白内障・老眼になったらICL手術は可能?年齢制限の理由を徹底解説

ICL手術について知る
  • 白内障・老眼になったらICL手術を受けることはできないの?
  • ICL手術に興味があるけれど、年齢制限があるって本当?
  • ICL手術は何歳まで受けられるの?

こんな疑問やお悩みに答えます。

この記事でわかること

  • 白内障・老眼になったらICL手術を受けられるかどうか
  • 日本眼科学会・スターサージカル社が規定するICLの年齢制限とその理由


この記事を書いている人:チルbot

  • 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務
  • ネットリサーチ、医師の友人・眼科の先生へのヒアリングを経て2020年にICL手術実施、視力は0.03から1.5へ。ICLは現時点で20代後半における最高の投資だったと考えています。


ICL(眼内永久コンタクトレンズ・フェイキックIOL)とは

  • 目の中にレンズを挿入してずっと裸眼で生活できるようにする最新の視力矯正方法
  • わずらわしい眼鏡やコンタクトレンズと一生おさらばすることが可能
  • 角膜を削るレーシックとは異なり、元に戻せるためリスクも低い

»参考:ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?仕組みや特徴・歴史について徹底解説


読者の皆様への前置きメッセージ

夢の裸眼生活を手に入れることができるICL手術ですが、事前の適応検査で適応外の場合はそもそも受けることができないのは以前紹介した通りです。

それでは、ICL手術の適応外の条件にはどのようなものがあるのでしょうか?結論から申し上げると、ICLは年齢や目の状態によって適応外と診断されるのです。白内障

そんな方に向けて、ICLの年齢制限とその理由について眼科医さんからヒアリングした情報も含めて徹底解説したいと思います。(※大切な目に関わることのため網羅的に解説しているつもりですが、プロの眼科医の意見を聞きたいという方は、無料で事前検査・相談を受けられる眼科があるのでご活用ください)

白内障・老眼になったらICL手術は可能かどうか

結論ファーストで申し上げると、白内障・老眼になったらICL手術を受けるのは不可能です。これはICL手術の年齢制限のうち「老視年齢(一般的に45〜50歳以上)」で規定されています。老視が進み、白内障のリスクが高まる45〜50歳以上はICL手術を受けることができません。

また老視年齢の方以外にも、18歳未満の方もICL手術を受けることはできないのです。

ICL手術を受ける際の年齢・視力制限
  • ①老視年齢(一般的に45〜50歳以上)である
  • ②18歳未満である(過去1年間の視力が安定していない)
  • ③近視が3D以上6D未満、または15D以上の場合は慎重に対応

これらの理由について、詳しく解説していきたいと思います。

老視年齢の方がICL手術を受けられない理由

まずは、老視年齢の方がICL手術を受けられない理由についてご紹介します。

理由①:老眼

一般的に加齢が進むと、視力調節が上手くできなくなる老眼という症状が現れます。この老眼は、ほとんどの人が経験することとなる避けては通れないものです。

老眼を発症する年齢は40代が最も多く、50代になるとほとんどの人が程度に差はあれ老眼の症状を発症します。そして老眼になると目のピント調節機能が弱まってしまい、近くの物をはっきりと見るのが難しくなります。そのため、老眼が進行している状態でICL手術を受けて遠くが見えるようになったとしても、近くや手元は見辛いままになるのです。

つまり、ICL手術を受けても近くや手元の見辛さを残してしまい効果が限定的であるため、推奨されないということです。

理由②:白内障

 また、40代を過ぎると白内障のリスクも増加してきます。 白内障は加齢に伴い生じてしまう目の病気で、高齢者になると大半の方が経験するものになります。

白内障が進行すると失明のリスクが出てくるため、白内障手術を行う必要が出てきますが、白内障手術は目の水晶体を取り除いて人工レンズに入れ替えるもので、これにより手術以降はピント調節が行えなくなってしまいます。

そしてICLとは、目の中にレンズを埋め込むことで焦点の位置を調整する視力矯正手術です。つまり、水晶体を取り除いてピント調節が行えなくなってしまうと、ICLで視力回復をしても効果は限定的になるので推奨されないということです。

18歳未満の方がICL手術を受けられない理由

18歳未満がICLを受けられないのは、レーシックと同じく「年齢が若いと視力が安定していないこと」が理由となります。

「角膜を削るレーシックでは再手術が難しいけれど、ICLは可逆性があるから視力が低下しても再手術できるんじゃないの?」

と思った方もいるかもしれません。確かにその通りではあるのですが、視力がまだ安定していない18歳未満でICL手術を行い1年後に視力が低下した結果、再手術をするのは心理的な抵抗感が大きいことは理解いただけると思います。

