ICL手術は、そのリスクや危険性を防ぐために、実は手術前後に様々な制限事項が存在します。いわゆるダウンタイムと呼ばれるものですが、運転の禁止に始まり、洗髪や風呂の禁止、メイクやカラコンの禁止など特に女性には影響が大きいものもあり、事前に把握した上でスケジュールを立てなければいけません。
この記事を読めば、ICL手術の前後にある様々な制限事項を把握し、ICL手術のスケジュールを決めることができます。
(※ICL手術が気になる方は、品川近視クリニック(東京/名古屋/大阪/札幌/福岡)、新宿近視クリニック(東京)では検査受診と眼科医への相談が無料でできるのでおすすめです(詳しくはこちらの記事をご覧ください))
東大・海外大を卒業後、戦略コンサルで勤務していた「チルbot」です!メガネ・コンタクト歴は20年以上、昼にはドライアイで目がカピカピでしたが、医師の友人や眼科の先生へのヒアリングを経て2020年にICL手術を実施、視力は0.03から1.5に回復し、夢の裸眼生活を実現しました。20代最高の投資・ICL手術について実体験から解説していきます。
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ICL手術のダウンタイムは1ヶ月程度
ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の生活に戻るまでの期間を指しますが、ICL手術のダウンタイムは約1ヶ月です。
非常に長く感じますが、裸眼生活を手に入れられることと引き換えであれば納得できましたし、1ヶ月あらゆることが制限されるかというと全くそうではありません。ICL手術のスケジュールと制限事項をわかりやすく解説していきます。
ICL手術のスケジュールと制限事項一覧
予約から術後の1ヶ月検診まで、ICL手術のスケジュールと制限事項一覧は以下の通りです。
(※私が手術を受けた品川近視クリニックを参考にしたものです。眼科・クリニック・病院によって詳細は異なりますので詳しくはご確認ください)
結構細かく制限事項が存在するのがわかりますよね。スケジュールに従って順番に解説したいと思います。
※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。
ICL手術の適応検査までのスケジュール
適応検査では、そもそもICLを受けられるかどうか検査をするとともに、実際にプロの眼科の先生に話を伺い相談することができます。
ICL手術を受けられるかどうか、そしてICL手術に対する解像度を高める上で必須のプロセスなので、早めに受けて損はありません。私が手術を受けた品川近視クリニック、そして先進会眼科、新宿近視クリニックでは無料で適応検査・相談が可能ですので、是非ご活用ください。
ホームページから予約を行うと、眼科から電話が来るので適応検査の日程を決定します。
予約をすると全てが始まるので、結構勢いも大切なポイントです。私も半分勢いで予約を行いました笑
ハードコンタクトを利用している方は、ICL手術適応検査の14日前からコンタクトの利用が禁止になります。これは日々のコンタクト着用で凹んだ角膜を元の状態に戻し、正確に検査をするためです。
近視が軽い方は裸眼でなんとか生活できるかもしれませんが、近視が強い方は事前に眼鏡を用意する必要があります。
ハードコンタクトレンズの利用が禁止となるため、コンタクトレンズを利用しており強度近視の場合、事前に眼鏡を手配するとよい。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
同様の理由で、ソフトコンタクトレンズ(乱視レンズ)を利用している方は、ICL手術適応手術の7日前からコンタクトの利用が禁止になります。
乱視レンズのソフトコンタクトレンズの利用が禁止となるため、コンタクトレンズを利用しており強度近視の場合、事前に眼鏡を手配するとよい。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
ソフトコンタクトレンズ(通常レンズ)を利用している方は、適応手術の7日前からコンタクトの利用が禁止になります。
通常レンズのソフトコンタクトレンズの利用が禁止となるため、コンタクトレンズを利用しており強度近視の場合、事前に眼鏡を手配するとよい。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
事前検査では、あなたがICL手術適用可能かどうかを検査します。検査の結果、ICL適合であれば、次の手術前検査に進むかどうかを決めるので、予め少し考えておきましょう。
そして、事前検査当日は運転が禁止されます。これは網膜や水晶体などの詳細な検査を行うために、瞳孔を開かせる特殊な目薬を点眼するからです。その影響で視界がぼやける・まぶしく見えるといった影響が出るのです。
私は行き帰りとも徒歩と電車で全く問題ありませんでしたが、不安な方はタクシーなどを手配してきましょう。
