戦略コンサルへの就職・転職・ケース面接対策におすすめの本15選

戦略コンサルについて
  • 就職・転職活動をしているが戦略コンサルが気になっている
  • ケース面接の対策を行いたい
  • 戦略コンサルとは何かわかる本を知りたい
  • 戦略コンサルへの就職・転職の方法を知りたい

こんな疑問やお悩みに答えます。

この記事でわかること

  • 戦略コンサルへの就職・転職に役立つ書籍15選
  • 戦略コンサルへの就職・転職の準備の仕方
  • ケース面接の対策の仕方


この記事を書いている人:チルbot

  • 東大・海外大を卒業後、外資メーカー・(広告代理店)・外資戦略コンサル・VCにて勤務


読者の皆様への前置きメッセージ

読者の皆様から多く頂くメッセージやご質問の1つに「就職・転職などのキャリアについてもっと教えて欲しい」というものがあります。

特に戦略コンサルティングファームは選考プロセスが特殊かつ情報も少ないこともあり、気になっている・不安に思っている方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、ケース面接の対策や、意外と知られていない戦略コンサルティングファームの歴史や沿革など、目的別の推奨書籍を厳選して15冊ピックアップしました。

この記事を読めば、戦略コンサルティングファームへの就職・転職で活用するべき書籍がわかります。

戦略コンサルへの就職・転職・ケース面接対策におすすめの本

それでは早速、戦略コンサルへの就職・転職・ケース面接対策におすすめの本15選は以下の通りです。

それぞれの本がどのような方におすすめか、その内容と共に見ていきましょう。

戦略コンサルティングファームの業務が理解できる本

まずは「戦略コンサルティングファームとはなんぞや?」という問いに対する答えを学ぶことができる本を紹介したいと思います。「基礎となるフレームを学べる本」「実例を交えて学べる本」の2種類に分けてご紹介させてください。

基礎となるフレームを学べる本

まずは「戦略コンサルタントがどのように価値を発揮するか」という基礎となるフレームについて学ぶことができる本をいくつかご紹介します。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

「課題とその解決法を定義する」という戦略コンサルの本質を教えてくれる本ですが、戦略コンサルの志望に関わらず学生・社会人の方でこの本を読んだことがない人は、必ず今すぐに読んだ方がいいです。あらゆる仕事・勉強に通ずる方法論を極めて洗練された表現で分かりやすく伝えてくれます。

MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。

内容(「BOOK」データベースより)

著者は、マッキンゼーに入社後、イェール大学へ留学し脳科学を研究。その後マッキンゼーに復帰して主にマーケティング領域で活躍し、現在はヤフージャパンでCSOを務める安宅和人さんです。「シン・ニホン」などもベストセラーとして有名ですね。

そして、戦略コンサルを志望されている方は以下の安宅さんのブログを読んでおくようにしましょう。きっと熟考するきっかけになると思いますので(笑)。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

企業参謀

企業戦略について、戦略の立て方・問題解決の方法から、具体的なフレームワーク(製品のマーケティング分析など)などを460ページに渡って詳述しています。私は社会人2年目の時に読み、心が折れかけたのを覚えています。外資コンサルへの就職・転職時にここまで読んでおくべきか、というと必ずしも必要ないとは思いますが、読破しさえすれば入社後に必ず役に立つ内容かと思います。

著者は、言わずと知れた元マッキンゼー日本支社長・大前研一氏。初版が発売されたのは1976年、大前氏が30歳の時です。30歳でこの内容を書き上げたというのはあまりにも驚異的です。

企業参謀 2014年新装版 Kenichi Ohmae business strategist series (大前研一books>Kenichi Ohmae business strategist series(NextPublishing))

