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面接で実際に評価されたコンサルへの転職理由・志望動機とは?

こんな疑問やお悩みにチルbotが答えます。

 チルbotについて自己紹介

  • 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務、現ニート
  • コロナをきっかけに仕事に忙殺されていた生活を一新、そのライフハックを発信中!

 読者の皆様への前置きメッセージ

コロナウイルスの影響で世の中や働き方が大きく変わり、転職やキャリアアップ、スキルアップについて考えている方は多いと思います。

私自身20代で3回の転職を経験した身として、これらのことについては試行錯誤を繰り返し、生のノウハウを蓄積してきました。

そんな知見や経験をまとめた記事は現在20記事に登りますが、それらのノウハウを体系的にまとめ上げた完全ガイドを改めて作成しました。

転職やキャリアアップ、スキルアップに悩む方は、まずこちらの記事をご覧になっていただけたらと思います!(記事も随時追加予定です!)。

「コンサル転職のロジック」はコンサル転職における最初のハードル

就職・転職活動では志望動機・転職理由が大切なことは言うまでもないと思いますが、コンサル転職においては「そのロジカルかつ明快な説明」が特に重要です。

なぜならコンサルタントとは論理的思考力を駆使して課題を解決し、その道筋を明快にチームやクライアントに説明することが求められる職業だからです。そんなコンサルタントを目指すのであれば「まずはコンサルの志望理由をロジカルかつ明快に説明してみなさい」ということですね。

実際に、多くのコンサルの1次面接で聞かれる内容は「キャリアやコンサル転職の理由」が主だったりします。

コンサル転職時の各面接の役割

  • 1次面接:基礎的な思考力・志望動機の論理性の確認(あくまで確認なので人によっては20分程度で終わることも)
  • 2次面接以降:思考体力・意欲の確認(コンサルで求められる長時間の思考に対する耐性や意欲があるかどうか)

「確認」が目的であるため、面接官が納得いった場合には20分程度で終わることもありますが、人によっては1時間フルに使ったり(この時点で「明快」ではないので減点ですが)、逆に見込みがないと思われてすぐに終わるパターンもあります(確か「そうですか、頑張ってください」と言われるとほぼ9割落ちると言う話だった気がします、記憶曖昧ですが汗)。

NGとなるコンサル転職理由・志望動機

そんな重要なコンサルへの転職理由・志望動機ですが、実際に私が面接で話して評価されたものをお伝えする前に、NGとなる例をご紹介したいと思います。

NGとなるコンサル転職理由・志望動機

  • 「将来経営に携わりたいから」
  • 「ハイレベルな環境で成長したいから」
  • 「まずは汎用性が高いスキルを身につけたいから」

これは転職エージェントやコンサルの先輩や同僚からのアドバイス、知人友人の話を参考にしたものです。コンサル専門の転職エージェントには、こうしたノウハウが蓄積されているため、コンサル転職を考えている方は話を聞いてみることをお勧めします。

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「将来経営に携わりたいから」

NGとなるコンサル転職理由・志望動機の1つ目は「将来経営に携わりたいから」です。

将来経営に携わりたいから、経営者と面しながらクライアント企業の課題解決に臨むということですね。一見筋道が通っていそうで、実際に私もこのような志望動機を掲げていた頃もあったくらいなのですが、どこがNGなのでしょうか?

その理由は、「経営コンサルと経営は別物であること」「クライアントワークに対するモチベーションの持続性」の2つに集約できると思います。

経営コンサルと経営は別物

まず、経営コンサルティングと経営そのものは、全くの別物であるということです。

ここは非常に重要なポイントで、経営コンサルタントの仕事とは、経営者に対して「経営コンサルタントと言う第三者的な立場だからこそできる価値提供」を行うことなのです。経営者という一人称では気づくことができないものの、三人称のコンサルタントでは気づくことができる課題というのは多く存在し、だからこそ結局は「部外者」であるコンサルタントの介在価値が存在すると言えます。

この部分を履き違えて「経営コンサルタントを続けていれば経営に必要な能力が身につくはずだ」と考えている人は、経営コンサルティングの提供価値を見誤っていることとなります。

ちなみに私は社会人1年目のナメていた頃にアクシスコンサルティングのエージェントと面談をした際にこの志望理由を述べ、返り討ちにあったことがあります(笑)。

その時に「そもそもチルbotさんは何で戦略コンサルへ転職したいんですか?」と聞かれ、私は「将来経営に携わりたいから経営者と接する戦略コンサルタントになりたい」と答えたのですが、「プロのキャリアアドバイザーとして、それが本当なら戦略コンサルへの転職はおすすめできない」と言われたのです。

クライアントワークに対するモチベーションの持続性

そして、クライアントワークに対するモチベーションが続くかに対する疑問も挙げられるでしょう。

上述したように、経営コンサルタントの仕事とは、経営そのものではなく「経営者に第三者的な立場から価値提供をすること」です。

究極的には自分に関係ない第三者であるクライアントに対して価値提供をし続けること、そのために奔走し続けることは非常にハードであり、この点を履き違えていると「あれ、自分はこれがやりたかったんだっけ?」と心が折れてしまうことも多いと思います。

求められるのは「自分が主人公」ではなく「主人公の黒子であること」です。「将来経営者になりたい」という言葉には、この部分のミスマッチが表れてしまっていると思います。

「ハイレベルな環境で成長したいから」

NGとなるコンサル転職理由・志望動機の2つ目は「ハイレベルな環境で成長したいから」です。

こちらについては多くのことを語る必要はないでしょう。「クライアントに価値提供すること」が仕事なのに、「自分の自己成長」が先に来てしまっていることがNGであることはわかりますよね。

