- 転職活動を始めるタイミングは?
- 3ヶ月くらいで転職したいがどうすればよい?
- 転職活動をするのが不安だ
- 周りが転職しているから自分も転職活動に取り組むべき?
- 「とりあえず転職したい」と思っているが何からすればよい?
こんな疑問やお悩みにチルbotが答えます。
[st-i class=”fa fa-check”] チルbotについて自己紹介
- 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務、現ニート
- コロナをきっかけに仕事に忙殺されていた生活を一新、そのライフハックを発信中!
[st-i class=”fa fa-check”] 読者の皆様への前置きメッセージ
コロナウイルスの影響で先行きが不透明になっている中、転職やキャリアアップを考えている人は多いことでしょう。
「そろそろ転職したいな」「転職活動を始めようかな」と考えている方、その考えでは必ず失敗します。
筆者は20代で転職を3回行い、外資マーケター(P○G)・広告代理店・外資戦略ファーム(B○G)・VC(アジア・北米地域)を渡り歩いてきました。この経験から、「いきなり転職活動をしてはいけない理由」を皆さんにご紹介したいと思います。
今転職を考えている方だけでなく、転職なんて考えてもいなかったという方にこそ参考になると思いますので是非ご覧ください。
※私たちのステマ規制への対応方針:当サイトの運営にあたっては、実体験を基に公平性・客観性を心がけ、読者の皆様を第一に取り組んでいます。企業から商品提供や広告依頼を受け、広告/PRの内容が含まれる場合もありますが、コンテンツの基準や判断軸には一切関与させておりません。
いきなり転職活動をすると失敗する3つの理由
転職経験が多く、知人友人からの転職相談もよく受けるチルbotですが、「そろそろ転職したいんだよね・・・」そう言って転職活動を始めた友人はもれなく挫折するか、不本意な結果に終わってしまっていました。
そう、「転職をしようと思って転職活動を始める」のではなく、「転職をするつもりがなくても常日頃から準備をしておく」、それこそが私チルbotが考える転職必勝法です。
「転職活動だけではなく、今の仕事にも役立つから」というのがその理由になるのですが、ここでは概要のみ抜粋しておきます。詳しくは別の記事にまとめたので是非ご覧いただけたら幸いです。
[st-mybox title=”日常的に転職活動をすることで得られる4つのメリット” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 今の仕事に役に立つから:
- ①今の仕事がどんな資産になるか考えるクセがつく
- ②自分のキャリア・仕事の棚卸しができる
- 転職活動に役に立つから:
- ③転職市場の最新情報をノーリスクで入手できる
- ④いざ転職したいと思ったときにスムーズに始められる
それでは、なぜ「いきなり転職活動をすると失敗する」のでしょうか?その理由は以下の4つになります。
[st-mybox title=”いきなり転職活動をすると失敗する4つの理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 内向きのマインドで仕事に臨んでしまうから
- 忙しい転職活動に挫折するから
- 誤った意思決定をしてしまうから
- 志望企業の選考に通らないから
[/st-mybox]
それぞれ解説していきましょう。
理由①:内向きのマインドで仕事に臨んでしまうから
まず1つ目の理由は「内向きのマインドで仕事に臨んでしまうから」です。
会社というのはシステムです。「報告のための報告」や「何の役に立つかわからない資料作成」をしたことがある人も多いと思いますが、これは「会社というシステムを維持するために生まれた仕事」と言えるでしょう。
つまり「会社というシステムの中では重要な仕事」でも「労働市場からすると重要ではない仕事」が往々にして発生するのが会社なのです。
しかし常日頃転職準備をしていないと、ついつい内向きのマインドになってしまいます。結果として疑問も抱かず「ただ目の前の仕事に取り組んでいる」状態となり、「労働市場からすると価値が低い仕事に大切な人生を費やしてしまう」可能性もあります。
そうならないよう、転職をするつもりはなくとも、転職サイトに登録して自分の市場価値を判断したり、エージェントから情報収集したりすることで、外向きのマインドで仕事に臨むことが大切なのです。
「この仕事は自分のキャリアにどう影響するんだろう?」「ひょっとしてこの仕事は自分の可能性を狭めていないか?」など、「自分の市場価値」を常に意識して仕事に臨むことは、転職に限らず現在の会社や仕事で成果を出すためにも極めて重要だと考えています。
理由②:忙しい転職活動に挫折するから
そして2つ目の理由は「忙しい転職活動に挫折するから」ということです。
まともに取り組むと、転職活動はなかなか大変です(ケースバイケースではありますが)。「転職をしよう!」と思い立って転職活動を始めると、その大変さに心が折れて挫折し「このままでいいや・・・」と諦めてしまう人を沢山見てきました。
転職活動の一連の流れ
一口に転職活動といっても、その内容は多岐に渡ります。ざっと書き出しただけでもその内容は膨大です。
[st-mybox title=”転職活動の一連の流れ” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 転職とキャリアについて考える
- 今までのキャリアの棚卸しをする
- 自己分析を行う
- 転職理由の目的を考える
- スケジュールを立てる
- 情報を集める
- 業界・企業研究をする
- 転職経験者に話を聞く
- 転職サイトに登録する
- 企業やエージェントとコンタクトして情報を集める
- 志望企業にアプライ(応募)する
- 志望理由や強みをまとめる
- 面接・選考を受ける
- 選考の準備をする
- 選考のスケジュール調整を行う
- 内定後、退職と入社準備を行う
- 退職・入社に紐づく様々な手続きを行う
- 場合によっては引越しなども
[/st-mybox]
・・・はい、これを見て「ウッ・・・」と感じた方は多いのではないでしょうか?
