- 転職を考えているので、まず何をすればよいか教えて欲しい。
- すぐに転職するつもりはないが、不安なので準備はしておきたい。
- 社会人になったばかりだが、キャリアップの方法を教えて欲しい
こんな疑問やお悩みにチルbotが答えます。
[st-i class=”fa fa-check”] チルbotについて自己紹介
- 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務、現ニート
- コロナをきっかけに仕事に忙殺されていた生活を一新、そのライフハックを発信中!
[st-i class=”fa fa-check”] 読者の皆様への前置きメッセージ
コロナウイルスの影響で先行きが不透明になっている中、転職やキャリアアップを考えている人は多いことでしょう。
一方で、いきなり転職活動をすると必ず失敗すると言うことを以前お伝えさせていただきました。
(こちらの内容は『外資戦略ファーム出身者が考える、いきなり転職活動をすると失敗する3つの理由』にまとめています)
筆者は20代で転職を3回行い、外資マーケター(P○G)・外資戦略ファーム(B○G)・VC(アジア・北米地域)を渡り歩いてきました。
今回は、そんな筆者が社会人1年目から取り組んでいたキャリアアップ・転職準備法を教えたいと思います。
今転職を考えている方も、そうでない方にとっても参考になる内容です。
元戦略コンサルの私が考える最強の転職準備術
それでは早速ですが、20代で3回転職を行った私が考える最強の転職準備術についてご紹介したいと思います。
それはずばり「常日頃から転職サイトを常用すること」です。
転職は常日頃から準備しておく
以前別の記事でも紹介させていただきましたが、私は「”転職をしよう!”と思い立って、いきなり転職活動をすると失敗する可能性が高い」と考えています。
[st-mybox title=”いきなり転職活動をすると失敗する4つの理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 内向きのマインドで仕事に臨んでしまうから
- 忙しい転職活動に挫折するから
- 誤った意思決定をしてしまうから
- 志望企業の選考に通らないから
[/st-mybox]
そうではなく、「転職をしようと思って転職活動を始める」のではなく、「転職をするつもりがなくても常日頃から転職サイトに登録して準備をしておく」、それこそが私チルbotが考える転職必勝法です。(実際に私は転職サイト「ビズリーチ」に社会人1年目から登録していました)
転職サイトの日常使いで得られる5つのメリット
「転職するつもりもないのになんで転職サイトに登録した方がいいの?」、そう思う方も多いと思います。
実際に私は社会人になりたての頃から転職サイト・ビズリーチに登録していましたが、「絶対に転職サイトには登録しておいた方がいい」と断言します。その理由は「転職だけではなく、今の仕事にも役立つから」です。
私は、転職サイトを日常使いすることで以下のような4つのメリットが得られると考えています。
[st-mybox title=”転職サイトの日常使いで得られる4つのメリット” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 今の仕事に役に立つから:
- ①今の仕事がどんな資産になるか考えるクセがつく
- ②自分のキャリア・仕事の棚卸しができる
- 転職活動に役に立つから:
- ③転職市場の最新情報をノーリスクで入手できる
- ④いざ転職したいと思ったときにスムーズに始められる
順番に説明していきたいと思います。
メリット①:今の仕事がどんな資産になるか考えるクセがつく
転職サイトの日常使いで得られる1つ目のメリットは「今の仕事がどんな資産になるか考えるクセがつく」です。
会社にいると「目の前の仕事」に溺れやすい
会社勤めをしている方なら誰でも「何のためか分からない仕事」に直面したことはあるのではないでしょうか。「報告のための報告」や「社内会議のための資料作成」などはその典型例だと思います。つまり「会社の中では重要な仕事」でも「労働市場からすると重要ではない仕事」は往々にして発生するのです。
しかし同じ会社にずっといると、ついつい内向きのマインドになってしまうのが人間の性。結果として疑問も抱かず「ただ目の前の仕事に取り組んでいる」状態となり、「労働市場からすると価値が低い仕事に大切な人生を費やしてしまう」可能性もあります。
転職サイトにより「外向きのマインド」を持つことができる
同調意識が強い会社の中を見続けるのではなく、転職サイトで会社の外の労働市場に触れていると、そんな内向きのマインドは律されます。
今の仕事をレジュメに書き落としたり、エージェントから情報収集したりすることで多くの気づきを得ることができます。
「会社の中では疑問に思わなかったけど、外から見ると無駄で意味がない仕事が多いんじゃないか?」とゼロベースで考えたり、「この仕事ではこんな役割を発揮すれば将来的にも評価されるのでは」と今の仕事への向き合い方を見直すこともできるのです。
「この仕事は自分のキャリアにどう影響するんだろう?」「ひょっとしてこの仕事は自分の可能性を狭めていないか?」など、「自分の市場価値」を常に意識して仕事に臨むことは、転職に限らず現在の会社や仕事で成果を出すためにも極めて重要だと考えています。
メリット②:自分のキャリア・仕事の棚卸しができる
転職サイトの日常使いで得られるメリットの2つ目は「自分のキャリア・仕事の棚卸しができる」です。
今の仕事やこれまでのキャリアを言葉や文章に落とし込む
