コンサルに就職・転職して失敗・後悔する人の特徴とその理由

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  • コンサルへの就職・転職を考えているが注意点はある?
  • コンサルに転職して失敗・後悔する人はいるの?
  • 自分がコンサルに合っているかどうかの適性を知りたい
  • コンサルに就職・転職して、失敗・後悔する人の特徴
  • コンサルへの就職・転職に際して身に付けるべきマインドセット
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こんな疑問やお悩みにチルbotが答えます。

[st-i class=”fa fa-check”] チルbotについて自己紹介

  • 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・外資戦略コンサル・VCにて勤務、現ニート
  • コロナをきっかけに仕事に忙殺されていた生活を一新、そのライフハックを発信中!

[st-i class=”fa fa-check”] 読者の皆様への前置きメッセージ

読者の皆様から多く頂くメッセージやご質問の1つに「戦略コンサルティングファームのキャリアについてもっと教えて欲しい」というものがあります。

コンサルへの就職・転職を検討されている方に注意頂きたいのは、その選択によって失敗・後悔するパターンも確実に存在するということです。実際にコンサルに在籍していた際、そうした方は半年ほどすると分かりやすいようにいなくなっていっていました。

そこで今回は、実際の在籍経験に基づいて、コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴とその理由を解説したいと思います。ここにしかない情報を可能な限りたくさん盛り込むように心がけました。

この記事を読めば、コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴とその理由がわかるはずです。

コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴とその理由

それでは早速ですが、「コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴」の分析結果は以下の通りです。コンサルへの就職・転職を検討している方は、自分が該当していないかチェックして頂くと良いかと思います。

[st-mybox title=”コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
  1. そもそも決断が遅い
  2. コンサルティングという仕事に興味がない
  3. 出口戦略の意識がない
  4. エリート・勝ち組という幻想がある
  5. 年功序列の意識やプライドがある
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それぞれについて、詳しく説明したいと思います。

①そもそも決断が遅い

コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴、その1つ目は「そもそも決断が遅い」です。こちらは主に「コンサルタント」というキャリアを目指す上での「決断の遅さ」を指しています。

未経験からのコンサル転職は20代〜30代前半まで

転職やキャリアチェンジはいつになっても可能というのが理想ではあるのですが、現実はそうではありません。

30代半ば〜40代以上になるとポテンシャル採用は一切なくなり、転職にあたっては「前職まででの実績」が見られるようになります。つまり、30代半ばまでに積み上げたキャリア実績で、それ以降のキャリアがほぼ全て決まってしまうということです。

これはコンサルについても全く同じで、一般的には未経験からのコンサル転職は20代〜30代前半までが限界です。さらに30代になると、成長速度や体力面では20代には敵わなくなっていきます。知力・体力が落ちる中で地道なリサーチ・資料作成業務に泥臭く取り組み、さらには自分より優秀な若手が次々に入社してくる、相当なプレッシャーを感じる環境になるはずです。

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30代になるとコンサルタントの中でも勝ち組と負け組が出てくる

さらに30代になると、コンサルタントの中でも出世競争による勝ち組と負け組が如実に分かれてきます。早ければ入社から5年以内にマネージャーになる場合もあり、コンサルタントで歩留まりし、自分より年下の世代にどんどん追い抜かされるようになっていくのです。

[st-mybox title=”戦略コンサルティングファームの役職(タイトル)” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#3880ff” bordercolor=”#3880ff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”125″ myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
  • パートナー、プリンシパル(ヴァイスプレジデント、ディレクター)
  • マネジャー、プロジェクトマネジャー(シニアマネジャー、プロジェクトリーダー)
  • アソシエイト、コンサルタント(シニアアナリスト、シニアアソシエイト)
  • アナリスト、ジュニアコンサルタント(スタッフ)
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この傾向はどんどん強まっており、例えばカーニー(A.T.カーニー)では関灘茂氏が最年少である38歳の若さで日本法人代表に就任していたり、急成長スタートアップ・CADDi代表の加藤勇志郎氏は新卒後入社したマッキンゼーで入社2年で「最年少マネージャー」となっています(バケモノですw)。

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コンサルへのキャリアチェンジを決断するなら早めの行動を

以上より、コンサルへのキャリアチェンジ・転職には時間制限が存在します。

可能であれば20代のうちに、遅くとも30代前半で決断するのが望ましく、ダラダラ引き伸ばしていると絶対に上手くいきません。「経営戦略」というハイレベルなディシジョンメイキングに携わるコンサルを目指すのであれば、自分自身のキャリア選択についても迅速な意思決定をするべきだと思います。

②コンサルティングという仕事に興味がない

2つ目は「コンサルティングという仕事に興味がない」です。

コンサルの年収や仕事の規模の大きさ、ハイレベルな環境が取り沙汰される中で、「コンサルティングという仕事」ではなく「コンサルそのもの」に憧れをもって志望する方も多くいらっしゃいます。

さらには「特にやりたいことがなく、潰しが効きそうだから」と「繋ぎ」のような感覚で捉えている方も存在します。

コンサルティングに対する情熱が厳しい環境での支えになる

もちろんきっかけとしては良いとは思うのですが、「コンサルティング」という仕事自体に興味がなく情熱を抱くことができなければ、ハイレベルな環境や激務をポジティブに捉えることはできません。忙しい日々の中で「なぜ自分はこんなことをしているのだろう?」と打ちのめされてしまう方も少なくなく、やはり「コンサルティングという仕事に対する情熱」があってこそ激務を乗り切り成長を遂げることができるのだと私は考えています(よくノブリスオブリージュなどと呼ばれますが)。