通常レンズのソフトコンタクトレンズの利用が禁止となるため、コンタクトレンズを利用している強度近視の方は、事前に眼鏡を手配するとよい。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。
手術前検査までのスケジュール
手術前検査はICL手術を受ける前提で検査を行い、ICLレンズの種類・度数・サイズを決定して発注します。
特に制限事項はありません。
手術前検査から1週間〜1ヶ月が経つと、発注したICLレンズが病院に到着します。
到着次第、病院から電話がかかってくるので、その電話で手術日程を決定します。すぐにはスケジュールが空いていないので、だいたい2週間〜1ヶ月後くらいのスロットで予約できると思います。
つまり手術前検査が終わったら、そこから1〜2ヶ月くらいのスケジュールを整理しておくとスムーズに手術を受けられるでしょう。
手術日の目安は手術前検査から1〜2ヶ月後となるため、手術前検査の日程から逆算し、スケジュールを整理しておくと良い。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
手術直前〜手術当日のスケジュール
いよいよICL手術が近づいてきました。
ICL手術前後には様々な制限事項が存在します。細かくなりますが全て紹介したいと思います。
手術3日前からは、手術前検査で提供された目薬を手術当日まで1日3回点眼します。
レボフロキサシンという名前の、殺菌効果がある目薬です。
手術当日まで1日3回目薬の点眼が必要。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
手術当日は、コンタクトレンズ、メイク・香水・整髪料の使用が禁じられます。これは目の周りを清潔に保つためです。
そして来院時間の1時間半前からは飲食も禁じられます。
コンタクトレンズ、メイク、香水、整髪料使用禁止。来院時間の1時間半前から飲食禁止。
→手術当日は、学校/会社の休みを取る(後述しますが、手術翌日も休みを推奨します)
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
手術後には目薬を処方され、1ヶ月後まで3種類の目薬を1日5回ずつ点眼するよう伝えられます。そして手術後には、目薬や手術の影響で視界がまぶしく・曇って見えるため、もちろん運転禁止です。事前検査の時よりも視界の不透明さが強いです。
不安な方はタクシーなどを手配しておくと良いでしょう(私は電車と徒歩で問題ありませんでした)
視界が輝きぼやけ、運転禁止となるため、不安な方はタクシーなど交通手段を手配するとよい
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。
手術後のスケジュール
手術後の禁止事項・注意事項は、非常に細かく数が多いです。
しかし、これらの事項を守らなければ、感染症に感染する・ICLレンズがずれるなどのトラブルが発生する可能性があります。
最悪の場合には後遺症が残ることもあるため、事前に把握した上で対策を立て、必ず守れるようにしましょう。
ICL手術の翌日は、手術後の経過確認のため、眼科・クリニックでの翌日検診が必要となります。そのため手術当日だけでなく、やはり翌日も休みを取得しておくと安心だと思います(私は午後休暇を取得しました)。
手術翌日までで終了する制限・注意事項は以下の通りです。(翌日・3日・1週間・1ヶ月後までの制限・注意事項は守らなければいけません)
眼科・クリニックで翌日検診を受ける必要がある
→翌日も学校や会社の休みを取る
運転、入浴、シャワー禁止(翌日検診で経過確認後可能に ※私の時は1週間禁止でした)
→美容院を予約、またはドライシャンプーを利用
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
特に入浴・シャワー(洗顔)については、最新のパンフレットには翌日まで禁止とありましたが、私の場合は1週間禁止でした。ここは必ず先生に確認するようにしましょう。
入浴・シャワー・洗顔禁止への対応方法
入浴・シャワーを最大1週間禁止されることによる不快感は相当のものです。
人によっては「この期間は人と接するのを控えたい・・・」と思う方もいるかと思います。
スケジュール調整を行うことはもちろんですが、以下のような対応策があるのでご覧ください。
美容院で洗髪してもらう
そもそも入浴/シャワー/洗顔が禁止されるのは、雑菌が目に入り感染症の原因になることを予防するためです。つまり、清潔な状態で、第三者に洗ってもらうことは問題がなく、美容院で洗ってもらうことはOKなのです。
白内障・レーシックなどでも同じように入浴やシャワーができなくなるため、しっかりした美容院であれば同じような対応をしたことがあるはずです。事前にスケジュールを確保するとともに、美容院に確認するようにしましょう。
ドライシャンプーを使う
同様の理由で、水を用いないドライシャンプーの利用も許可されます。私もドライシャンプーを事前に購入しておきましたが、とはいえ洗髪の快適さには劣るため、美容院と併用することをお勧めします。
ゴーグルを用いた入浴・シャワーは絶対NG!