転職サイトを用いることで、内向きではなく外向きのマインドで仕事に臨むことができるというのは前述した通りですが、それを具体的な言葉や文章に落とすことによって自己理解はより深まります。
かのナポレオン・ヒル曰く「思考は現実化する」からです。一般的な転職サイトには以下のような項目の入力欄が存在します。
[st-mybox title=”転職サイトの入力欄” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
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職務要約
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スキル
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職務経歴
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学歴
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語学力、海外経験
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資格
案内に従って項目を埋めるだけでキャリア・仕事の棚卸しをすることができます。
最初は面倒かもしれないですが、言葉や文章にすることで「あぁこの仕事はこう説明すれば伝わりやすいな」「この仕事はやりがいがあったと思っていたけれど言葉にしてみると自己満足の部分も大きかったなぁ」と気づきを得ることができるのです。
キャリア・仕事には「見せ方」が存在する
転職サイトを通じて仕事やキャリアを言葉や文章に落とし込む、その本当のメリットはここからです。
僕はここが一番重要なポイントだと思っているのですが、キャリアや仕事には「見せ方」が存在します。同じ仕事をしていたとしても、それをどう伝えるかによって評価は全然変わるのです。
例えばあなたがマーケターだったとして、
[st-kaiwa1]A社で消費財Bのマーケターとして勤務。通年での販促戦略の考案と施策の実施、パートナーエージェンシーのディレクションおよび、商戦機である年末の販促プロモーション設計に従事。
[/st-kaiwa1]
と自分のキャリアを説明するのと、
[st-kaiwa1]A社で消費財Bのマーケターとして勤務。通年の販促戦略においては、好意度・認知・配荷、3つのドライバーのうち好意度の向上に5名のチームの一員として従事。具体的には、顧客ニーズと商品訴求軸が乖離している課題があった中で、ペルソナの再検討・デプスインタビュー・複数チャネルにおける商品訴求軸の改訂検討を推進。パートナーエージェンシーと協同した試算も踏まえてマネージャーへ提案し承認。結果3ポイントの好意度向上に貢献した。
[/st-kaiwa1]
では、全然印象が違いますよね?ただ事実の羅列になっている前者に対し、後者では「どのような課題に対して」「どのような役割を担い」「どのような貢献をしたか」が明らかにされているからです。
受験の筆記や面接、就職活動の志望動機や面接、あらゆる物事には「適切な伝え方」が存在します。その伝え方を知らずに、または短期間の付け焼き刃で望むのはあまりにも無謀です。
転職サイトでもちょっと文面を変えるだけでオファーの内容が変わったりするので結構面白いです(笑)
メリット③:転職市場の最新情報をノーリスクで入手できる
転職サイトの日常使いで得られるメリットの3つ目は「転職市場の最新情報をノーリスクで入手できる」です。
労働市場は移り変わりが早い
労働市場の様子は刻一刻と移り変わります。
例えば、私が転職をした頃と比べ、戦略コンサルの採用ハードルは今では大きく下がっています。戦略コンサルの提供価値が「優秀人材による高品質な戦略を提供する」ことから「戦略だけでなく、実行部分を担える人材をクライアント先に送り込む」ことに変化しているからです。
そのため、転職に限らずキャリアについて考える際には「今の世の中の潮流」「それを受けた今の転職市場の現状」といった最新情報へのキャッチアップが重要となります。必要条件ではないですが、良い転職活動の実現のための十分条件と言えるでしょう。
“生の”最新情報から「市場の実態」や「自分の現状」を見極める
そんな最新情報を得る際に、転職サイトは非常に有用です。
転職サイトに自分のキャリアや仕事、転職意向などを登録すると、転職エージェントや企業の採用担当者から様々なオファーが来ます。その内容を見て、時にはカジュアル面談をすることによって以下のような様々な情報を得ることができるのです。
[st-mybox title=”転職サイトを通じて得られる情報” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]-
今の転職市場の現状
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社外から見た時の自分の仕事・職種の価値
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どのようなキャリアプランが存在するか
なんと言っても、相手は転職市場やキャリアに向かい続けているプロの転職エージェントや採用担当者です。まずはとにかく生の最新情報を仕入れ「市場の実態」や「自分の現状」を見極めることが重要です。
カジュアル面談まで行かずとも、「今の自分の経歴だとどのようなオファーが来るか?」を見るだけでも自分の市場価値が理解できます。
転職を考えていないのに利用して良いか?