実例を交えて学べる本

基礎となるフレームを学んだ後は「それらのフレームをどのように用いるのか」を実例を踏まえて学び、イメージを膨らませてゆきましょう。

ストーリーとしての競争戦略 Hitotsubashi Business Review Books

戦略コンサルの研究や面接対策をしていると「ロジカルシンキングやフレームワークさえあればなんでもできる!」という全能感に陥ってしまいがちですが(ジュニアにもありがちですし、私もそうでした)、それだけでは課題は決して解決しないということを「ストーリーとしての競争戦略」は教えてくれます。

ロジカルシンキングを実践する上では「ストーリー」こそが重要なのだ、

戦略論の本の中では極めて優れたものであると考えています。コンサル志望者だけでなく、経営企画室にいらっしゃる方にもお勧めです。

著者は一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木健氏です。私は会社の研修で楠木氏の講義を受けたこともあるのですが、

ストーリーとしての競争戦略 Hitotsubashi Business Review Books

一橋MBA戦略ケースブック

フレームを学んだ後は、それが実際にどのような形で用いられるのか実例を交えて見てゆきましょう。「一橋MBA戦略ケースブック」はそうした実践に最適の書籍で、マーケティングの4P’s、STP、プロダクト・マップ、コーホート分析、シックス・フォーゼス・モデルなどをどのように用いれば良いか、自分自身で思考しながら学ぶことができます。

序 章 戦略思考力の高度化をめざして

第1章 エコシステム全体をとらえるマーケティング戦略

第2章 縮小市場における成長セグメントの取り込み  

第3章 顧客のトレンドの変化と市場動向

第4章 造船業界における市場地位別の競争戦略分析

第5章 ネット通販の普及による利益ポテンシャルの変化

第6章 コンビニエンスストア業界の二極化要因

一橋MBA戦略ケースブックより

著者は一橋大学大学院商学研究科教授/国立大学法人一橋大学理事・副学長の沼上幹氏です。

一橋MBA戦略ケースブック

戦略コンサルティングファームの歴史・組織が理解できる本

続いて、意外と知られていない戦略コンサルティングファームの歴史・組織について理解できる本をご紹介します。特にビジネスフレームワークや組織論は時代ごとの経営課題や戦略コンサルタントの役割と背中合わせですので、歴史・組織を知ることで表面的ではない深い理解ができると思います。(経験曲線というフレームを知っているだけでは意味がありません)

経営戦略原論

様々なフレームワークの名前を知っていたとしても、それが誕生した背景について知っている方は非常に少ないのではないでしょうか。「経営戦略原論」は、経営戦略とその参謀として立ち回る戦略コンサルティングファーム、彼らが生み出してきた戦略フレームワークの歴史を詳細に解説してくれます。

そもそもBCGが提唱した経験曲線・ポーターが示したファイブ・フォースなどのフレームワークは、それが誕生した時代における企業の経営課題を如実に反映しています。時代ごとに企業と経営者がどのような課題に面し、それに対応して戦略フレームワークが構築されたかを理解することで、表面的な理解にとどまらず、フレームワークの正しい使い方を理解することができるのです。

著者は、マッキンゼー・アンド・カンパニーの日本・ドイツで経営支援に携わったのち、オックスフォード大学で経営学の博士号を取得した琴坂将氏です。

経営戦略原論

採用基準

イシューからはじめよ」と並び、あらゆる学生・ビジネスパーソンに推薦したい名著が「採用基準」です。戦略コンサルティングファーム(特にマッキンゼー)が真に求めている能力とその背景について、グローバル化や働き方まで発展させて学ぶことができます。

地頭のよさや論理的思考力が求められると勘違いされがちな戦略コンサルティングファームですが、実はマッキンゼーが最も重視しているものはリーダーシップです。本の中では「リーダーシップとは何か?」という問いが繰り返され、自身のキャリアや日々の働き方についても見つめ直すきっかけになると思います。

著者は伊賀泰代、マッキンゼーに17年間在籍し、そのうち12年間人材育成マネージャー、採用マネージャーとして新人コンサルタントの採用と育成に携わった人材領域のプロフェッショナルです。