インターネットで調べていると、「水泳ゴーグルを使えば入浴・シャワーは問題ない」という情報を目にしましたが、これは誤った情報なので注意してください。ゴーグルをつけると目の周りが圧迫され、術後の目に悪影響を及ぼす恐れがあるので絶対にNGです。。
情報の真偽には注意して、最終的には先生に直接確認するようにしましょう。
ICL手術2日後までで終わる制限・注意事項は「目を酷使する仕事禁止」です(1週間・1ヶ月後までの制限・注意事項は守らなければいけません)。目を酷使する仕事とは、「細かい長時間のPC作業」を必要とする仕事などのこと。結構多くの人が当てはまりそうですね。
そして忘れてはいけないのは、手術3日・1週間・1ヶ月後までの制限事項も同様に守らなければいけないということ。アイメイクや外出時のゴーグル着用が必要なため、手術当日・翌日・2日の3日間は学校・会社の休みを取っておくと安心だと思います。
私の場合は手術2日後の休みを取っておらず、適宜休憩をとりながらリモートでPCを使いながら仕事をしていました。
ICL手術2日後までは目を酷使する仕事禁止
→手術当日・翌日までは絶対に休みを取得、可能であれば2日目も休むと良い。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
ICL手術3日後までで終了する注意事項は「アルコール摂取禁止」「アイメイク禁止」です(1週間・1ヶ月後までの制限・注意事項は守らなければいけません)。
アルコールについては問題ないとは思いますが、しっかり自制してください(笑)。一方で、アイメイク禁止がが気になる女性の方は多いと思います。人と会う予定を入れない、登校や出社が必要な場合はマスクを用意しておき着用する、などのイメージをしておくとよいでしょう。
ICL手術3日後まではアルコール摂取・アイメイクが禁止
→飲み会や人と会う予定を入れない、外出する際はマスクを着用する。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
そしていよいよICL手術1週間後には、手術後の経過確認のため眼科・クリニックでの1週間後です。
1週間が経過すると、目の状態も大方よくなっているはずです。1週間後検診当日も全日休みを取るのではなく、検診の時間に時間給を取るか、または休みの日に検診を受ける形で問題ないでしょう。私の場合、手術1週間後には日常生活に全く支障は感じず、至って快適な裸眼生活を謳歌していました。
1週間後検診までで終了する制限・注意事項は以下の通りです(1ヶ月後までの制限・注意事項は守らなければいけません)。
ICL手術1週間後までは以下の事項を守る
- 外出時に保護メガネを着用
- 野外でのハードな仕事禁止
- 軽い運動禁止(ゴルフ・ジョギング等)
- 濃いアイメイク禁止
→1週間後までは、外出予定は極力我慢する。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
そしていよいよICL手術1ヶ月後、多くの方が夢の快適な裸眼生活を手にしている時期だと思いますが、手術後の経過確認のため眼科・クリニックでの1ヶ月後後検診が必要です。
ここで問題がなければ次の検査は1年後の定期検診、完全に快適な裸眼生活を手にしたと言って良いでしょう。手術1ヶ月後までで終了する制限・注意事項は以下の通りです。
ICL手術1ヶ月後までは以下の事項を守る
- 就寝時に保護用の眼帯を1ヶ月間着用
- 激しい運動禁止(サッカー・野球・水泳・ダイビング)
- カラーコンタクト(カラコン)の利用禁止
→激しい運動をする部活やチームに入っている方は1ヶ月間は活動を控える。
(※眼科/クリニック・医師の判断等で変動するため、必ず医師に確認してください)
ランニングなどの軽い運動は1週間後から許可されているものの、私は手術後2週間後にランニングをした際にすこし目がしぱしぱするような感覚を覚えました。
それからは一切の運動を止め、手術1ヶ月後から再開しました。
激しい運動禁止とは言われているものの、念のためあらゆるスポーツ・運動を我慢することを私個人としては推奨します。
※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。
再掲・ICL手術のスケジュールと制限事項一覧
以上説明した、ICL手術のスケジュールと制限事項は以下の通りです。このスケジュールに沿った私のICL手術の体験談はこちらから読めるのでぜひ参考にしてみてください。
(※私が手術を受けた品川近視クリニックを参考にしたものです。眼科・クリニック・病院によって詳細は異なりますので詳しくはご確認ください)
まとめ・ICL手術が気になったら
今回は有名人/芸能人のICL手術経験者と、その病院/眼科を紹介させていただきました。
ICL手術で手に入る裸眼生活は本当に快適です。しかし迷ったり悩んだりしても、適応検査が不適合なら時間や労力は無駄になってしまいます。まずは行動で適応検査を受診しプロの眼科医の先生に相談するのが賢い選択です。
品川近視クリニック(東京/大阪/名古屋/札幌/福岡)、新宿近視クリニック(新宿)ではICL手術をするか決まっていなくても無料で相談・検査が受けられるので、是非ご活用ください。また、ICL手術についてもっと知っておきたい方には、以下の記事が参考になるはずです。
- ICL手術が気になったらまず最初にするべきこと
- 仕組みや歴史などICL手術の基礎知識
- 私自身のICL手術の体験談(ICL手術との出会いから手術後の様子まで)
- 地域ごとのICL対応眼科の一覧と比較検討(北海道/札幌、東北、新潟、栃木、群馬、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨、富山/石川、静岡、愛知/名古屋、京都、大阪/関西、兵庫、広島/岡山、福岡/九州)
※あくまで私個人の実体験や分析です。適応検査でプロの眼科医の先生に直接確認してください
質問や相談など私が力になれることがあればこちらからお気軽にどうぞ!