私は生まれてこの方、一度も歯科矯正をすることはありませんでした。
子供の頃は歯並びを気に留めることもなく、そして気になっていたとしてもとても歯科矯正をする家庭の経済力もありませんでした。そして大人になって歯並びが気になっても、100万円ほどもするワイヤー矯正には手が出ていませんでした。
そんな私は2021年、アラサーにして初めてマウスピースを用いた歯科矯正にチャレンジすることとなります。
どのようにしてオンライン型マウスピース矯正を始めたか、その流れや、その中での判断基準を紹介したいと思います。
歯科矯正を一度もしたことがなかった私がなぜマウスピース歯科矯正を始めたのか、その理由を紹介したいと思います。
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私が実際にオンライン型マウスピース矯正を始めた流れ
それでは早速、私がオンライン型マウスピース矯正を始めた以下の5つのステップについて説明したいと思います。
- 興味を持つ
- 歯科矯正について調べて方針を決める
- どのマウスピース矯正を受けるか決める
- どのオンライン型マウスピース矯正にするかを決める
- 無料カウンセリングを経て矯正を始める
①興味を持つ
まず最初のステップは「マウスピースに興味を持つ」ところでした。これには主に以下の5つの理由がありました(より詳しくはこちらの記事に書いているのでご覧ください)。
- もともと歯並びが気になっていた
- ワイヤー矯正にはデメリットを感じていた
- マウスピース矯正には技術革新が起こることを予測していた
- マウスピース矯正で上場するスタートアップが海外で実際に誕生していた
- マウスピース矯正のスタートアップが日本でも多く出てきていた
小さい頃から周りで歯科矯正をしていた友達はいたものの、見た目、ましてや歯並びを気にしていなかった当時は全く気になることはありませんでした。大学生や社会人になると歯並びや歯の白さが見た目に影響を与えることを知り、大人になってから歯科矯正を始める友達も増え始め、「それなら自分も・・・」と興味を持ち始めたのです。
とはいえ金額も高く、不便なことがあるわけでもないのでスルーしていたのですが、日本で安価なマウスピース矯正を提供するスタートアップ企業(Oh my teethです)が登場したニュースを仕事で目にして「これは!」と一気に火がつきました。歯科矯正は「あれば良いもの」ではあるので、こうした勢いとタイミングが大事なのかもしれません。
②歯科矯正について調べて方針を決める
こうして興味を持ったところで次のステップは「歯科矯正について調べて方針を決める」です。
新しいもの好きな自分としては、Oh my teethが気になっていたものの、金額も高くせっかくなので歯科矯正について一通り調べてみることにしました。その結果として、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの方法があることを知りました。
当時まとめたワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いやメリットデメリットのまとめは以下の通りです(詳しくはこちらの記事に書いているのでご覧ください。)。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|
適応範囲 | ||
値段・費用 | ||
見た目 | ||
装着時間 | ||
痛み | ||
治療期間 | ||
通院頻度 |
ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正の方が良いと結論を出し、まずはマウスピース矯正の無料カウンセリングを受ける、その上で適応していなかった場合はワイヤー矯正を検討する、という方針を決めました。
- マウスピース矯正の方が優れていると判断し、まずはマウスピース矯正の無料カウンセリングを受ける
- その結果マウスピース矯正に適応していなければワイヤー矯正を検討する
③どのマウスピース矯正を受けるか決める
マウスピース矯正にすると決めた上で、次のステップは「どのマウスピース矯正を受けるか決める」ことでした。
さらに調べると、マウスピース矯正には大きく分けて以下の2つの種類が存在することがわかりました。従来型の通院型マウスピース矯正、そして最近の技術進化によって登場したオンライン型マウスピース矯正です。そして後者についてはアメリカでは上場する会社も出てきていることを知りました。
通院型マウスピース矯正の流れ
従来の通院型マウスピース矯正の流れは以下の通りです。歯医者に来院し、スキャン装置を用いてマウスピースを作成し、その後も2ヶ月に1回程度来院しながら矯正を行なっていく形になります。