採用基準

戦略コンサルティングファームのケース面接対策ができる本

戦略コンサルティングファームの選考における代名詞とも呼べる「フェルミ推定」「ケース面接」を始めとした、戦略コンサルの選考対策を行うことができる書籍を6冊ご紹介したいと思います。

コーポレートファイナンス 戦略と実践

ケース面接のうち、特にビジネスケース問題では、そもそも最低限のアカウンティングの知識がなければ対処できないようなものも存在します。こうしたアカウンティング、その先のファイナンスについて(ファイナンス関連の書籍を30冊以上購入した私が知る限り)最も分かりやすく教えてくれるのが「コーポレートファイナンス 戦略と実践」です。

細かい枝葉の論点に別れて全体像が掴みにくいアカウンティング・ファイナンスですが、そうした複雑な概念をBSベースの1枚の絵で構造的にまとめた上でスタートするので、圧倒的に全体像が分かりやすいです。PL・BS・CFといった基礎知識からROA・ROICなどによる比較、WACC・DCF・マルチプルといったファイナンスの内容、そしてM&AやIRの実例まで網羅的に教えてくれます。

アカウンティング・ファイナンスの勉強法については以下により詳しくまとめてあります。

著者は、リーマン・ブラザーズ証券、UBS証券にて投資銀行業務に従事後、企業・ベンチャーキャピタルでの勤務、大学教授など様々なフィールドで活躍されている保田隆明氏です。

コーポレートファイナンス 戦略と実践

地頭力を鍛える

戦略コンサルの面接における代名詞ともされる「フェルミ推定」。何故そのような選考方法を取るかという背景から、「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」「日本全国に電柱は何本あるか?」「世界中で1日に食べられるピザは何枚か?」といった有名問題へのアプローチまでを教えてくれる本が「地頭力を鍛える」です。

地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」考える三つの思考力である。この三つの思考力は訓練によって鍛えることができるものであり、地頭力を鍛えるための強力なツールとなるのが「フェルミ推定」である。

内容(「BOOK」データベースより)

最近では戦略コンサルティングファーム以外でも用いられることが多いフェルミ推定・ケース面接ですが、非常に平易な言葉で分かりやすく教えてくれるため、対策の第一歩として最適な一冊だと思います。私もエージェントから最初に渡されたのはこの本でした。

著者はアーンスト&ヤング・コンサルティングでコンサルタントを努めた細谷功氏。細谷さんの本はどれも抽象度が高く面白いので是非読んでみてください。お勧めは「具体と抽象」です。

地頭力を鍛える

過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題

ケース面接の基礎になるフェルミ推定を学んだら、どんどん実践に取り組みましょう。「過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題」では、「フェルミ推定系問題」「ビジネスケース系問題」を合わせて20題用意し、その模範解答を合わせて解説してくれるので豊富な練習が可能です。ちなみに現在の戦略コンサル面接では、ビジネスケース系問題の方が主になっています。

外資系コンサル会社で実際に出題されている地頭力を問う面接問題とその模範解答例を紹介する。地頭力を鍛えたいビジネスパーソン、学生におすすめの一冊。

Amazonより

「ある温泉地域の老舗旅館でこのところ宿泊客が減っています。どういう原因が考えられるか論理立てて整理をし、検証するために調べるべきことを簡単にリストアップしてください。」「おしぼり会社の社長からおしぼりの売上げを伸ばしたいと相談されました。どのようにするのがいいでしょうか?」といったビジネスケース系問題はコツが必要なので、たっぷり練習しましょう。

著者はアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)出身の大石哲之氏です。

過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題

戦略コンサルティング・ファームの面接試験――難関突破のための傾向と対策

地頭力を鍛える」「過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題」はあくまでフェルミ推定・ケース面接の対策書籍でしたが、戦略コンサルティングファームの面接そのものの対策について網羅的に解説してくれるのが「戦略コンサルティング・ファームの面接試験――難関突破のための傾向と対策」です。