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「なぜコンサルティング?」を5回繰り返す

また、そうした方はそもそもコンサルで働く以前に採用面接で落とされる場合が大半です。

「いつか経営者になりたいから」「コンサルは潰しが効きそうだから」などといった志望理由は一瞬で論破されます(特に若手の人は前者のような志望理由が多いのですが、経営者になりたいのであれば戦略コンサルに入るのは遠回りでしかありません)。

「前職で携わっていた事業ドメインに対し、外部から変革に携わりたいから(またそれが有効であるから)」「部分最適な施策の改善に限界を感じ、大元となる経営レイヤーから本質的な企業価値向上に携わりたいから」など、「コンサルティング」という仕事を通じて実現したいことがあってこそ、コンサルタントを目指すべきなのだと私は考えています。

コンサルへの就職・転職を考えている方は、「なぜコンサルティングファームを目指すのか?」という質問に対して「なぜ?」を5回繰り返して考えて見てください。実際に面接でほぼ100%聞かれる内容ですし、自分自身のキャリア・人生観を一考するきっかけになるはずです。

③出口戦略の意識がない

コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴、3つ目は「出口戦略の意識がない」です。

平均在籍期間が3〜4年程度のコンサルティングファームは、基本的に「出口戦略(コンサルティングファームの後にどのようなキャリアを歩むかということ)」ありきで入るべき場所となります。

そもそも「自分のキャリア・人生の中でコンサルをどう位置付けるか?」という目的意識がなければ、採用面接で落とされますし、入社後も仕事に忙殺される中で中途半端なキャリアになってしまいます。

もちろんコンサルで得られる人脈やネットワーク、結果としてのキャリアの広がりは非常に大きいため、なかなか事前にキャリアを予見しきることはできないですし、それが正しいとも思いません。

そのため「まずはコンサルに入ってみて、次のキャリアはその後に考える」というのは決して誤りではありませんが、「とりあえずコンサルに入れば大丈夫だろう」という思考停止は絶対に危険です。

④エリート・勝ち組という幻想がある

そして4つ目は「エリート・勝ち組という幻想がある」です。

コンサル・戦略コンサルについては、「エリート」「難関」「高級取り」と世間でもてはやされることも多いため、「自分は果てしなく優秀なのでは・・・」という勘違いをしてしまう方も多いですし、同年代よりも比較的高い給与や規模の大きなプロジェクトがそれを助長します。

実際に上記のような内容は事実ではあるのでそう思うこと自体は完全に間違いではありません。ただ、それをモチベーションにしてしまうと以下のような問題が生じるのです。

厳しい環境を乗り切るモチベーションとしては不十分

前述した通り、コンサルティングファームはハイレベルで厳しい環境です。

「エリート」「難関」「高級取り」といった程度の自尊心やプライドではすぐにへし折られてしまいます。そうして飲み会や買い物などに逃げ道を作ってストレスを発散するようになり、結果パフォーマンスもどんどん落ちる悪循環が続くというのは、コンサルに限らずIBDなどにも通ずる転落の典型例だったりします。

コンサルティングファーム内で上位互換を見せつけられる

さらには、「エリート」「難関」「高級取り」などといった受験の延長のようなことをよりどころにしていると、ハイレベルなコンサルティングファーム内で圧倒的な上位互換の存在に鼻をへし折られるというパターンも存在します。

これは学校の優等生が進学校に入学して鼻をへし折られるのと全く同じで、全国のトップ層が集まるコンサルティングファームにおいては、単純な知力や経歴などでは自分の上位互換はいくらでも存在するということです。

⑤年功序列の意識やプライドがある

コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴、最後の5つ目は「年功序列の意識やプライドがある」です。これは1つ目の「そもそも決断が遅い」にも密接に関わる内容となります。

そもそもコンサルティングファームにおいては年功序列は一切ありません。結果として、新卒入社したコンサルタントが20代後半でマネージャーになり、自分より年上での30代以降の転職組をマネージするということはざらにあります(前述した現在CADDi代表の加藤勇志郎氏は、恐らく24歳でマッキンゼーのマネージャーになっているはずです)。

年功序列の意識やプライドが高いこともある日系大企業からの転職者は、そもそもこうした環境にフラストレーションを感じ、結果パフォーマンスが発揮できないことも多いです。これからの世の中、年齢や性別、学歴による差別意識やプライドは本当に邪魔なものでしかないので捨て去ってしまいましょう(海外の職場で年齢について聞くとそれだけでハラスメントになったりもします)。

一方で、BCGやマッキンゼーなどのトップファームは年齢についてそもそも話す文化がなかったりもします。その情報には何もバリューがないからというのが理由になりますが、本当にその通りでしかないですし、非常に居心地がよい環境だったなと今でも思います。

まとめ

以上、実際の経験に基づいた「コンサルに転職して失敗・後悔する人の特徴」を説明させていただきました。再掲すると以下の通りになります。

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  1. そもそも決断が遅い
  2. コンサルティングという仕事に興味がない
  3. 出口戦略の意識がない
  4. エリート・勝ち組という幻想がある
  5. 年功序列の意識やプライドがある
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コンサルティングファームへの就職・転職を検討されている方には、今一度チェックしていただきたいですし、以下で紹介しているようなツールを用いてしっかりとキャリアに対する解像度を高めたり、他の可能性も模索するべきだと思います。

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