そしてこの「年齢が若い」の基準が、日本眼科学会では18歳未満、スターサージカル社では21歳未満が該当するということです。

18際以上21歳未満の方は迷うかもしれませんが、私個人の意見としては我慢をした方がよいと考えています

どうしても、、という方は、直接眼科医さんに相談してみてください。

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レーシックの年齢制限

ICLだけでなくレーシックにも年齢制限が存在します、ICLの年齢制限にも通ずる部分があるので解説させてください。

公益財団法人日本眼科学会の「屈折矯正手術のガイドライン」によると、レーシックの対象年齢は18歳以上となっています。

その理由には、人間の眼球の成長が関わっているのです。

人間の眼球は一般的に18歳くらいまで成長するとされていますが、発育途中の眼の視力は安定しておらず、成長過程で近視や乱視が進行するケースもあり、レーシック手術後に視力が低下してしまう可能性があるのです。

そしてレーシックは角膜を削る不可逆式の手術のため、成長期後に視力が安定してから再手術を試みたとしても、角膜の厚みが十分でなく再手術が不適応となる可能性も高くなります。

これらのデメリットを考慮して、医療機関では成長期のレーシックを推奨していません。

ICLの年齢制限

そしてICLの年齢制限ですが、なんと2つの基準が存在します。

レーシックと同じく公益財団法人日本眼科学会が設ける基準、そしてICLレンズ製造会社のスターサージカル社が設ける基準です。

それぞれの基準は以下の通りになります。

・公益財団法人日本眼科学会が設ける基準:18歳からが適応となり、老視年齢の患者には慎重に背術

・ICLレンズ製造会社のスターサージカル社が設ける基準:21歳から45歳までが適応

それぞれについて詳しく解説していきます。

公益財団法人日本眼科学会が設ける基準

まず、日本眼科学会のガイドラインの内容は以下の通りです。

・有水晶体眼内レンズ手術に適応とされる患者さんの年齢は18歳以上で、水晶体の加齢変化を十分に考慮し,老視年齢の患者さんには慎重に施術する

・6 D 以上の近視とし、3D以上6D未満の中等度近視および15Dを超える強度近視には慎重に対応する。ここでの屈折矯正量は等価球面度数での表現を意味し,術後の屈折度は将来を含めて過矯正にならないことを目標とする。

とあります。複雑に見えますが、要するにICLを受けられない条件としては以下の通りです。

①18歳未満である(過去1年間の視力が安定していない)

②老視年齢(一般的に45〜50歳以上)である

③近視が3D以上6D未満、または15D以上の場合は慎重に対応

スターサージカル社が設ける基準

続いてICLレンズの製造会社・スターサージカル社が設けている基準は以下の通りです。

細かい部分も挙げると膨大になるので部分的に抜粋してご紹介します。(全てご覧になりたい方はこちらからどうぞ)

1.次の患者には適用しないこと
(1) 21歳未満
(2) 術前1年以内の屈折変化が0.50Dを超える患者
(3) 前房深度が3.0mm未満

(12) 不正乱視の疑い、もしくは既往
(13) 片眼が弱視又は失明
(14) 視力に影響する進行性の病変(近視に関連する網膜病変は除く)
(15) 高眼圧及び緑内障
(17) 他の屈折矯正手術及び/又は内眼手術歴のある患者
(18) 妊婦又は授乳期

(高度管理医療機器 有水晶体後房レンズ JMDN コード:47413000 アイシーエル KS-AquaPORT添付文書より)

2つの基準それぞれで、年齢の下限が異なることが目につくかと思います。

まとめ

というわけで、いくつか基準があるダブルスタンダードの中で、18歳くらいの方や老視年齢の方は判断が難しいところもあるでしょう。

そのため上記を理解した上で、まずは眼科に相談してみることをお勧めします!

ICLを検討している皆様の参考になればと思いますが、あくまで私個人のヒアリング・調査・体験を元にしたものです。繰り返しになりますが、全てを鵜呑みにするのではなく、正確な情報は必ずプロの眼科医の先生に確認するようにしてください。

無料での相談・適応検査が可能な眼科・クリニック

何度でも伝えさせて頂きますが、目は一生物の器官です。裸眼生活の快適さは言葉に尽くしがたいですが、疑問や不安をほったらかしてはいけません。しっかりと納得した上でICLを受けるようにしてほしいと考えています。

一方で、自分で調べることには限界があります。インターネットであることないことを探して時間も精神も消耗するのではなく、知識をもった先生に相談をして情報収集することが一番です。

ICL手術をするか決まっていなくても、無料で相談・検査が受けられる眼科・クリニックがあるため、まずは無料相談を活用し、疑問や不安を解決することを筆者はおすすめします。

また、ICLなどに関するご質問・ご相談、受け付けているのでお気軽にどうぞ!

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