第一部はコンサルティングファームの面接概要及び思考フレームワークの解説、第2部はケーススタディーと回答例という構成になっており、戦略コンサルティングファームの選考対策の全体像を掴むこともできます。さらに第2部のケース面接対策はとにかく問題数が豊富なので、「もっとケース面接の練習をしたい!」という方におすすめです。

著者は20年間ハーバード大学の就職課に勤務し、大勢の学生をトップファームに送り込んできたコゼンティーノ・マーク氏です。現在は、海外で有名なケース問題サイト・CaseQustions.comのCEOを務めるとともに、全米の学生に対してケース対策ワークショップを行っています。

マッキンゼーやBCGなどの戦略コンサルティング・ファームへの就職や転職を志す学生やビジネスマンから圧倒的支持を受け、版を重ねてきた就職指南書の決定版。面接試験で気をつけるべき注意事項はもちろんのこと、面接で最も重視されるビジネス・ケースの問答集が豊富に盛り込まれ、万全の体制で試験に臨むことができる。

戦略コンサルティング・ファームの面接試験――難関突破のための傾向と対策

ロジカル・シンキング Best Solutions

私が外資コンサルへの転職を考えていた際に、エージェントから進められた本でもありました。

MECE・So What ?/ Why so?・並列型 / 解説型などロジカルシンキングの基礎を丁寧に教えてくれます。ある程度勉強している方には物足りないかもしれませんが、就活生や若手ビジネスパーソンにお勧めの1冊です。

体系立った、しかもシンプルで実践的なロジカル・コミュニケーションの技術を解説。2つの「論理的に思考を整理する技術」と2つの「論理的に構成する技術」。この4つの技術をマスターすれば、論理的な説明ができる。

内容(「MARC」データベースより)

著者はマッキンゼーでコミュニケーション・スペシャリストとしてビジネスドキュメントの論理構成などを担当した照屋華子氏・岡田恵子氏です。

ロジカル・シンキング Best solution

Hacking the Case Interview: Your Shortcut Guide to Mastering Consulting Interviews

恐らく日本人でこの本を知っている方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。対策に取り組むこと自体が好きだった私が、上記のような本を全てやり切ってしまった後に出会ったのがHacking the Case Interview: Your Shortcut Guide to Mastering Consulting Interviewsです。

「習うより慣れろ」というスタイルで例題に取り組ませる他の本と比べ、Hacking the Case Interview: Your Shortcut Guide to Mastering Consulting Interviewsはケース面接の問題を類型化し、時間の使い方やコミュニケーションの仕方などを全てパターン化・公式化してくれています。そのため、この本の内容を頭に入れておけばどんな面接でも安心して望むことができるはずです。

著者はベイン・アンド・カンパニーでコンサルタントを努めていたTaylor Warfield氏です。

Hacking the Case Interview: Your Shortcut Guide to Mastering Consulting Interviews

視座を上げる本

最近は「潰しが効く」キャリアとして見られることもある戦略コンサルティングファームですが、経営層の持つ課題を定義して解決策を提示し、企業価値の向上に寄与するという非常に高い視座が求められる仕事です。

ただケース面接の対策を行うだけでは、面接で繰り返される「なぜ戦略コンサルタントを志望するのか?」という問いに答えることはできません。以下の本を読めば、戦略コンサルタントとして持つべきマインドセットや矜恃を知ることができるのではないかと思います。

社長の条件

戦略コンサルティングファームのクライアントとなるのは日本や世界を代表する大企業である場合が主ですが、そうした大企業の経営者が何を考えているか、そのアドバイザリーであるコンサルタントがどのような役割を果たすべきか考えさせてくれるのが「社長の条件」です。

