東大・海外大を卒業後、外資メーカー・戦略コンサル・VCで勤務していた「チルbot」です!メガネ・コンタクト歴は20年以上、昼になるとドライアイで目がカピカピ。そんな状況を変えようと、医師の友人や眼科の先生へのヒアリングを経て2020年にICL手術を実施、視力は0.03から1.5となり夢の裸眼生活を実現。ICL手術は間違いなく20代での最高の投資でした。
本記事ではICL手術に関する様々な質問と、それに対する答えを掲載しています。随時追加予定ですが、もしご質問や知りたいことがある方はこちらからリクエストをお願いします。
また、ICLを検討している皆様の参考になればと思いますが、あくまで私個人のヒアリング・調査・体験を元にしたものです。全てを鵜呑みにするのではなく、ICL手術に関する正確な情報はプロの眼科医に無料で相談ができる眼科などを活用し、最終的にはご自身で納得行くまで確認することを推奨します。
ICLの影響に関する質問と答え
- ICLに年齢制限はありますか?その理由はなぜですか?
- ICL手術には年齢制限が存在し、18歳未満の方、老視年齢(一般的に45〜50歳以上)の方には推奨されません。 年齢を経てからICLを受けると遠くが見えるようになる一方で、近くを見るときに老眼鏡をかけなくてはならず、ICLを検討している方はなるべく早く受けたほうが良いと考えられます。しかしヨーロッパでは老眼対応のICLがまもなく認可される予定で、日本への導入も期待されます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLをしても化粧やアイメイクはできますか?
- ICL手術当日はメイク・香水・整髪料の利用が、手術3日後まではアイメイクが、手術1週間後までは濃いアイメイクが禁止となります。 それ以降は問題なく化粧やアイメイク、つけまつげの利用が可能となります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICL手術後に飲酒しても大丈夫ですか?
- ICL手術当日から3日後までは飲酒が禁止となりますが、それ以降は問題ありません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICL手術後に運転しても大丈夫ですか?
- ICL手術当日から翌日までは運転が禁止となります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICL手術後に入浴やシャワー、洗顔はできますか?
- ICL手術当日は入浴やシャワーが禁止されるので、入浴やシャワーは手術前に済ませましょう。 目に水が汗が入ることによる感染症を防ぐため、首から下のシャワーや入浴は翌日の診察後まで、洗顔洗髪は術後2~4日目まで禁止されます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICL手術後にスポーツ・運動をしても平気ですか?格闘技はできますか?
- ICL手術当日から1週間後まではゴルフ・ジョギングなどの軽い運動が、手術1ヶ月後まではサッカー・野球・水泳・ダイビングなどの激しい運動が禁止となります。 またICL手術後には、ボクシング、アメフト、ラグビー、サッカーのヘディングなど頭部に強い衝撃を受け得るスポーツは推奨されません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ICLの安全性に関する質問と答え
- YoutubeでICLはやめた方がいいと見ましたが大丈夫ですか?
- ひろゆきさんのこちらの動画などでは「オルソケラトロジー」が推奨されているようです。
元に戻せるかどうかといった点が取り上げられていますが、レーシックは角膜を削るため元に戻せない一方で、ICLではレンズを入れる際の3mm程度の小さな切れ目は1ヶ月くらいで回復し、レンズを取り出せば元に戻すことが可能です。 またオルソケラトロジーについては、効果が1日しか持たない、毎晩コンタクト付けて寝る必要がある、睡眠中に目の表面に蓋がされ角膜内皮細胞に悪影響があるといったリスクが存在します。どこまでいっても「素人の知識」にしか過ぎないため(私も含めてですが)、極端な情報に右往左往するのではなくプロの眼科の先生に相談するのが良いと思います。
一方で、外科的手術である以上「リスクがない」とは言い切れません。しかしでもそれは世の中のどんなことでも同じで、自動車を運転して死ぬリスクもありますし、牡蠣を食べて腹を壊すリスクも存在します。「飛行機って墜落しない可能性あるんですか?危険ですよね?」というのと同じ言い分なので、そのリスクの許容範囲とリターンを個々人で判断されると良いかと思います。肯定派として、ホリエモンさんの動画やDaigoさんの動画もご覧いただくと良いかと思います。
- ICLの危険性や後遺症について教えてください
- 認可が緩いレーシックではかつて集団訴訟のような問題もありましたが、ICLはライセンス制度が整っておりそのような問題は見られませんでした。 しかし外科的手術のため「危険性やリスクは絶対にない」とは言い切れません。「快適な裸眼生活」と「低い確率で起こる”かも”しれないリスク」をご自身の価値観で天秤にかけて判断することになりますので、プロの眼科の先生に相談するのが良いと思います。 数は少ないものの、実績が少ない病院においてはトラブルもあったようでしたので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ハロー・グレアという後遺症が高確率で発生すると聞きましたが大丈夫ですか?