ただ実際にコンサルティングファームは「ハイレベルな環境」であり、ネットワークを構築したり切磋琢磨したりできることは間違いなく魅力の1つです。そのため「ご自身の実際の志望理由」として持っておく分には全く問題ないと思うのですが、「相手に対して説明する理由」とするのはNGということかと思います。

コンサル就職・転職の面接について考える際には「コンサルタントとして正しいかどうか」を判断基準にするといいと思います。この場合は、実際にはその通りだったとしても、クライアントに思っていることをただそのまま伝えるようなコンサルタントは失格であるためNGということです。

「まずは汎用性が高いスキルを身につけたいから」

NGとなるコンサル転職理由・志望動機の3つ目は「まずは汎用性が高いスキルを身につけたいから」です。

こちらについても2つ目と同じく「コンサルはあんたの勉強や自己成長のためにあるんとちゃいまっせ」というのがNG理由となります。「コンサルタントとして正しいかどうか」という判断基準で考えればNGであることはわかっていただけるかと思います。

ただし、転職ではNGであろうものの、ポテンシャル人材を多く求める新卒就職ではこの理由でも通用しそうな気がします。ただし地頭が良いなどコンサルティングファーム側が是が非でも取りたい人材に限りそうではありますが笑。

NGとなるコンサル転職理由・志望動機まとめ

というわけでNGとなるコンサル転職理由・志望動機3つについて紹介させていただきました。

よく言われることですが、コンサルへの就職・転職を考えている方は、「なぜコンサルティングファームを目指すのか?」という質問に対して「なぜ?」を5回繰り返して考えておくと良いと思います。そしてその「5回のなぜ?」に対する自分の答えが「客観的にロジックが通っているかどうか」をチェックするのが大切です。

面接で評価されたコンサルへの転職理由・志望動機

それではいよいよ、実際に私が面接で評価されたコンサルへの転職理由・志望動機についてご説明させて頂きます。

面接で評価されたコンサルへの転職理由・志望動機

  • 「部分最適な課題解決による価値提供に限界を感じていたから」
  • 「前職で携わっていた事業ドメインに対し、外部から変革に携わりたいから」

「部分最適な課題解決による価値提供に限界を感じていたから」

1つ目は「部分最適な課題解決による価値提供に限界を感じていたから」です。

私は新卒で外資消費財メーカーのマーケティング部署に配属されてキャリアを開始しました。しばらくすると扱っている商材が限定されていることに退屈さを感じ、より広い領域の広告・マーケティングに携わることができる広告代理店に転職したのです(私のキャリア形成の価値観については、以下にまとめているのでよければご覧ください)。

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日本の総合広告代理店の業務範囲は非常に幅広く、広告の制作・掲載から、マーケティング戦略の立案、プロモーション施策の実施、はたまた事業コンサルティングのようなものまでありとあらゆる仕事が転がっていました。実際私もプロデューサーとして様々な仕事に携わりましたが、その中で感じていた違和感は「局所的に部分最適で課題解決をしても意味をなさないことが多い」というものです。

企業・会社という組織は、経営戦略の下には営業戦略・マーケティング戦略・採用戦略などの戦略が、そしてマーケティング戦略の下には所謂4Pと呼ばれるProduct・Promotion・Place・Priceが・・・というように上から順に戦略や組織が紐づいて構成されています。そのため、経営戦略が正しくない・もしくは経営戦略に合致しない形で各所を改善しても大きな結果は(一般論として)生まれにくいのです。

広告代理店と戦略コンサルティングファームのアプローチの違い

結局、企業や会社における最大の変数(コンサルタントはこれを「レバー」と呼びたがります笑)は「経営」であり、大きなインパクトを与えるためにはここに手をつけなければ限界があると広告代理店時代に痛感し、戦略コンサルティングファームを志望するに至ったのです。採用選考でもこちらを最大の理由として伝えましたが、面接官の方々からは非常に評価いただけました(だからと言ってそれを真似するだけでは意味がないので気をつけてください)。

「前職で携わっていた事業ドメインに対し、外部から変革に携わりたいから」

実際に面接で評価されたコンサルへの転職理由・志望動機の2つ目は「前職で携わっていた事業ドメインに対し、外部から変革に携わりたいから」です。

こちらについては「私が」評価されたものではありませんが、コンサル時代の同僚が面接で非常に高評価だったと話していたものです。彼はもともと医療業界で働いていたのですが、古い慣習や権益にがんじがらめにされた医療業界に限界を感じ、「この業界を変えるならば内からではなく外からやるしかない」と決断してコンサル転職に踏み切ったそうです。

もちろん外からのアプローチが有効であることや、その際にコンサルが最適な場所であることは説明しなければいけませんが、まさに「第三者としてのコンサルならではの価値提供」に「自身の解決したい課題」を非常に明快に結び付けられていると思います。

あくまで私の印象ですが、医療・製薬業界出身の方にはこうした志望理由が多い感覚です。

まとめ

NGとなるコンサル転職理由・志望動機を踏まえ、面接で評価されたコンサルへの転職理由・志望動機についてご説明させて頂きました。

注意して頂きたいのは「これらを鵜呑みにすれば良い」わけでは決してないということです。どんな転職理由や志望動機も、志望者本人のバックグラウンドやこれまでのキャリアがあってこそであるため、その内容は人によって千差万別です。

「なぜ?」を5回繰り返すコンサル転職においては、取り繕った付け焼き刃の転職理由や志望動機はすぐに見破られるので、自分の頭で考えることを忘れないようにしましょう。

コンサル転職に関するノウハウはコンサル専門エージェントに聞くべし

ご自身ならではの転職理由や志望動機の確認、更なるNG例については、コンサル専門のエージェントに相談するのをお勧めします。

たくさんの候補者から導き出された傾向やノウハウを無料で活用することができるからです。

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