- 歯型のスキャン:スキャン装置を用いて歯医者で実施(来院が必要)
- 治療計画立案:スキャン結果を用いて歯医者で実施
- マウスピース設計:専用ソフトウェアを用いて歯医者で実施
- マウスピース製造:歯医者から専門業者に発注して製造
- マウスピースを用いた処方・定期治療:歯医者で実施(2ヶ月に1回程度来院が必要)
「定期的な来院が必要」というのが人によってメリット・デメリットどちらにも感じ得るとは思います。一方で来院の面倒さから3人に1人がドロップアウトしてしまう状況にあるということも知りました。
オンライン型マウスピース矯正の流れ
そして最新のオンライン型マウスピース矯正の流れは以下の通りです。IoTを用いたスキャン器具で歯型をスキャンしてマウスピースを作成し、来院せずにオンラインで進捗の管理やサポートを受けられるものになっています。
- LINEで無料相談:歯並びの写真を送るとLINEでドクターが無料診断
- 歯型のスキャン:提携クリニックへ来院、または専用デバイスを用いて自身でスキャンを実施
- 治療計画立案:オンラインで実施
- マウスピース設計:デバイスの計測データを用いて運営会社が実施
- マウスピース製造:デバイスの計測データを用いて運営会社が製造
- マウスピースを用いた処方・定期治療:マウスピースを用いた矯正の状況をLINE上で管理・サポート、LINEやビデオ通話で24時間専属医療チームに相談も可能
私が一番惹かれたのは、最初のステップが「LINEに歯並びの写真を送ることで相談ができること」でした。ただでさえ行くのが気が重い歯医者に行くのが面倒だった中で、スムーズに第一歩を踏み出せたのです。
また、通院型マウスピース矯正と同じく「来院が不要」というのが人によってメリット・デメリットどちらにも感じ得るとは思います。一方でLINEやビデオ通話でいつでもサポートを受けられること。矯正の進捗管理が自分でもできることなどは自分にとっては大きなメリットに感じました。
2つのマウスピース矯正の比較や違い
以上を踏まえて2つのマウスピース矯正方法を以下のように比較しました。
通院型マウスピース矯正(従来型) | オンライン型マウスピース矯正(最新型) | |
---|---|---|
代表的なブランド | インビザライン(Invisalign)、 クリアコレクト、キレイライン | 日本:Oh my teeth、hanaravi アメリカ:Smile Direct Club |
値段・費用 | ||
対応しているクリニック | ||
歯型のスキャン | ||
通院頻度 | ||
医師への相談 |
とにかく新しいもの、合理的なもの好きな自分としてはオンライン型マウスピース矯正が圧倒的に気になっていたので、こちらに決めました。デメリットとしては提携しているクリニックが少ないため、住んでいる地域によってはアクセスが悪いことが挙げられますが、東京に住んでいた自分には問題になりませんでした。
④どのオンライン型マウスピース矯正にするかを決める
こうして次のステップは「オンタイン型マウスピース矯正の無料カウンセリングに行く」ことに決めました。そこで迷ったのは「どのオンライン型マウスピース矯正ブランドにしよう?」というところでした。
結論から言うと私は「Oh my teeth」に行きました。私がオンライン型マウスピース矯正をしようと決めたのは2021年で、その時はOh my teethの認知が圧倒的だったので特に迷いもしませんでした。
一方で改めて調べてみると、現在日本では主に「Oh my teeth」「hanaravi」「Zenyum」「hanalove」の4社がオンライン型マウスピース矯正を行なっていることが分かりました。以下がその比較となります。
Oh my teeth | hanaravi | Zenyum | hanalove | |
---|---|---|---|---|
値段・費用 | Basicプラン:33万円 Proプラン:66万円 | Basicプラン:33万円 Mediumプラン:49.5万円 Proプラン:66万円 | Clearプラン:32.45万円 Clearプラン+:57.5万円 Clearプラン++:66万円 | Easyプラン:21.78万円〜 Smartプラン:34.8万円〜 Premiumプラン:77万円〜 |
初回相談 | LINEで相談可 | LINEで相談可 | 写真送信で相談可 | LINEで相談可 |
初期検査費用 | ||||
歯型のスキャン | 専用クリニックで実施 (無料) | 提携クリニックまたは自宅で実施 | 提携クリニックで実施 | 提携クリニックで実施 |