こういった一連の流れ、それに伴うタスクを、勤務している会社の仕事と並行で行うことになります。
仕事が終わって疲れている中で、これらに意思をもって取り組めるでしょうか?それを数ヶ月間継続することができるでしょうか?
結局「めんどくさい」と思い、途中で挫折してしまう人が非常に多いのです。
挫折経験は強く刻まれる
「やっぱり無理だ」「仕事と両立できない」「転職活動をしたけれど結局何もできなかった」「転職は怖い」
一回挫折すると、このようなネガティブなイメージが転職活動に染み付いてしまいます。
中途半端な気持ちで転職活動を始めた結果、その先にもずっと影響するような挫折経験が刻まれてしまうこともあるのです。
そうならないよう、やはり常日頃から準備をしておくことこそが重要だと考えています。
(情報収集を目的にライトに取り組むことには賛成です。一方でこの際の目的は「転職」ではなく「情報収集」なので前提が異なることに注意です)
理由③:誤った意思決定をしてしまうから
いきなり転職活動をすると失敗する3つ目の理由は「誤った意思決定をしてしまうから」です。
「転職しよう!」と思い立った結果、納得のいかない結果に終わってしまうことはよくありますが、それは何故でしょうか?
実は、転職活動には誤った意思決定を促すカラクリがいくつも存在するのです。
カラクリ①:エージェントの論理に巻き込まれる
誤った意思決定を促す1つ目のカラクリは「エージェントの論理に巻き込まれる」です。
これから書くことは人材業界のタブーとされていることですが、読者の皆さんが誤った選択をしないようにあえて伝えさせていただきます。
転職エージェントとは
そもそも転職エージェントとは、「転職を希望する方」と「人材を探している企業」の間に立ち、ベストなマッチングを実現するキャリアアドバイザーのことです。
転職活動において、優しく相談に乗ったり情報提供をしてくれる転職エージェント。
「この人の言っていることなら信頼できる」「この人が言っているから間違いない」と信じ込み、業界選びも志望企業も、エージェントから伝えられるがままにする方は少なくありません。
転職エージェントのビジネスモデル
ここで転職エージェントのビジネスモデルについてご説明したいと思います。
転職エージェントのビジネスモデルは制約手数料モデルです。
自分の担当する転職希望者Aが、自分の仲介でB社に転職した場合、その方の年収の3割程度が成果報酬としてB社から支払われるのです。
年収750万円の転職先への転職を制約させた場合、250万円ほどが報酬となるわけですね。つまり方程式にすると、以下のような形になります。
[st-mybox title=”転職エージェントのビジネスモデル” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]転職エージェントの売上 = 自分の担当者数 ×(担当する転職希望者の転職先での年収 × 求人を行う会社と取り決めた利率30%程度)
[/st-mybox]
結果として転職エージェントに働く力学
以上のビジネスモデルにより、転職エージェントには以下のa〜dの4つの力学が働きます。
[st-mybox title=”転職エージェントに働く力学” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 自分の担当者数を増やし、a.増えた担当者に対して効率的に対応する
- 前提として、担当者を転職させなければ儲からないため、b.転職するよう促す
- 自身の売上を上げるため、c.年収が高い企業に転職させる、d.利率が高い企業に転職させる
[/st-mybox]
これらの力学は転職希望者に良い結果をもたらすでしょうか?
