Amazonギフトカード贈呈のICL手術アンケート実施中

ICL不適応:何歳から何歳まで受けられるか年齢制限の理由

夢の裸眼生活を手に入れることができるICL手術、しかしICL手術には年齢制限があり、未成年の方や40代、45歳以上、50代の方はICL手術を受けられない可能性があるのです。

この記事を読めば、ICLの年齢制限とその理由が公式ガイドラインの情報からわかります。

(※ICL手術が気になる方は、品川近視クリニック(東京/名古屋/大阪/札幌/福岡)、先進会眼科(東京/名古屋/大阪/福岡)、 新宿近視クリニック(東京)では検査受診と眼科医への相談が無料でできるのでおすすめです(詳しくはこちらの記事をご覧ください))

東大・海外大を卒業後、戦略コンサルで勤務していた「チルbot」です!メガネ・コンタクト歴は20年以上、昼にはドライアイで目がカピカピでしたが、医師の友人や眼科の先生へのヒアリングを経て2020年にICL手術を実施、視力は0.03から1.5に回復し、夢の裸眼生活を実現しました。20代最高の投資・ICL手術について実体験から解説していきます

※ステマ規制への対応方針:当サイトの運営にあたっては、実体験を元に公平性/客観性を心掛け、読者の皆様を第一に取り組んでいます。商品提供や広告依頼を受け、広告/PRの内容が含まれることもありますが、コンテンツの基準や判断軸には一切関与させておりません。

ICL手術の年齢制限:18歳未満と老視年齢は要注意

ICL手術の年齢制限については、18歳未満では手術ができず、老視年齢(一般的に45歳〜50歳以上)の方は慎重に検討する必要があるというものです。逆に、ICL手術の適応年齢は18歳以上〜50歳未満ということになります。

  1. 18歳未満:ICL手術が受けられない、また未成年者は親権者の同意を必要とする
  2. 老視年齢(一般的に45〜50歳以上):水晶体の加齢変化を十分に考慮し、慎重に施術を行う必要がある

※公益財団法人日本眼科学会のガイドラインより

これは公益財団法人日本眼科学会のガイドラインによるもので、ICLレンズ製造会社のスターサージカル社のガイドラインでは20歳未満も禁止となっています。

ICL手術の年齢制限の2つの根拠

このようにICL手術の年齢制限の根拠としては、日本眼科学会の屈折矯正手術のガイドライン(第8版)、ICLレンズの製造会社・スターサージカル社のガイドラインの2つがあり、それぞれ以下のように年齢制限が決められています。

日本眼科学会のガイドライン患者本人の十分な判断と同意を求める趣旨と、late onset myopiaを考慮に入れ、18歳以上とする。なお、未成年者は親権者の同意を必要とする。

水晶体の加齢変化を十分に考慮し、老視年齢の患者には慎重に施術する。
スターサージカル社のガイドライン1. 次の患者には適用しないこと (1) 21歳未満

1. 使用注意(次の患者には慎重に適用すること) (2)角膜内皮細胞密度が下記の表に示した値を下回る患者(21〜25歳:2800個、26〜30歳:2650個。31〜35歳:2400個、36〜45歳:2200個)

わかりやすく言うと、それぞれICL手術の年齢制限について以下のように定めているということです。

何歳から何歳まで
日本眼科学会のガイドライン18歳未満はICL手術禁止、未成年は親権者の同意が必要老視年齢(一般的に45〜50歳以上)の方には慎重に施術
スターサージカル社のガイドライン21歳未満はICL手術禁止角膜内皮細胞の数によっては慎重に適用

それぞれを比較すると、日本眼科学会のガイドラインでは「18歳未満はICL手術が禁止」となっているのに対し、スターサージカルのガイドラインでは「21歳未満が禁止」となっており、そして日本眼科学会のガイドラインでは「老視年齢には慎重に施術」となっているのに対し、スターサージカルのガイドラインでは「角膜内皮細胞の数次第で慎重に適用」となっています(角膜内皮細胞についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)。