- はい、大丈夫です。ICL手術後にハローやグレア、光の輪が見える現象は私も含めて多くの方に発生するようです。 術後1-2週間は気になりますが、徐々に薄れてゆき、1ヶ月ほどすると全く気にならなくなります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLを受けても白内障手術などの眼の治療は受けられますか?
- はい、ICLはレンズを目から取り出せば元通りになるので、白内障手術など眼の治療を受けることができます。レーシックの場合も白内障手術を受けることは可能とされていますが、角膜を切っているため手術誤差が生じやすくなります。一方で、白内障手術をした方はICL手術を推奨されません。白内障治療で水晶体を取り除いてピント調節が行えなくなってしまうと、ICLで視力回復をしても効果は限定的になってしまうからです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICL手術で失明することはありますか?
- ICLは外科的手術のため「絶対に失明しない」とは言い切れませんが、確率は極めて低いものとなっています。 初期のICL手術では、約1~2%の確率で白内障や緑内障の術後合併症が進行するなど課題も多かったようですが、感染症を防ぐホールレンズの開発によって術後のリスクは大幅に低下しています。不安な方は何よりプロの眼科の先生に相談するのが良いでしょう。またコンタクトレンズは決してリスクがないわけではなく、使い方によっては大きな危険があるため是非こちらの記事もご覧ください。
- ICL手術後に近くが見えなくなると聞きましたが本当ですか?
- はい、本当です。手元や近くがぼやけて見えるとともに、視界全体がぼやっとしていました。私の場合は翌日には治っていました。 手術後だけでなく、手術前にも治療用の目薬を点眼すると手元がぼやけて見えるようになります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLのレンズの取り出しや交換が必要になることはありますか?
- ICLは外科的手術のため「絶対にない」とは言い切れませんが、確率としては非常に低いものとなります。術前の精密な測定もあり、私が受けた品川近視クリニック、そして新宿近視クリニックでは、再手術率は1%未満となっているようです。加えて再手術の費用は無料ともなっています。
ICLの手術に関する質問と答え
- ICL手術が受けられない人はどんな場合がありますか?
- ICL手術が受けられない場合としては、年齢制限、視力制限、乱視制限、後房空間の広さによる制限、角膜内皮細胞の数による制限が存在します。詳しくはこちらの記事を確認頂けたらと思いますが、ご自身が受けられるか迷った場合はプロの眼科の先生に相談するのが良いと思います。
- ICLの手術は当日に受けられるのですか?
- ICLの手術を受けるには適応検査と術前検査の2つが必要であり、また手術3日前からは専用の目薬を1日3回点眼する必要があります。このように手術前にも入念な管理が必要となるため「ICL手術を当日に受けられる」ことを謳った病院がもしもあったとしても、絶対に信用しないようにしましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLの手術は痛みはありますか?
- 私の場合ICLの手術後に少し痛みがありました。眼球自体の痛みではなく、瞬きをしないように瞼を抑える器具に少し痛みを感じました。 眼球には目薬で点滴をしているため、目自体が手術中・手術後に痛むようなことはありませんでした。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLの手術で見た目に影響はありますか?
- ICL手術で見た目に影響はありません。手術後1-2週間程度は上瞼の裏側を中心に充血がありましたが私の場合はすぐに充血は無くなりました。 メスの後が残るということもありません。詳しくはこちらの記事の中で図解もしているので是非ご覧ください。
- ICLの手術ではメスが見えるのですか?