- 本来その人が転職するべきタイミングでなかったとしても、転職する方向に持っていく。
- 本来はその人にあっていないにもかかわらず、年収や利率が高い企業に転職させて売上を上げる。
こうしたことが容易に起こり得るのが想像できるかと思います。
結果として誤った意思決定だと気づいても、転職後には取り返しがつきません。
全てのエージェントがそうだとはいいませんが、「エージェントにはこうした力学が働いているのだ」ということを決して忘れないでください。
転職エージェントとの付き合い方
それでは転職エージェントは利用しない方が良いのでしょうか?
実は全くそうではなく、しっかりとした付き合い方をすれば全く問題はありません。
ポイントは簡単で、「転職意向が高い時にいきなり相談するのではなく、長い目線で相談できる転職エージェントを見つける」ことが重要です。
こちらについてはまた別の記事にまとめたいと思います。
カラクリ②:手段が目的化する
そして誤った意思決定を促す2つ目のカラクリは「手段が目的化する」です。
転職は目的ではなく手段
そもそもあなたはなぜ転職を考えているのでしょうか?
「より自分にフィットした環境に行きたい」「年収をあげたい」「違う環境でスキルアップしたい」、様々な目的が存在すると思います。
そう、転職自体が目的なのではなく、こうした目的を達成するための手段であるはずです。
転職することが目的になってしまう
しかし、転職活動を続けていると、いつの間にか「早く転職しなければ・・・」と思い始めてしまいます。
疲弊して焦る中、前述したエージェントの力学などに巻き込まれて、誤った選択をしてしまう人は非常に多いです。
本来の目的を達成できないようであれば、潔く一度転職活動から手を引くという選択肢があることを忘れないでください。
その選択を、能動的にするか、受動的にするかでは大きな違いが生じると思います(後者が「転職活動に挫折する」パターンとして紹介した「転職活動は怖い・・・」と思い込んで挫折しまうものですね)。
「転職したいから転職する」は誤り
もっと言うと「そろそろ転職しよう!」と転職活動を始めること自体が誤っていると言うことだと思います。
「こういうことを達成したいから(=目的)」、その手段として転職しようというのが正しい順番です。
※今すぐ環境を変えたいと思っている方には当てはまらないということは断らせていただきます。
理由④:志望企業の選考に通らないから
いきなり転職活動をしてはいけない理由、最後の4つ目は「志望企業の選考に通らないから」です。
こちらについても詳しく説明してゆきたいと思います。
転職市場は競争市場である
まず前提として、転職活動は競争市場です。
あなたは志望企業の判断材料に対して、他の志望者よりも優れているということを企業に理解してもらわなければいけません。
情報戦を制するものが競争市場を制する
受験の時に、志望校の過去問対策に取り組んだことはありませんか?
就職活動の時に、友達同士で情報交換をしたり、「みん就」を見たりしていませんでしたか?
受験も就職活動も同じですが、競争市場においては「情報の有無」が非常に重要なファクターになります。
転職活動ビギナーは格好のカモ!
転職活動では、企業の採用基準、現在の採用状況、そして選考内容、これらを知っているかどうかで結果が大きく変わることは想像に難くないでしょう。
また、現在市場価値が高いスキル、自分のキャリアビジョンを達成する方法など、情報がないと志望先以前に正しい判断ができません。
就職活動ビギナーは、情報戦の中で何も知らずに歩いている生まれたてのヒヨコのような存在です。
競争率が高い志望企業にはなかなか通らず、悪質な転職エージェントと出会いブラック企業のカモにされることもよくあるパターンです。
まとめ
以上「いきなり転職活動をしてはいけない4つの理由」をご紹介させていただきました。
読んでくださった方は、「いきなり転職活動をしてはいけない」ということだけでなく、「じゃあどうすればいいの?」と感じているでしょう。
実は私は、転職をするときだけでなく、日常的に転職活動に取り組んでいました。
その結果、現在ニーズが高い業種、求められるスキル、自分の市場価値などを常に把握した上で、現在の仕事に戦略的に取り組むとともに、自分に最適な転職先への最短ゴールを適切なタイミングで掴むことができたと思います。
こちらの「今すぐできる転職・キャリアアップ準備」について、皆さんにご紹介したいと思います!