治療中のサポート | LINEで24時間サポート | LINEでサポート | 専用アプリでサポート | LINEでサポート |
リテーナー費用 (治療後の安定装置) | ||||
会社の状況 | 2019年10月創業、2019年12月からサービス開始 | 2019年創業、2020年5月からサービス開始 | 2018年シンガポールで創業、2021年11月から日本でサービス開始 | 2019年10月創業、2022年2月からサービス開始 |
提携クリニック | 表参道・有楽町・新宿・池袋・心斎橋 (全て自社クリニック) | 渋谷・大阪・京都 | 北海道・新潟・東京・神奈川・大阪・京都・兵庫・長崎・鹿児島 | 北海道・福島・新潟・東京・神奈川・千葉・埼玉・長野・愛知・大阪・山口 |
正直サービスの内容や金額はどれも同じように感じましたが、私は今改めて選ぶとしても「Oh my teeth」を選ぶと思います。その理由としては、Oh my teethは他よりも一足早い2019年12月からサービスを開始しており、2022年12月にはユーザー数が1万人を突破したというPRリリースも出ていました。
ビジネスも、そしてICL手術など他の治療も同じですが、結局「どれだけ多くの処置を行ったか」という経験、それに基づいたノウハウやオペレーションが質の良さを決めると私は考えています。そのため、いち早くサービスを開始して、経験やノウハウを貯めているであろうOh my teethが最も良いサービスを提供しているのではないかと予測されるのです。
とはいえこれはあくまで私の予測です。いずれも無料で相談できるのが良い点だと思うので、いくつか無料相談を受けてみて横比較し、安心できるところを選ぶと言うのも良いと思います。
⑤無料カウンセリングを経て矯正を始める
ここまで来ればあとは行動です。実際の自分の流れを含めて紹介したいと思います。
すぐにOh my teethのLINEを登録し、簡易問診を受け、自分の歯並びの写真を送りました。
もちろんいきなりクリニックに行って歯型のスキャンを行うこともできたのですが、夜中に「Oh my teethで矯正をしよう!」と決めてその場でLINEに登録して歯並びの写真を送ったのです。すると一気に物事が進み始めた感覚があり、興奮したのを覚えています。
色々調べたり分析するのは好きなのですが、行動のきっかけになるのは勢いや深夜テンションだったりします笑。
LINEでの診断の結果、問題なく矯正を受けられる見込みだったので、近くのクリニックで歯型スキャンをすることにしました。
私は職場からも近い有楽町駅直結の「東京銀座有楽町矯正歯科」で歯型のスキャンを行いました。LINEの問診内容を元に、どんな歯並びにしたいかのヒアリング、虫歯がないかのチェック、レントゲンでの撮影を行いました。
その場でスキャンした歯型が3Dデータでモニターに表示され、ドクターから直接歯並びについての説明を受けました。
スキャンの翌日には診断の結果が、ドクターからのコメントともにLINEに到着しました。この段階で、支払いをして矯正に進むか、この時点でやめるかを決められるのですが、私は迷うことなく契約をして矯正をすることにしました。
私の場合は奥歯の歯並びは問題ないとのことだったので、外から見える前歯のみを矯正する33万円のBasicプランに決めました。
支払いから1週間ほどすると、どのようなプロセスで矯正してゆくかのシミュレーションがLINEで届き、矯正の全体像を理解することができました。そしてそれから2週間ほどするとマウスピースが自宅に届いて、いよいよ矯正を開始することになりました。時にして2021年の9月のことです。
最初はやはり正しく矯正が進められているかが不安だったので、2回ほどビデオ通話で相談をしましたが、問題なく矯正を進められていることが分かり、それ以降は相談はしませんでした。LINEで進捗は共有されるのでそれを確認していた形です。
そして2021年9月から8ヶ月ほど矯正を続け、2022年の5月に矯正が完了しました。その後3ヶ月ほどリテーナーを装着し、矯正した歯の安定を図りました。現在はリテーナー装着も終わり、完全に矯正が完了しています
なんでもそうですが始まってみると一気に物事が動き出した感覚です。私の場合は前歯がすきっ歯気味だったのですが、7ヶ月間の矯正の結果問題なく治り、気になることは全くなくなりました。
特に歯医者は多くの人にとって最も気が重い場所だと思うので、私にとっては手軽にLINEでの相談から始められるオンライン型マウスピース矯正の相性が良かったのかもしれません。
まとめ
以上、私が実際にマウスピース矯正を始めるまでの流れについて説明させていただきました。
人によって基準や観点は異なると思いますが、自分の経験が参考になれば嬉しいです!