ICL手術は妊娠中/授乳中には受けられない:公式ガイドから解説

夢の裸眼生活を手に入れることができるICL手術ですが、女性の方は妊娠しているかどうかもICL手術を受けられない適応外の条件となります。結論としては、妊娠中、又は授乳期の方はICL手術を受けられない可能性があるのです。

妊娠中、授乳期にICL手術が禁止となる理由について徹底解説したいと思います。

(※ICL手術が気になる方は、品川近視クリニック(東京/名古屋/大阪/札幌/福岡)、新宿近視クリニック(東京)では検査受診と眼科医への相談が無料でできるのでおすすめです(詳しくはこちらの記事をご覧ください))

記事の筆者
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東大・海外大を卒業後、戦略コンサルで勤務していた「チルbot」です!メガネ・コンタクト歴は20年以上、昼にはドライアイで目がカピカピでしたが、医師の友人や眼科の先生へのヒアリングを経て2020年にICL手術を実施、視力は0.03から1.5に回復し、夢の裸眼生活を実現しました。20代最高の投資・ICL手術について実体験から解説していきます

妊婦、又は授乳期の方はICL手術が受けられない

ICL手術は、妊娠中、又は授乳期の女性に対しては明確に禁止とされています。そのため、妊活中で妊娠や出産を考えている方、予定がある方は、ライフプランと併せて早め早めにICL手術の時期を検討する必要があります。

根拠として、公益財団法人日本眼科学会が設ける基準、そしてICLレンズ製造会社のスターサージカル社が設ける基準の両方で禁止されているのです

①公益財団法人日本眼科学会が設ける基準で禁止

基準の1つ目としては、日本眼科学会の屈折矯正手術のガイドライン(第8版)の中の「有水晶体眼内レンズ手術(ICL)」に関するものがあり、その内容は以下の通りです。

3. 実施が禁忌とされるもの

有水晶体眼内レンズ手術

⑤ 重症の糖尿病や重症のアトピー性疾患など,創傷治癒に影響を与える可能性の高い全身性あるいは免疫不全疾患

⑥妊娠中または授乳中の女性

妊娠中、又は授乳期の女性に対しては「禁忌」という非常に強い言葉でICL手術が禁止されています

②スターサージカル社が設ける基準で禁止

基準の2つ目としては、ICLレンズの製造会社・スターサージカル社が設けている基準となり、その内容は以下の通りです。

【禁忌・禁止】

1.次の患者には適用しないこと

(18) 妊婦又は授乳期

同じく、妊娠中、又は授乳期の女性に対しては「禁忌」という非常に強い言葉でICL手術が禁止されています

※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。

妊婦、又は授乳期だとICL手術が受けられない理由

それではなぜ妊婦の方、授乳期の方はICL手術を受けられないのでしょうか?

妊婦中・授乳中だとホルモンバランスが異なり検査結果に影響を与え得るから

ICL手術の実施にあたっては、事前に以下のようなさまざまな検査を行います。この検査の内容が正しく取れていないと、ICL不適合なのにICL手術を実施してしまったり、再手術などのリスクにもつながってしまうのです。

  • 視力検査
  • 眼圧検査
  • 角膜細胞の数・大きさ・形状の測定
  • 瞳孔の幅、眼球の長さの測定
  • レンズを埋め込む後房空間の幅・深さ

そして、妊娠中・授乳中の方はホルモンバランスが変化して、それがこれらの検査結果に影響を与えてしまうのです。目という大切な場所に手術をする以上、正確・精密に検査をするために禁止されているのです。

またICL手術後には洗顔・洗髪の禁止など様々な禁止事項があるため、妊婦の方にとっては負担が大きいということもあるかとは思います(ICL手術後の制限事項についてはこちらの記事をご覧ください)。

授乳中だと、服用する薬や影響を与える可能性があるから

上述した通りICL手術後には、様々な制限事項が設けられますが、その中には一定周期での目薬の点眼や抗生剤の服用なども含まれています。もちろん体に害があるものではないのですが、薬の影響が敏感な授乳期に100%影響がないとも言い切れないため、授乳中の方へのICL手術は禁止されているのです。

※ICL手術には事前の適応検査が必要で、結果が不適合だと手術が受けられず、悩んだ時間や労力が無駄になってしまいます。そのため無料で適応検査と眼科の先生に相談できる病院/クリニックを活用するのがおすすめです(詳しい解説はこちら)。

出産後、断乳後にICL手術を受ける時期は明確に決められていない

妊娠中、授乳中だとICL手術は受けられないと説明させていただきましたが、それではいつ頃からICL手術を受けることができるのでしょうか?

目安として、たとえばアイクリニック東京では、授乳中の方は断乳後3ヶ月を経過されてからICL手術の適応検査を予約するよう解説があります。病院や眼科、クリニックによって基準は異なるであろうため、病院や眼科に直接問い合わせるのが良いでしょう(地域別のおすすめ眼科・クリニックはこちらの記事にまとめているので是非ご覧ください)。

まとめ・ICL手術が気になったら

今回は妊婦の方、授乳中の方のICL手術の制限について紹介させていただきました。

ICL手術で手に入る裸眼生活は本当に快適です。しかし迷ったり悩んだりしても、適応検査が不適合なら時間や労力は無駄になってしまいます。まずは行動で適応検査を受診しプロの眼科医の先生に相談するのが賢い選択です。

品川近視クリニック(東京/大阪/名古屋/札幌/福岡)新宿近視クリニック(新宿)ではICL手術をするか決まっていなくても無料で相談・検査が受けられるので、是非ご活用ください。また、ICL手術についてもっと知っておきたい方には、以下の記事が参考になるはずです。

※あくまで私個人の実体験や分析です。適応検査でプロの眼科医の先生に直接確認してください

質問や相談など私が力になれることがあればこちらからお気軽にどうぞ!

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