そのためICLの年齢制限については、どちらのガイドラインに従うかによって眼科やクリニックで判断が異なる可能性があると考えられます。いずれにせよ、18歳以上の大学生や、老視年齢の45歳以上、50代の方はICL手術が厳密に禁止されているわけではないので、プロの眼科医の先生に意見を聞くのが良いと考えられます。

18歳以上21歳未満の方、40代・45歳以上・50代の方もICL手術が受けられる可能性がある

※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。

ICL手術の年齢制限の理由

それではどうしてICL手術には年齢制限があるのか、その理由は以下の通りです。

18歳未満だとICL手術を受けられない理由

18歳未満の方がICL手術を受けられない理由は、手術後に目の状態が変わってしまう可能性があるからです。

人間の眼は一般的に18歳くらいまで成長しますが、発育途中の眼の視力は安定しておらず、成長過程で近視や乱視が進行するケースもあります。つまりICL手術で視力矯正をしても、手術後に視力や乱視の状態が変わってしまう可能性があるのです。

ICL手術は術後に近視や乱視が進んだとしてもレンズを入れ替えることが可能ではありますが、再手術を行う心理的な負担も大きいため、目の状態が安定する18歳以上になってからICL手術を行うことが推奨されているのです。

そして前述した通り、日本眼科学会のガイドラインでは18歳未満にICL手術が禁止されていますが、スターサージカル社のガイドラインでは21歳未満も禁止されています。18際以上21歳未満の高校生・大学生の方は迷うかもしれませんが、目の状態は眼科医に検査してもらわないと分からないので、適応検査を受けて意見を聞くことをお勧めします。

18歳までは目の状態が安定しないのでICL手術が受けられない

※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。

老視年齢だとICL手術を慎重に検討しなければいけない理由

老視年齢の方がICL手術を慎重に検討しなければいけない理由は3つほどあるので順番に紹介します。

加齢とともに角膜内皮細胞が減少するから

理由の1つ目は、ICL手術を受ける上で必要となる角膜内皮細胞の個数が加齢とともに減少してしまうからです。

角膜内皮細胞とは角膜の一番内側の膜を形作っている細胞で、角膜の透明度を保つ役割を果たしています。角膜内皮細胞が過度に減少すると、角膜が水分を吸収してむくんで濁ってしまい、以下のような影響があります(なんとコンタクトレンズの利用も角膜内皮細胞の減少を加速させてしまいます、詳しくはこちらをご覧ください))。

  • 3000個/mm2:正常
  • 2200個/mm2:全年代でICL手術が不可能に
  • 2000個/mm2:コンタクトレンズの使用を中止
  • 1500個/mm2:レーシックによる近視矯正手術が困難に
  • 1000個/mm2:角膜の白濁
  • 500個/mm2:水疱性角膜症を発症

(※白内障手術の際は角膜内細胞が数百個減少するので、少ないと白内障手術が受けられないことも)

そして角膜内皮細胞の数は加齢とともに自然と減少するため、40代・50代の方はICL手術を受けるのに必要な角膜内皮細胞の数・密度が不足していることがあり得るのです。角膜内皮細胞の数や密度は検査でしかわからないので、適応検査を受けて眼科医の意見を聞くことをお勧めします。

角膜内皮細胞の数や密度が足りないと、年齢関係なくICL手術が受けられない可能性がある

※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。

老眼になるとICL手術の効果が弱まるから

一般的に加齢が進むと、視力調節が上手くできなくなる老眼という症状が現れます。

老眼を発症する年齢は40代が最も多く、50代になるとほとんどの人が程度に差はあれ老眼の症状を発症します。そして老眼になると目のピント調節機能が弱まってしまい、近くの物をはっきりと見るのが難しくなります。そのため、老眼が進行している状態でICL手術を受けて遠くが見えるようになったとしても、近くや手元は見辛いままになるのです。

つまり、ICL手術を受けても近くや手元の見辛さを残してしまい効果が限定的であるため、推奨されないということです。逆に言えば、若い人はなるべく早いうちにICL手術を受けた方がそのメリットを享受できるということです。