経団連会長、初の著作にて大胆提言!「社長とは何か?」「これからの時代に求められる社長の資質とは?」デジタルトランスフォメーションや地政学的変化など、大変革の時代を乗り越えるには、いままでのような社長選びでは難しい。これからは「社長の定義」が変わる、ガバナンスと後継者選びが変わる――そして、就活が変わる、キャリアが変わる、教育が変わる。

Amazonより

BCG・産業再生機構を経て経営共創基盤(IGPI)CEOを務める富山和彦氏と、日立製作所CEO・経団連会長を務める中西宏明氏らを始めとしたグローバル企業トップとの対談形式で送られます。背筋がぴんと延ばされる名著ですので、戦略コンサルティングファームの志望いかんに関わらずお勧めです。

社長の条件 (文春e-book)

プロフェッショナル経営参謀 (日本経済新聞出版)

課題をロジカルに定義し、華麗な戦略を披露する。華やかなイメージをもたれることもある戦略コンサルティングファームですが、その実態は「極めて泥臭いもの」であり、それこそが価値を生むのだという戦略コンサルの本質を教えてくれるのが「プロフェッショナル経営参謀」です。

経営層と向き合う中で、ただ戦略を提示しても人は動かない。提示した戦略を実現するため、どのように意思決定者を正しく動かすかというリアルな処世術が描かれており、戦略コンサルティングファームの仕事の実態を知りたい方にお勧めです。恐らく現職のコンサルタントに喝を入れるために書かれた本でもあるでしょう。

先の読めない「ポスト・コロナ」の時代こそ、参謀の出番だ!BCG日本代表が贈る、次世代リーダーへのメッセージ。未来がまったく予測できない今、経営トップも意思決定の難しさに頭を悩ませている。そんなトップに対して、違う視点からの問題提起を行い、議論を活性化させ、時には周囲と衝突しがらも、より質の高い意思決定へと導いていくのが、いま求められている「経営参謀」の仕事だ。戦略コンサルファームとして数多くの企業の意思決定を支えてきたボストン コンサルティング グループ(BCG)の日本代表が、経営参謀の果たすべき役割を分析し、明らかにしたのが本書である。

Amazonより

著者はBCG日本代表の杉田浩章氏です。著作である『リクルートの すごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド (日本経済新聞出版)』もお勧めです。

プロフェッショナル経営参謀 (日本経済新聞出版)

戦略コンサルティングファームの在籍者のキャリアが分かる本

戦略コンサルティングファームは、平均在籍年数が3〜5年程度となっており「出口戦略ありきのキャリア」とも呼ばれます。戦略コンサルを踏み台に、どのようなキャリアビジョンを描きたいのかを明確にしておかなければいけないということです。戦略コンサルティングファームを卒業後、エキサイティングなキャリアを歩んでいる方の本をご紹介したいと思います。

不格好経営

大学卒業後、マッキンゼーに入社し、ハーバード・ビジネススクールでMBA取得、マッキンゼーのパートナーに収入したのち、DeNAを創業した南場智子氏の自伝です。読み物として本当に面白く、起業家の自伝で選ぶとしたら「不格好経営」と「起業家 (幻冬舎文庫)」の2冊を挙げると思います。

チームDeNAは、なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても、と思うような失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉としてDeNAの強さに結びつけていった。とてもまっすぐで、一生懸命で、馬力と学習能力に富む素人集団だった。創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏。

内容(「BOOK」データベースより)

コンサルティングファームというとどうしても堅いイメージを抱きがちですが、難波さんの底抜けに明るい語り口からは「マッキンゼー」という存在すら小さく感じられてしまいます。就活や転職で志望していたり、または現職で勤務しているとどうしても近視眼的になりがちですが、「戦略コンサルティングファーム」を相対的に捉えたい時にお勧めの本です。

また「コンサルティング」と「自社事業の運営」の違いが、マッキンゼー在籍時とDeNA創業時の比較から巧みに描かれており、このあたりは非常に参考になるかと思います。

不格好経営 (日本経済新聞出版)

まとめ

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