中には「転職を考えてもいないのに転職サイトに登録して大丈夫だろうか・・・」と思う人もいるかもしれませんが、転職サイトへの登録も、転職エージェントとの面談も、どちらも全く問題ありません。
転職サイトへの登録については、例えば転職希望時期を「3カ月以内に・6カ月以内に・1年以内に・今は転職を考えていない」から登録することができるので、転職サイト側も今すぐ転職したい人だけを対象にしているわけではないということがわかります。
そして転職エージェントとの面談についても、エージェント側としても「今すぐではなくとも将来的に転職をする(=自分のお客さんになる)人と接点を持っておきたい」と考えているので、今転職を考えていない方でも問題ありません。
私はここが「良い転職エージェント」と「悪い転職エージェント」を見極めるポイントになると考えています。一般的に「悪い転職エージェント」は今すぐ自分の稼ぎになる「今すぐ転職したい人」しか相手にしようとしないので、やたらすぐ転職を進めてくる人は信用しない方がいいと考えています。
そうではなく、中長期的にあなたのキャリアに寄り添ってくれる方こそが「良い転職エージェント」なのです。そのため、転職を考えていなく段階でも声をかけてくれる転職エージェントは、逆に真摯に相談してくれる傾向があったなと思います。
メリット④:いざ転職するときにスムーズに始められる
転職サイトの日常使いで得られるメリットの4つ目は「いざ転職するときにスムーズに始められる」です。
ここまで読んでくださった方ならお分かりかと思いますが、こうしたメリットを享受しながら日常的に準備をしていれば「いざ転職したい!」と思った際にスムーズに転職活動を始めることができるはずです。
「転職したい」というきっかけは思わぬ時に訪れるものです。日常での何気ない出会い、今の仕事への疑問、または人間関係や人生の価値観の変化など、私自身「転職をしようと思ったときに転職した」というよりは「ふと思い立って転職した」方が多かった気がします。
それができたのは「常日頃から転職サイトを用いて準備をしていたから」に他なりません。
おすすめ転職サイト
実際に筆者が社会人1年目から使っていたのは「ビズリーチ」という「キャリアアップ」「更なる、新しいチャレンジ」を目指すハイクラス向け転職サービスです。ハイクラス向けの転職サービスであることから、扱う求人は「年収500万円以上」のものがメインとなります。
普通の転職サイトとの違い
普通の転職サイトでは登録者が求人を検索して自分で応募します。
つまり、ある程度自分の中でキャリアビジョンや目的が決まっていないと上手く活用できません。
しかしビズリーチでは、経歴を登録すれば企業やヘッドハンターから様々なオファーが届きます。
キャリアビジョンや目的が決まっていない状態でも、客観的な自分の評価を確認し、情報も手に入れることができるのです。
有料サービスだが工夫すれば無料で活用可能
ビズリーチは一定期間を超えると課金されるフリーミアムモデルですが、工夫をすれば無料で使うことが可能です。
登録時に求められる基本情報や詳細情報の登録を全て完了させれば、30日間の「プレミアムチケット」がもらえます。
このプレミアムチケットを使えば有料の機能も全て開放することができるのです。
他にも、5名のエージェントからのスカウトに返信するなど、プレミアムチケットを獲得する方法はいくつも存在します。
ビズリーチには怒られるかもしれませんが、筆者はプレミアムチケットも利用し尽くして無料期間が終わったら内容をコピペして退会、半年ほど空けて再登録して再び無料で利用することを繰り返していた時期もありました。みなさんもぜひ利用してみてください!
まとめ
最強の転職準備術として、「常日頃から転職サイトを常用すること」をご紹介させていただきました。
ビズリーチ以外のおすすめ転職サイトについてもまたご紹介できたらと思います!