- ICL手術中はメスは特に見えませんでした。手術中は目に水と光を当てられているため視界が常にぼやけており、メスが目に近づいてくる感覚はわからず圧倒いう間に手術が終わりました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
病院・眼科に関する質問と答え
ICLの費用に関する質問と答え
- ICLの費用や相場はどのくらいですか?
- ICLの費用や相場は40-80万円程度です。 地域や病院によって大きく異なるため、地域ごとの平均費用や相場、最安値と最高値などはこちらの記事からご覧ください。
- 病院によって料金に大きな差があるのはなぜですか?
- ICLの料金は両眼で約40~80万円とクリニックによって大きく違います。これは、まず料金表示が税抜きか税込みか、近視の度数が強くなると料金が高くなるか同一か、乱視付きの場合は更に料金が高くなるか同一かなど、表示されている料金体系が違うことが挙げられます。また保障内容もクリニックによって6か月~3年まで幅広く、特にレンズの交換や抜去、検診費用がその中に含まれているかどうかでも違ってきます。ICLはレーシックと違い目の中にレンズを入れる手術ですから、何よりも安心安全のために保証内容が充実したクリニックで手術を受けることが安心です。
- ICLは医療費控除の対象ですか?いくら戻ってきますか?
- はい、ICLは医療費控除の対象となっており、人によって変わりはするものの10万円程度が控除となる場合が多いかと思います。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLを受けたら確定申告で何をすればいいですか?
ICLの手術時に領収書を受け取って保管しておき、年度末(3月)までの確定申告書の提出か電子申告(e-tax)を行う必要があります。領収書については手術を受ける病院で聞けば簡単に受け取ることができます。また医療費控除を受けるためには、「医療費控除の明細書」を、所得税の確定申告書に添付して所轄税務署に提出しなければいけないので、医療費控除に関する事項その他の必要事項を記載等して所轄税務署長に申請ください。加えて医療費の領収書は自宅で5年間保存する必要があるのでご注意ください。詳しくはこちらの国税庁のホームページをご覧ください。
- ICLはローン払いができますか?
- 全国5拠点で展開する品川近視クリニックでは、分割払いが可能で12回払いまでは金利0円のキャンペーンも実施しているようです。「費用の安さ」「実績の多さ」からも優れている病院で、無料での適応検査・眼科医の先生への相談も実施しているので、気になる方はこちらからご覧ください。
ICLの効果に関する質問と答え
- ICLで老眼は治りますか?
- いいえ、残念ながらICL手術でも老眼を治すことはできません。老視とは、遠くを見たり近くを見たり、自由にピントを変える力が衰えることによって起こるもので、ICLによって遠くが見えるようになっても、近くを見るときには老眼鏡をかける必要があるからです。そのためICLを検討されている方はなるべく早い年齢で受ける方がよいと思います。またヨーロッパでは老眼対応のICLも許認可中で、日本への導入も期待されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLで乱視は治りますか?
- はい、ICLではかなり強い乱視まで矯正可能することが可能です。具体的には円柱度数が+1.0D~+4.0Dまでは矯正ができると定められています。しかし、後房空間の形次第では乱視用レンズが使えない、不正乱視は矯正できないなどの限界も存在します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ICLで遠視は治りますか?
ICLでも遠視を矯正することが可能なようです。遠視とは、近視とは反対の症状で遠くのものが見えやすく、近くのものが見えづらい状態を指します。そのため遠くを見る時には少しの調節が、近くを見る時は強い調節が必要となり、遠くでも近くでも調節をしなければいけないので疲れやすいことで知られています。症状が逆なだけで根本的には近視と同じくピント調整が必要とされるため、レンズの種類によって矯正が可能だと考えられます。こちらの記事でも解説していますが、検査を踏まえてプロの眼科の先生に相談するしてご確認ください。
- ICLでドライアイは治りますか?
- はい、少なくとも私の場合はICL手術後にドライアイは完全に解消されました。ICLは眼の中にレンズを入れるため、ドライアイの大きな原因であるコンタクトレンズによる眼球表面の乾燥がなくなったことがその理由となります。レーシック手術の場合は角膜の知覚神経が切断されてドライアイになる可能性もあるようなので注意ください。