能なので、適応範囲は非常に広くなっています。
マウスピース矯正の適応範囲
そしてマウスピース矯正はどんな歯並びの人でも対応しているわけではありません。歯の重なりが大きかったり、隙間が広かったり、歯の本数が少なかったりするとマウスピース矯正ができない場合もあるのです。
マウスピース矯正は無料のカウンセリングを行なっている歯科も多いので、その結果マウスピース矯正が適応できなかった場合にはワイヤー矯正を検討するという順番が良いと思います。
値段・費用
2つ目の比較ポイントは、歯科矯正に必要な値段・費用です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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値段・費用 |
ワイヤー矯正の値段・費用
ワイヤー矯正の値段・費用は100万円程度と非常に高額になっています。
ワイヤー矯正に用いるワイヤーやブラケットには特殊な素材が用いられており、かつそうした器具を歯科医師が丁寧に取り付けて調整するため、技術がある歯科医師の人件費も必要になるのです。
マウスピース矯正の値段・費用
マウスピース矯正の値段・費用は30-60万円程度とワイヤー矯正に比べれば安価になっています。
マウスピース矯正は歯型をスキャンしたマウスピースを用いて矯正を行うため、歯科医師が毎回毎回直接手を加える必要はありません(当然矯正の進捗などはチェックしますが、直接手を施して矯正をするワイヤー矯正とは異なり、マウスピースで矯正をするので間接的な処置になるということです)。
一般的には上下前歯のみだと30万円程度、歯全体だと60万円程度が一般的です。
見た目に与える影響
3つ目の比較ポイントは、歯科矯正中に矯正が見た目に与える影響です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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見た目に与える影響 |
ワイヤー矯正が見た目に与える影響
ワイヤー矯正は、常に歯に銀色のワイヤーと白色のブラケットを装着するため、見た目に与える影響は大きいです。
多くの方が矯正している友人・知人が周りにいたことがあると思いますが、結構目立つ印象を持ったはずです。人によって気になる、気にならないは程度があると思いますが、一般的には口を開けると目立ってしまうので、笑顔が作りにくくなったりという影響をよく耳にします。
マウスピース矯正が見た目に与える影響
マウスピース矯正は、アライナーと呼ばれる透明のマウスピースを装着するため、ワイヤー矯正よりは見た目に与える影響は小さくなります。
基本的には食事の時以外はずっとアライナーを装着する必要がありますが、1日20時間以上の装着が望ましいとされているので、どうしてもという用事があるときは外して対応することも可能となります。
装着時間
4つ目の比較ポイントは、矯正器具を装着しなければいけない装着時間です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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装着時間 |
ワイヤー矯正の装着時間
ワイヤー矯正の矯正器具であるワイヤー・ブラケットの装着時間は、1〜2年の矯正期間中はずっと装着する形となり、自分で勝手に外すことはできません。
痛みや煩わしさを感じても「外さずにずっとつけていなければいけない」というデメリットでもあり、「着脱が必要ない」というメリットでもあるので、人によって捉え方は異なりそうだなと思っています。
マウスピース矯正の装着時間
マウスピース矯正の矯正器具であるアライナーの装着時間は、数ヶ月〜1年の矯正期間中は、食事の時以外はずっと装着する形となりますが、自分で外すことは可能です。
痛みや煩わしさを感じた場合は「自分で外すこともできる」というメリットでもありますが、「食事のたびに着脱しなければいけない」というデメリットでもあるので、同じく人によって捉え方は異なりそうだなと思っています。
痛み
5つ目の比較ポイントは、歯科矯正に伴う痛みです。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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痛み |
ワイヤー矯正の痛み
ワイヤー矯正は、痛み止めの薬を飲んだりする人も多いくらい強い痛みを伴うことで知られています。
他の矯正方法も同じですが、ワイヤー矯正はワイヤーで締め付けることによって力を加え、歯を動かすことによって矯正を行います。そしてその締め方は定期的に調整しますが、痛みを感じても当然自分で緩めたりすることができないので、痛みを軽減する方法が痛み止めの薬を飲むしかないというのも痛みを助長する要因なのかなと思っています。
こうした直接的な痛みに加えて、ワイヤーやブラケットが口の中に当たる間接的な痛みも存在し、口内炎ができた時などはワイヤーが食い込んで強い痛みを感じることが大きいとされています。
マウスピース矯正の痛み
マウスピース矯正も、ワイヤー矯正同様当然痛みは伴いますが、その程度は比較的少ないとされています。
結局力を加えて歯を動かすことで矯正を行うのは同じですが、矯正器具であるアライナーはずっと同じものを使うのではなく、矯正の段階に応じて何枚ものアライナーを使い、少しずつ矯正していくのが特徴です。こうした段階的な処置によって少し痛みが軽減されることに加え、万一耐えられない痛みが発生した場合は自分で外すことができるのも大きいと思います。
治療期間
6つ目の比較ポイントは、歯科矯正に必要な治療期間です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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治療期間 |
ワイヤー矯正の治療期間
ワイヤー矯正の治療期間は、一般的に1年から2年程度の場合が多いです。
奥歯を含めた歯全体を矯正する全体矯正と、笑ったときに見える前歯のみなど部分的に矯正をする部分矯正の2種類があり、当然多くの歯を動かす全体矯正の方が治療期間は長くなります。目安としては全体矯正は1〜3年程度、部分矯正は2ヶ月〜1年程度の時間が必要とされています。
マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、一般的に数ヶ月から1年程度の場合が多いです。
ワイヤー矯正と同じく、全体矯正と部分矯正の2種類があり、全体矯正の場合は1年程度、前歯のみの矯正、出っ歯やすきっ歯などの部分矯正の場合は半年程度の期間が必要となるのが一般的とされています。
一方で八重歯は全体調整が必要なので期間が長くなりやすいなど個別の状況で大きく変わるため、まずは無料のカウンセリングなどで治療期間の目安を把握するのがおすすめです。
通院頻度
7つ目の比較ポイントは、どんな歯並びなら矯正できるかという処置の適応範囲です。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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通院頻度 |
ワイヤー矯正の通院頻度
ワイヤー矯正の通院頻度は1ヶ月に1回程度です。
矯正器具の交換や調整、矯正の進捗を確認するだけでなく、虫歯のチェックや矯正器具の清掃も行います。ワイヤー矯正は矯正器具をずっとつけている必要があるため、汚れや食べかすが溜まりやすいデメリットがあります。そのため虫歯や歯周病のリスクを抑えるためにこうしたクリーニングも実施するのです。
マウスピース矯正の通院頻度
マウスピース矯正の通院頻度は2ヶ月に1回程度です。
ワイヤー矯正と同じく、矯正の進捗を確認したりする必要はありますが、矯正器具を個別に細かく調整するのではなく、歯型をスキャンして進捗を確認し、マウスピースを入れ替えて矯正を行うため、通院頻度が比較的少なくなるのです。
またインビザラインのような通院式のマウスピース矯正に加え、最近では自宅でマウスピースを行う新しいマウスピース矯正も誕生しています。こちらを用いれば来院は初回のみで通院が不要になるという大きなメリットがあります。
まとめ
以上、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の比較と、それぞれのメリット・デメリットを紹介させていただきました。再掲させていただくと以下の通りです。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
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適応範囲 | ||
値段・費用 | ||
見た目 | ||
装着時間 | ||
痛み | ||
治療期間 | ||
通院頻度 |
参考になれば幸いです!