老眼になると、目のピント調節機能が弱まり、ICL手術を受けても効果が限定的になってしまう

理由③:白内障になるとICL手術の効果が弱まるから

 白内障は加齢に伴って生じる目の病気ですが、40代を過ぎると白内障のリスクも増加し、高齢者になると大半の人が白内障を経験することになります。

白内障が進行してしまうと失明のリスクがあるため、白内障手術で対処する必要があります。白内障手術は目の水晶体を取り除いて人工レンズに入れ替えるもので、手術後はピント調節が行えなくなってしまうのです。

ICL手術は、目の中にレンズを埋め込むことで焦点の位置を調整する視力矯正手術のため、白内障治療で水晶体を取り除いてピント調節ができなくなると、ICL手術の効果は限定的になってしまうので推奨されないということです。

白内障になると目のピント調節ができなくなり、ICL手術を受けても効果が限定的になってしまう

最新のICLは老眼にも対応している

上記の通り、老眼になるとICL手術の効果が弱りますが、最新のICL手術の中には老視の矯正したものもあるのです。それこそが多焦点IPCL(Implantable Phakic Contact Lens)、老視(老眼)の矯正に対応した有水晶体眼内レンズで、近視や遠視、乱視の矯正に加えて、老視の改善も可能とする革新的な技術です。

多焦点IPCLの歴史

多焦点IPCLは、イギリスのEyeOL社によって開発され、2017年にヨーロッパでCEマークを取得しました。従来のICL(STAAR Surgical社製)は単焦点であり、老視の矯正には対応していませんでしたが、多焦点IPCLの登場により、老視の矯正も可能となりました。

多焦点IPCLで老視矯正できる仕組み

多焦点IPCLは、白内障手術で使用される多焦点眼内レンズの構造を応用しています。レンズ内で光を遠方、中間、近方に分配することで、複数の距離に焦点を合わせることができます。

具体的には、目の中に入ってくる光を「遠方」に50%、「中間」に30%、「近方」に20%ずつ振り分ける設計となっており、これにより遠くから近くまでの視力を同時に矯正することが可能です。

多焦点IPCLのメリット・デメリット

メリットしかないように思える多焦点IPCLですが、当然デメリットも存在します。多焦点IPCLのメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。特に費用については、多焦点IPCLはただでさえ高額なICL手術よりも30〜40万円ほど高額になるのが実態です。そのため老眼の方がICL手術に慎重になるべきというのは変わりません。

多焦点IPCLのメリット

  • 多焦点機能: 遠方から近方までの視力を同時に矯正できるため、老眼鏡や遠近両用メガネの依存を減らすことができます。
  • 角膜を削らない: レーシック手術とは異なり、角膜を削らずに視力矯正が可能なため、角膜の形状や厚みに不安がある方にも適用できます。
  • 可逆性: 必要に応じてレンズの交換や取り外しが可能であり、将来的な視力の変化にも柔軟に対応できます。

多焦点IPCLのデメリット

  • 見え方の質の低下: 光を複数の距離に分配するため、単焦点レンズと比較して見え方の質がやや劣る場合があります。
  • ハロー・グレアの発生: 夜間の光のにじみやまぶしさ(ハロー・グレア)を感じやすいことがあります。
  • 実績の少なさ: 従来のICLと比較して治療実績が少なく、長期的な安全性や効果についてのデータが限られています。
  • 費用: 保険適用外の自由診療となるため、治療費が高額になる傾向があります。

まとめ・ICL手術が気になったら

今回はICL手術の年齢制限について紹介させていただきました。

ICL手術で手に入る裸眼生活は本当に快適です。しかし迷ったり悩んだりしても、適応検査が不適合なら時間や労力は無駄になってしまいます。まずは行動で適応検査を受診しプロの眼科医の先生に相談するのが賢い選択です。

品川近視クリニック(東京/大阪/名古屋/札幌/福岡)、先進会眼科(東京/大阪/名古屋/福岡)、 新宿近視クリニック(新宿)ではICL手術をするか決まっていなくても無料で相談・検査が受けられるので、是非ご活用ください。また、ICL手術についてもっと知っておきたい方には、以下の記事が参考になるはずです。

※あくまで私個人の実体験や分析です。適応検査でプロの眼科医の先生に直接確認してください

質問や相談など私が力になれることがあればこちらからお気軽にどうぞ!

error: Content is protected !!